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「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」にシュメールとアラビア登場

シュメールはギルガメシュ、アラビアはサラディンがリーダーに決定

10月21日 発売予定

価格:
7,000円(税込)
9,300円(税込/デジタル デラックス エディション)

 2Kは、10月21日に発売予定のWindows用シミュレーション「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」の最新情報と最新動画を公開した。

 今回は、「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」に、シュメールとアラビアが登場。シュメールはギルガメシュ、アラビアはサラディンがそのリーダーに決定した。

シュメールのリーダー「ギルガメシュ」

 ギルガメシュは、「ギルガメシュ叙事詩」や他のシュメール詩の主人公とされている人物だが、その詳細な人物像はわかっていない。しかし、叙事詩に登場する人物の何人かが紀元前2800年から2500年までの間に当該の地域に生きていたことが確認されているため、学者の一般的な意見として、ギルガメシュは実在の人物だったとされている。

 ギルガメシュは都市国家ウルクの王で、叙事詩で半神半人として描かれている。神々と争いを起こしたり、聖書の時代の大洪水を生き延びたと言われる老賢者のもとを訪れたりしていた。

 「シュメール王名表」という写本によれば、ギルガメシュは都市国家ウルクを126年統治したとのこと。

シュメールの固定ユニット

【固有ユニット:戦闘車】
 シュメールの都市国家間では絶え間なく争いが起き、戦争用の発明が古代世界の全体に広まった。そうした発明の1つに戦闘車があげられる。

 しかし、その戦闘車は、頑丈な木の四輪の上に粗雑なかごが乗り、ロバに牽引されたもので、槍と戦斧を装備し2人の戦士が乗っていたというもの。

 戦闘に使用されていたとの説もあるが、単に戦士を戦場へ運ぶために使用されていたとの説もある。

【固有の施設:ジッグラト】
 エジプトでは、滑らかで傾斜のあるピラミッドを建設したが、シュメール人のような他の古代の人々は、ジッグラトと呼ばれる同じ構造で階段状になったピラミッドを建設していた。こうした長方形の形をした階段塔の最初の痕跡が、紀元前3000年頃にはすでに見られている。

 その痕跡の1つでもあるバビロンのマルドゥク神殿に築かれたジッグラトは、「創世記」のバベルの塔の寓話に影響を与えたとも言われている。

【「シヴィライゼーション VI」-First Look:シュメール】

アラビアのリーダー「サラディン」

 1174年に生まれたサラディンは、エジプトとシリアのスルタンとして、十字軍の時代にムスリムを率いていた。

 サラディンは、数カ国語を習得した学識豊かな学者としての経歴を持つが、叔父のアサド・アッディーン・シール・クーフの下で軍人となり、後に軍事の専門家として頭角を現し、カイロの主席大臣となった。

 1171年、サラディンはエジプトの支配者となり、ヌールッディーンの死後にダマスカスを征服後、新たな富を得て1183年と1186年にアレッポとモースル、1187年にエルサレムを征服していった。

 これは獅子心王リチャード1世による第3回十字軍を呼び起こし、数年に及ぶ戦いの後、1192年にラムラ条約を締結した。エルサレムはイスラム教徒の支配下のまま、キリスト教徒の巡礼を受け入れることになった。

 サラディンは1193年、ダマスカスで病死したが、その富を人々に分け与え、民にも敵にも尊敬される、強く誉れ高い支配者として業績を残している。

アラビアの固定ユニット

【固有ユニット:マムルーク】
 マムルークは、奴隷からイスラム軍の中心となった騎兵階級のこと。マムルークは人馬双方に重装備を行ない、騎兵槍と盾、三日月刀状のマムルーク剣を装備していた。

【固有の建造物:マドラサ】
 アラブの学校はマドラサと呼ばれ、小・中学校の内容から高等教育まで請け負っていた。マドラサは、様々なイスラム教派の下で、世俗的な教育と宗教的な教育を提供していた。

【「シヴィライゼーション VI」-First Look:アラビア】

「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」予約購入特典情報

 「シヴィライゼーション VI」を予約購入した人は、10月21日のゲーム発売と同時にモンテスマ率いるアステカ文明を選択できる、限定早期アクセス権がもらえる。

 なお、このコンテンツは90日後に解除され、解除後、「シヴィライゼーション VI」のプレーヤーなら誰でも無料で利用することができる。