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「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」にコンゴとノルウェーが登場

コンゴはムベンバ・ア・ンジンガが、ノルェーはハーラル3世がリーダーに決定

10月21日 発売予定

価格:
7,000円(税込)
9,300円(税込、デジタル デラックス エディション)

 2Kは、10月21日に発売予定のWindows用シミュレーション「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」の最新情報と最新動画を公開した。

 今回は、「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」に、コンゴとノルウェーが登場。コンゴはムベンバ・ア・ンジンガが、ノルェーはハーラル3世がそのリーダーに決定した。

コンゴのリーダー「ムベンバ・ア・ンジンガ」

 新たにコンゴ王国が「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」に登場する。その王国のリーダーとなるのが「ムベンバ・ア・ンジンガ」。

 彼は、アフォンソ1世の名でも知られ、国中にキリスト教を広めようとし、また国内の近代化のためにポルトガルとの関係を強化したことでもよく知られている。

 1506年、ムベンバは異母兄弟のムパンズ・ア・ンジンガの軍を破り、王位を我がものとする。王位への道へと繋がった要因には、聖大ヤコブの幻影が現われて敵軍の戦意を撃ち砕いたと言われている。これを契機として、ムベンバはキリスト教を強く信奉するようになる。

 またポルトガルとの関係も、コンゴでの奴隷貿易に関わっていることを憂慮したムベンバが、それを止めさせようと手を尽くしたため、最初は友好的であった。しかし、後には緊迫したものへと変わっていく。

 関係が友好的であった時期においては、コンゴはポルトガルの宣教師たちを受け入れ、彼らが築いた学校は国の近代化に寄与していった。貴族は教養を深め、ポルトガルの建築家はコンゴに新たな建築様式をもたらした。

コンゴの固定ユニット

 【固有ユニット:ンガオ・ムベバ】

 ンガオ・ムベバは、「盾を持つ者」と呼ばれ、高度な訓練を受けた重装歩兵であった。

 1577年に戦ったポルトガル軍もンガオ・ムベバが率いた軍を「比類なき強敵」と評した。コンゴの強力な軍の中核を担う、ンガオ・ムベバらは、湾曲した剣と膝から首まである長い盾で武装しつつも、鎧の類いはほとんど身につけてはいなかった。

 【固有区域:ンバンザ】
 ンバンザと呼ばれるコンゴの都市や町は、ヨーロッパからの影響が大きくなる以前にすでに誕生していた。発展にともない、ンバンザには多くの職人が住むようになり、やがて彼らが街の支配者階級となっていった。

【「シヴィライゼーション VI」初公開:コンゴ】

ノルウェーの文明情報

 苛烈王ハーラル3世は、ノルウェーの文明を率いた最後の偉大なバイキング王であり、ノルウェーの王となった人物。

 ハーラル3世は、異父兄であったオーラヴ2世に味方し、1030年彼がデンマークのクヌート大王に敗れると、キエフ大公国に、その後コンスタンティノープルに難を逃れた。熟達した戦士であった彼は、この地でヴァリャーギ親衛隊の指揮官となり、ブルガリアの暴動を鎮圧して「ブルガリア人の破壊者」と呼ばれるまでになっていく。

 1042年、ノルウェーに戻った彼は、巧みな手腕でマグヌス1世との間に共同統治体制を構築し、マグヌス1世の死後、ノルウェー唯一の王となる。その後、デンマークの王スヴェンに戦いを挑み、その戦いは1048年から1065年の和平協定が結ばれるまで続いていった。さらにその後、ハーラル3世はイングランドの王座を手に入れようとしたが、1066年、スタンフォード・ブリッジの戦いで討ち死にしてしまう。

 ハーラル3世の治世は、こうした戦いの連続であったが、ノルウェーが強力な王権のもとに統一されたことで国内に平和が訪れ、新たな通貨の発行、外国との交易の促進、宗教の面での前進など、大きな進歩があった時代でもあった。

ノルウェーの固定ユニット

【固有ユニット:ベルセルク】
 古代スカンジナビアのベルセルクは、飽くなき闘争心に突き動かされた獰猛な戦士で、敵の領土を蹂躙し、逆らう者がいれば容赦なく斬り伏せる。

 彼らを突き動かすのは抑制のきかない怒りであり、鎧ではなく動物の毛皮をまとっただけであることが多かった。しかし、戦場では人間離れした働きを示したと語り伝えられている。

【固有ユニット:ロングシップ】
 ロングシップは、古代スカンジナビア人によってバイキングの時代に生み出された快速の木造船で、商業や交易、探検、そして戦争に用いられた。

 ロングシップは、水深が数メートルしかない浅瀬でも航行できたため、バイキングの略奪隊をほぼどんな海岸にも上陸させることができた。また、軽量だったので担いで運ぶのも容易で、さらに前後対象に作られていたため、回頭させなくても逆方向に進ませることができた。

【固有建造物:スターヴ教会】
 スターヴ教会は、手の込んだ作りが特徴の巨大な聖堂で、その名はスターヴと呼ばれる木の支柱に由来している。

 かつては、ヨーロッパ北西部には数千のスターヴ教会が存在し、他の地域にも同様の構造を持つ建造物が築かれていたが、今ではその大半が姿を消し、ノルウェーを中心としてわずかに残るだけとなっている。

【「シヴィライゼーション VI」初公開:ノルウェー】