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フジテレビ、ドキュメンタリー番組「ポケモンGOが変えた世界」を放送決定

人間と最新テクノロジーの新たな関わり方に密着

12月19日 放送予定

 フジテレビは、ドキュメンタリー番組「ポケモンGOが変えた世界」を制作し、12月19日0時45分から1時45分まで放送する。

 「ポケモンGO(Pokemon GO)」は、ナイアンティックのAndroid/iOS用位置情報ゲーム。日本では、7月22日に配信開始された。この番組は、今年世界的にヒットした「ポケモンGO」によって、世界が熱狂する様子を記録したドキュメンタリー。「ポケモンGO」開発現場の舞台裏も収録されている。

 番組では、病のために自宅で引きこもりがちだったアメリカ・ノースキャロライナ州の少年が、携帯端末技術をきっかけとして家族との絆を深め再生してゆく姿や、東日本大震災の被災地でゲームを通じて復興に取り組む様子などに密着。人間と最新テクノロジーの新たな関わり方を映し出している。

 また、今回世界で初めてアメリカ・サンフランシスコにあるゲーム開発の最前線にカメラが入り、「人々が外に出かけるきっかけを作りたい」という思いを持った開発者たちによる、ゲーム開発の舞台裏も映像に納められている。

 さらに、この番組は日本のみならず、世界各国での放送も目指しており、日本語版と同時進行で英語版も制作されている。すでに欧州を中心に世界60カ国での放送が決定している。番組出演者は、ナイアンティックのCEOであるジョン・ハンケ氏ほか。

【プロデューサー・濱潤氏(フジテレビ情報番組開発センター)のコメント】

 “世界を変えるために”「ポケモンGO」開発の目的をこう語るのは、ゲームのローンチ以来、初めてテレビの取材を受けた開発者のジョン・ハンケ氏。我々番組スタッフはこの言葉にとても感銘を受けました。世界中で6億人以上が外に出てスマホを片手にゲームを楽しんでいる「ポケモンGO」。

 取材を進めた我々が驚いたのは、このゲームによってコミュニケーション障害をもつ引きこもりがちな少年が外出して友達を作り、老人ホームの高齢者が笑顔を取り戻し、震災の被災地に観光客が戻り地域経済が潤う、というまさに現実世界が変わっていく様子。

 番組では現在進行中の新サービス開発の現場を世界で初めて撮影に成功、ポケモンを生んだ国、日本人スタッフと世界最高のIT技術持つ国、アメリカ人スタッフのコラボが無ければ生まれなかった今年世界最大のヒット商品の開発舞台裏を紹介します。また単なるゲームを超えて“世界を変えていく”「ポケモンGO」の本質とそのすごさに迫っていきます。

【番組の一場面】
7月5日、「ポケモンGO」が世界で初めてローンチする瞬間、スタートボタンを押すスタッフ
コミュニケーション障害で引きこもっていた少年(向かって左側)は「ポケモンGO」をプレイする事で外出して友達を作るようになった