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「Unity5」シリーズ最後のバージョンとなる「Unity5.6」をリリース

3月31日 配信

 ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、3月31日に、ゲームやアプリケーション開発のためのソフトウェア「Unity5」の最後のバージョンとなる「Unity5.6」の配信を開始した。

 「Unity」は、パワフルなグラフィックスエンジンと高機能なエディターで、ゲームやアプリを作成し、モバイル端末やホームエンターテイメントシステムさらにPCや組み込み機器などのマルチプラットフォームに対応させることができるソフトウェア。

 今回配信された「Unity5.6」は「Unity5」の最後のバージョンとなるもので、グラフィックスのパフォーマンスや大幅なライティングの改善が行なわれているほか、新しいビデオプレーヤーで、4K動画再生のサポートを行ない、360度動画のVRエクスペリエンスが可能になっている。ほかにも、Facebook GameroomやGoogle Daydream、さらにNintendo Switchなど、新しいプラットフォームのサポートも追加されている。

 なお、修正パッチは「Unity5.6」配信後、12カ月間提供される予定になっている。

「Unity5.6」の主な新機能の紹介

・プログレッシブライトマッパーのプレビューとライトモード
・ナビゲーションメッシュ(NavMesh)システムでは、経路探索とAI機能が改善
・GPUインスタンシングの改善とコンピュートシェーダー
・新しい2Dツールと、2D物理演算の改善と新機能
・VulkanサポートとWebAssemblyの実験的なサポート
・アニメーションシステムとUIコンポーネントのデバッグとインターフェースの改善
・パーティクルシステムのアップデートとパフォーマンスの改善
・新しいポストプロセススタック
・物理演算のデバッグを可視化し、貫通状態から戻る物理演算をカスタマイズできる機能を公開
・新しいビデオプレーヤーで4K動画再生と360度動画が可能になる
・Unity Collaborate(ベータ版)にオプションを追加
・TexMesh Pro無料化(Unityにネイティブ統合される予定)
・サポートするプラットフォームの追加:Facebook Gameroom、Google Daydream、Google Cardboard、Nintendo Switch