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「NieR: Automata」ステージにスクエニ斎藤Pと、声優の石川由依さんが登壇
石川さんが超絶アクションで観客を魅了!? 遊園地や森の国など未公開エリアを初披露
2017年1月24日 00:19
日本で2017年2月の発売が予定されているスクウェア・エニックスのPS4用アクションRPG「NieR: Automata(ニーアオートマタ)」。アクションゲームの名手であるプラチナゲームズが開発を担当し、プロデューサーとディレクターにはスクウェア・エニックスの齊藤陽介氏、ヨコオタロウ氏のお馴染みの布陣で制作が進められている。12月22日には、本作のアクションを存分に試せる待望の体験版も公開され、すっかり遊び尽くし、発売を待ち望んでいる「NieR」ファンも多いのではないだろうか。
Taipei Game Show 2017では、SIETブースにおいて「NieR: Automata」のステージイベントが開催された、ゲストにはプロデューサーの齊藤氏に加え、主人公の2Bの声を担当する声優の石川由依さんが登場。週末の開催で、かつ人気声優の渡台ということで、SIETブースは身動きが取れないぐらいの混雑となった。
万雷の拍手で迎えられた斎藤氏が「台湾は久々だが、こんなに多くの方がいらっしゃるとは思ってなかったのでビックリ」と語ると、石川さんは会場の熱気にやや気圧された様子で、「多くの方にちゃんとゲームの魅力を伝えていかないといけないと思いました」と語った。
デモに入る前に、斎藤氏は、「NieR: Automata」の繁体中文版の制作に着手したことを発表。これには会場から盛大な拍手が送られたが、作り始めたばかりで、2月の日本語版発売のタイミングぐらいに繁体中文版の体験版を公開するぐらいのスケジュールで考えているということで、製品版は2017年春発売予定と発表された。
デモンストレーションは体験版が使われ、操作するのは斎藤氏ではなく、なんと石川さん。難易度はベリーハード、ではなくイージーモードということで、「初心者代表として頑張ります」とコメント。「NieR: Automata」のイージーモードは、単に難易度が下げられたモードではなく、「オートモード」が利用できるようになる。これはイージーモードを選択した時のみ解放されるモードで、このモードでは攻撃を自動で行なってくれる。
石川さんは、デモが始まると手慣れた操作で華麗に敵を撃破していった。場内からは「上手い!」との声が次々に上がったが、「上手と言っていただいて恐縮ですが、カメラ操作と移動しかやっていません(笑)」と告白。斎藤氏は、「本当にゲームをやらない人はオートモードで遊んで、慣れてきたらイージーモードから切り替えて遊ぶといいと思う」とアドバイスした。
ちなみに石川さんが声をあてている2Bは、アンドロイドであり、感情を出すことを抑制されている。キャラクターは可愛らしいが、石川さんはアテレコで何度も感情を出さないように指摘されながら収録を進めていったという。
斎藤氏によれば、著名イラストレーターの吉田明彦氏が生み出した2Bは、まだゲームが発売されていないにも関わらず人気キャラクターとなっており、すでに多くのファンアートが生まれているのは嬉しいと語り、人気が先行しているキャラクターになっていることを打ち明けてくれた。
その後、台湾のゲームファンのために用意したという開発中のビルドを使ったデモを実施した。このデモでは、敵が配置されていない無限の荒野をひた走り、マンホールから地下に入ったり、鉄塔に登るなどして、様々な風景を見せてくれた。斎藤氏は「見せちゃいけないところは見せていないよな」とおっかなびっくりな様子で、遊園地や森の国など、かなり作り込まれたランドマークを見せてくれた。その模様は動画に収録しているので、内容についてはそちらを参照いただきたい。