ニュース

【セガフェス】「SOUL REVERSE」スペシャルステージを開催

いよいよ明日から配信開始! アーケード版のスクリーンショットも公開

11月18日~19日 開催

会場:ベルサール秋葉原(地下1階、1階、2階)

11月21日から配信スタート!

右から声優の高橋李依さん、山下七海さん、プロデューサーの平井徳一氏

 東京・秋葉原で行なわれた「セガフェス」のステージイベントとして、「『SOUL REVERSE』スペシャルステージが開催された。これには「SOUL REVERSE ZERO」のプロデューサーである平井徳一氏と、ルーチェ役の山下七海さん、メルメル役の高橋李依さんが登場した。

 「SOUL REVERSE ZERO」は、「セガのAM2研が本気で作った“異世界ファンタジー系超リッチRPG」と平井氏。ストーリーとしては、主人公とヒロインのルーチェとの運命的な出会いから物語がスタートする。「“ゼロ”を“破滅”とイメージしているが、2人の始まりの物語。ゼロには始まりという意味もあるので、それを込めて“ゼロ”となっている」(平井氏)。

この物語の主人公「アレン」
ヒロインのルーチェ
メルメルとアレン、ルーチェ

 本作については、50人以上の声優が参加しているという。2人がなぜそれぞれの役を担当することになったかという質問に、平井氏は「イメージ通りの2人だった。ルーチェのほわっとした感じと、芯の強い感じが声やたたずまいから出ている山下さんなのでよかったと思います。マスコットのメルメルは物語の中のアクセントで、難しい役だと思いますが。それをやれるのは高橋さんしかいないだろう、ということで選んだ」と語る。

 また、メインのイラストレーターを担当したクリスティアン・ペニャスさんについては「開発時からイメージボードをいっぱい描いてもらいましたが、ゲームの世界観を作るのに欠かせないイラストをいっぱい描いてもらったので、完璧にこの世界を作ってもらった」と語る平井氏。

 本作の重要なモチーフである「レリクス」だが、これは異世界に続く扉のこと。各地にあるレリクスに仕える巫女の1人がルーチェだ。このため、英霊を呼ぶ力を持っている。しかし力が弱まってきてしまうルーチェだが、町を救うために英霊を呼び出すところから物語はスタートする。

 そして記録の従者である侵略者たち。世界のすべてを記録しようという考えで襲いに来る。その中、ルーチェの親友のミディアが魔の手に落ち、異形になって町を襲ってくる。なお、こうしたストーリーはフルボイスで展開される。

 キャラクターだが、平井氏によると「場面場面をしっかりと伝えたいと思ったので、絵をいっぱい描いた」とのこと。「画面からも声からも、物語がしっかりと伝わるようにできた」(平井氏)。

 そしてゲームを彩る英霊たち。あらゆる時代のいろいろな国々から英霊が登場し「SOUL REVERSE ZERO」の中でバトルを繰り広げる。

「レリクス」から始まるストーリー
本作に登場する侵略者
ストーリーはフルボイスでお届け
そして英霊たち。左からアーサー王、織田信長、クレオパトラ
山下さんと高橋さんが、それぞれの役になりきってお互いを紹介するコーナーも

イラストレーターのクリスティアン・ペニャスさんも登場

 ここでもう1人のゲストとして、イラストを担当したペニャスさんが登場。ペニャスさんはここで、ステージ上でイラスト作成をすることに。ちなみにペニャスさんは28歳のスペイン人。来日して5年ほど経つそうだ。

 「普段はPCで描いているので、アナログなやり方に慣れてない。子どもの時は鉛筆で書いたけど」と語るペニャスさん。日本語は本を読んで覚えたのだそう。「子どもの時にテレビで見たアニメは全部日本から来ていた。なのでこの国に行ってみたいと思った」(ペニャスさん)。なお、好きな食べ物は唐揚げとのこと。「スペインの食べ物は好きじゃない(笑)」。

