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「めがみめぐり」ブースでツクモに言葉を教えてみた

幅の広がる会話とかわいい仕草のダブルパンチでツクモの虜になる!

9月15日~18日 開催

会場:幕張メッセ

入場料:
一般前売券 1,000円(税込)
一般当日券 1,200円(税込)
小学生以下無料

 東京ゲームショウ2016において、発売/配信日が12月8日と発表されたカプコンのニンテンドー3DS用おしゃべりコミュニケーション「めがみめぐり」。今回は会場で「めがみめぐり」の体験版をプレイすることができた。

【ニンテンドー3DSシリーズ 『めがみめぐり』 ティザームービー】
【「めがみめぐり」ブース】
電車内のような作りのブース。座席の1つに座って、「めがみめぐり」の体験版をプレイできる

プレーヤーとツクモを導いてくれるアマテラスオオミカミ。偉いめがみなはずなのに付きっきりでいてくれる。なおCV担当は尾崎由香さん。合成音声ではなく吹き込まれた声を喋ります
言葉入力画面イメージ。画像のように喋るのは、体験版をプレイする限り結構先の話のよう

 「めがみめぐり」は、プレーヤーのICカードに宿った付喪神の「ツクモ」とコミュニケーションすることでツクモを育て、立派な“めがみ”へと成長させていくコミュニケーションゲーム。体験版では、プレーヤーとツクモの出会いと簡単なコミュニケーション要素をプレイすることができた。

 まずプレーヤーが出会うこととなるのが、すべてのめがみの頂点に立つアマテラスオオミカミ。「お日様のような存在になりたい」と願うツクモを1人前のめがみに導くため、プレーヤーとツクモの仲介役となり、さらに2人の旅にも同行する指南役となる。

 そうして出会ったツクモは、公開されているティザームービーとは異なり、「ほにゃほにゃ」や「ほえ」などとしか言葉を喋れず、コミュニケーションを取れる状態ではない。

 表情だけで気持ちを表現するツクモはそれはそれでかわいいのだが、プレーヤーとコミュニケーションを取らないとめがみにはなれないというので、まずは自分の名前や挨拶を教えていくことになる。

 教える言葉はもちろん自由入力なので、挨拶で言えば「おはよう」などといったスタンダードなものではない、オリジナル挨拶を教えてもいいだろう。変わった挨拶を教え込めば、何か2人だけの暗号を共有した気分にもなれて、より思い入れをもってプレイできそうだ。

 言葉を教える時に気をつけたいのは、イントネーションはきちんとしておきたいということ。想定している抑揚とツクモの発音が合っていないときは、時間をかけてもちゃんと訂正してあげた方がいい。今回自分の名前を「ヤスダ」としたのだが、操作がよくわからずとにかく画面をタッチしていたら、本来「ヤスダ(↓↑↑)」のところ、「ヤスダ(↑↓↓)」として登録されてしまったようで、以後ことあるごとにツクモが「ヤスダ(↑↓↓)さん」と声をかけてくるようになってしまった。

 製品版では再訂正できる機能はあるとは思うが、今回の体験版では再訂正できなかったので、プレイ中常に「ヤスダ(↑↓↓)さん」と呼ばれ続け、間違ったことを教えて申し訳ないやらもどかしいやらでプレイの楽しさが半減してしまった。せっかく優秀な音声合成技術「めがみスピークエンジン」が使われているのだから、機能は最大限活かしてあげたいものである。

 さて話を戻すと、体験版ではこうした自由入力で言葉とその正しい発音を教える初歩を楽しめる。まためがみを目指すためには試験があり、ツクモが試験を受けている間は簡単なパズルを解いて応援(ポイント加点)できる、などといった要素も遊べた。

 プレイする前は音声合成技術が注目だと思っていたが、実際プレイしてみるとそれと同等くらいにアニメーションがよくできている。ここ最近の「逆転裁判」シリーズ、とくに「大逆転裁判」や「逆転裁判6」における女性キャラクターの仕草とアニメーションはかわいくてよくできているなと思っていたのだが、ツクモのアニメーションにも共通する印象があって、つまるところがまあ表情豊かで1つ1つの仕草が非常にかわいいのである。

 そんなツクモに言葉を教えていくわけなので、これが楽しくないわけがない。言葉を教えればツクモが賢くなるし、増えた語彙によってコミュニケーションの幅はさらに広がっていく。正直に言って、20分程度の試遊では全然時間が足りなかった!

 「めがみめぐり」は発売/配信日が発表されたものの、実際の課金周りはどのようなシステムになっているかなど、まだまだ未知の部分も残されている。配信までもう少し時間があるが、今後案内されるであろう最新情報をまずは待ちたい。

【展示】
ブース外には、「コレクターズ・パッケージ」とイーカプコン限定「COMPLETE EDITION」の内容物が展示されていた