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「モンスターハンター ストーリーズ」、早くも公式大会開催決定!
「罠」が飛び交うメディア対抗大会で白熱バトルの前哨戦を体験
2016年9月27日 20:41
カプコンは、10月8日発売予定のニンテンドー3DS用RPG「モンスターハンター ストーリーズ」において、対戦モードを使用したメディア対抗戦を開催した。
このメディア対抗戦は、「モンスターハンター ストーリーズ」の対戦モードを使用して実施されたトーナメント大会で、今後の開催が決定した公式大会の前哨戦とも言えるもの。
公式大会については情報が今後明かされていくこととなるが、今回のメディア対抗戦で実際の試合の雰囲気や流れを知ることができた。
試合は弊誌を含む8媒体によるトーナメント形式で実施された。ルールは、あらかじめ用意されたオトモンセット、武器、防具、そしてアイテムセットから好きなものを選択し、ライダーとモンスターのいずれかのHPを2回0にした方が勝利となる2本先取制が採用された。
アイテムの使い道が白熱バトルに拍車をかける!
「モンスターハンター ストーリーズ」は東京ゲームショウ2016でのステージイベントをはじめとして何度か対戦モードの紹介はされているが、実際に対戦を行なってみると、駆け引き要素が多くあることがわかる。
今回は開発チーム側で「どれを選んでもバランスの取れたデータ」が用いられたのだが、それでもオトモン同士の属性の相性や、ライダーの持つ武器、防具の属性、また発動できるスキル、アイテムの種類と使用タイミングなど、実に選択肢が多い。
「モンスターハンター」シリーズは対峙するモンスターを倒すことに集中すればよかったが、対戦モードでは自分のチームの特性だけでなく、相手チームの特性を把握し、「このモンスターならこう攻める」というセオリー以上に、「相手はこう来るはずだから対抗する手段はこう」という先読みの上での決断が迫られる。
またプレーヤーの選択がすべてを決めるかというとそうとは限らない要素があって、たとえばオトモンの攻撃対象は相手ライダーか、相手オトモンかは決められない。またオトモンが何を繰り出すかは基本ランダムであり(オトモンによってクセはある)、指定のスキルを発動するには「絆ゲージ」を消費するデメリットもある。
「絆ゲージ」はターン経過と行動によって溜まっていき、すべて溜まればオトモンに搭乗する「ライドオン」状態を発動でき、この状態ではHPの合算や必殺技「絆技」の発動など、様々なメリットが待っている。絆ゲージを溜めるか、それとも消費してまで発動スキルを変更するのか、最序盤から駆け引きは始まっているというわけだ。
大会を通して感じたのは、アイテムの使い方が非常に重要ということ。今回大活躍したのは「シビレ罠」や「落とし穴」といった「罠」アイテムで、仕掛けておくと相手オトモンが繰り出した「パワー」、「スピード」、「テクニック」の技の系統に応じて発動し、一定確率で2ターン行動不能にできる。発動しても避けれられる可能性はあるが、行動不能の間はオトモンの交代もできなくなるので、成功させれば一気に優位に立てる。
確実性という点では多少不安があるためギャンブル要素が高いが、決まれば強いので、試合では要注目のアイテムだ。ほかにも、防御力に関係なく一定ダメージを与えられる「大タル爆弾」も、ここぞという場面で使うことで大きな効力を発揮していた。
対抗戦の決勝戦では「罠」の張り合いとなった攻防の末、ネルスキュラを罠にハメて体力を削りきったVジャンプ編集部の勝利となった。選択肢が多くあるがゆえに、それぞれの試合が見ていて白熱するものになっていたので、今後の公式大会が楽しみな前哨戦だったと言えるだろう。
今後は、まずは10月8日の発売日を待つばかりとなっているが、10月8日当日にはWEB配信による公式生放送(放送時間:16時~18時)が決定しており、9月30日9時までは観覧者を募集している。
また10月8日10時から2017年1月16日までは、「TSUTAYAでDS」とコラボレーションが実施される。対象のTSUTAYA店舗で3DSからキャンペーンサイトにアクセスすると、「Tアイテムパック」(回復薬グレート×10、特訓のオフダ×1、落とし穴×3)、そして「ライダーカード背景:TSUTAYA」がプレゼントされる。さらに「TSUTAYAでDS」でのみプレイできるミニゲーム「タマゴをさがしてライドオン!」も同日より配信される。
ストーリーについてはまだまだ明らかにされていないが、対戦モードを使用した大会は今回のような小さな規模のイベントでも予想以上に白熱することが確認できた。対戦ゲームとしてかなり楽しく遊べたので、発売日以降、研究が進んだプレーヤー同士での対戦も期待できる。今後の情報公開を楽しみにしつつ、まずは発売を待つこととしたい。