イラストを担当したペニャスさん
生イラスト作成にチャレンジ。まずは鉛筆で輪郭を描いていく
メルメルと次第に出来上がっていく
そしてペン入れをして完成

 絵が完成したあと、Production I.Gが作ったオープニングアニメも初公開された。見終わると来場者一同歓声を上げる。「期待しか生まれないというか、湖のシーンとかがすごくきれい」と高橋さん。「ルーチェもメルメルの横に座ってかわいかった」と語る。

 ここで、山下さんと高橋さん、ペニャスさんの3人でデモプレイを行なうことに。3人でマッチングするマルチモードをプレイした。「スマホゲームは結構やる」とペニャスさん。高橋さんがアタッカー、山下さんがディフェンダー、ペニャスさんがヒーラーを担当する。「勝ちたい勝ちたい」と山下さん。ゲーム自体はタップするだけで進めることができる。必殺技は1バトル中に1回だけ使用することができる。

 必殺技を出しながら順々に敵を殲滅していく3人。最後はボスとの戦い。なかなか手強かったが無事完勝し、クエストをクリアした。

 プレイした感想を聞かれて山下さんは「絵が動くので見るところが画面の中にたくさんあるんですが、操作がすごくシンプルなのでスピード感よく遊ぶことができました」とコメント。高橋さんは「パーティの中にめっちゃ弱い子がいて。帽子かぶった子だったんですが(注:メルメルのこと)。あの子の使い方を極めたいというか、強いパーティを作りたいと思います」と語る。「自分が描いたキャラがゲームの中で動いていてすごいと思った」とペニャスさん。

3人での協力プレイを実施
「行けっ!」と高橋さん
必殺技を発動!
敵の殲滅に成功
ボスとの戦いへ
そしてクエストクリア

 本作については、事前登録者が45万人を超したそうだ。このため、事前登録者に1枚「SRエウロペ」がプレゼントされることとなっていたが、さらにもう1枚プレゼントされることに。ガチャも12回分用意される。11月20日の23時59分まで登録が可能だが「もう少し登録者がいたら何かをあげられるかもしれない」と平井氏。

アーケード版のスクリーンショットを初公開

「アーケード版とシリーズのプロデューサーである三上岳彦氏

 そして次に、まだ内容が公開されていないアーケード版の「SOUL REVERSE」についての紹介コーナーに移る。こちらでもルーチェ役を務めるのは山下さんだ。そしてアーケード版と本シリーズのプロデューサーを務める三上岳彦氏も参加してのトークセッションとなった。

 三上氏はアーケード版の「ボーダーブレイク」の生みの親だが、「2年前この場で、『ボーダーブレイク』の全国大会をやって。そこで『次に新しいゲームを作るから卒業させてもらうよ』と言ったのがここ。まさか復帰が同じ場所になるとは」と語る。「うちのタイトルは今まで、アーケード版がヒットするとスマホ版に移植したり、その逆だったりというパターンが多かったが、最初から腹をくくって、スマホ版とアーケード版をいっぺんに作らせてくれと。リッチなタイトルを作りたいということで」(三上氏)。ちなみに平井氏とは「シェンムー」を担当した先輩と後輩という関係だとのこと。

 ただ、ゲームの内容を公開するのはまだ先とのことで、オープニングムービーとスクリーンショットが公開された。ムービーを見て「スマホ版と同じだとは思えないよね」と三上氏。現状、開発段階としては80%だという。スクリーンショットは「ゲーム内で動いている場面をキャプチャしたもので、描いてない」と三上氏は強調する。

アーケード版はかなりリアルな感じに
オープニングムービー
【初公開となるスクリーンショット】

 そしてキャラクターと英霊についてもスクリーンショットが公開された。画面を見るたびに「ゲーム内容が気になりますねぇ」と平井氏が突っ込むが、三上氏は無視する。「アーサーはアーケード版だとこうなる、という感じ」と三上氏。

【ウォーリア-】
【ナイト】
【メイジ】
【レンジャー】
【英霊】

 「公開できるのはここまで。新しい情報としては、年明けなるべく早い段階でアップデートしたい」と語る三上氏だった。

 そして今日の出演者からのコメントで、イベントは終了した。

「アーケード版の方も収録が続いていますが、明日から配信するものとは雰囲気が違って、どちらも違った魅力が詰まっています。アーケード版では少し大人になったシリアス目なルーチェもご覧いただけると思いますので、よろしくお願いします」(山下さん)

「メルメルはちっこくてちょこちょこしているやつなので。ダウンロードしてプレイするともれなくどこにでもついてくるので、是非ボイスを飛ばさないで聞いてください(笑)。光ったり、いろいろ動いてくれるので、お時間の許す限り楽しんでください」(高橋さん)

「明日から自分が作ったキャラで遊んでもらえたらうれしい」(ペニャスさん)。

「『SOUL REVERSE ZERO』から幕を開けるが、スタッフ一同魂を込めて作りましたので、明日から遊んでいただければと思います」(平井氏)。

「リッチに、本格的に作ってます。スマホ版、アーケード版とありますが、スマホ版の方がいい成績、いい家具を手に入れるためにはアーケードをやらなければいけないとか、またその逆もそうですね。そういう縛りはやらないつもりです。あくまでもスマホ版を遊んでいただくと、アーケード版が遊びやすいとか、ちょっといいところがあるとか。力を入れて頑張りますので、明日から始まる『SOUL REVERSE ZERO』で遊んでください」(三上氏)。

イベント終了後に囲み取材も

 本イベントが終了したあとは、平井氏と山下さん、高橋さんの3名による囲み取材も行なわれた。

――キャラクターが決まったときの第一印象は?

山下さん:ヒロインという立場でお仕事をするのはそんなに機会もなかったので、はじめは緊張したんですが、ルーチェの、最初はおどおどしていて、まだまだこれから成長していくというキャラクター性が私とすごくリンクしていたのでやりやすかったと思います。決まったときはすごくびっくりしたんですけど。ルーチェちゃんと一緒に頑張ろうと思って、頑張っています。

高橋さん:最初いただいたときに、キャラクターの名前を見て「メルメル」はかわいらしい少女かなと思ってみたら、結構まんじゅうみたいな感じだったので(笑)。この作品においてのマスコットキャラクターなんだと思って、そこからは脚本がすごく面白かったので、いっぱい遊んでみようと思って、自由に。作品の空気感もありますが、それをいい意味でかき乱すような存在になれたらいいなと思ってやっています。

――どんな英雄を使いたいですか?

山下:とにかく強いキャラクター(笑)。あとは回復。ボス戦になったら回復は使えるので。

高橋:私としては、声優さんがたくさん出ているということと、キャラクター数もすごく多いので。私は女性声優さんの格好いい声が好きなんですね。そういったキャラクターだけのパーティを作りたいです。耳が幸せ(笑)。

――どんなところに注目して遊んでほしいですか?

平井氏:英霊一個一個にあるリアルタイムムービーは是非見ていただきたい。あとは豊富なコンテンツでプレーヤーさんを飽きさせないようにしていますし、すべてリッチに作っているので、全部見ていただければいいかなと。

――オススメの英霊は?

平井氏:カニディア、かな。あとはブリュンヒルデですかね。

山下:アーサー? ルーチェとしてはストーリーにアーサーとの絡みがあるので、アーサーには思い入れがありますね。助けていただいています。ストーリーの中でも。
高橋 まだ未登場のキャラなんですが、自分で英霊を何キャラか担当させていただいたので、CV高橋李依のキャラはオススメですね。弱いかもしれないですけど(笑)。

――明日配信開始の、率直な気持ちを聞かせてください。

平井:開発スタッフは気合い入れて作ってきましたし、準備万端というか、やることはやって今を迎えていますので。あとはリリースするだけ。皆さんに満足していただけるような作品になってますので。いったん触ってもらって判断してもらえたらうれしいなと思います。