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「ドラゴンネストRファンイベント―覚醒の秋―」ステージイベントレポート

最新アップデート情報や世界初公開情報を発表! ゲストにはあのオバマ大統領も!?

9月10日 開催

場所:KFC Hall

 NHNハンゲームは、9月10日に両国「KFC Hall」にて、「ドラゴンネストRファンイベント ―覚醒の秋―」を実施した。当イベントでは、9月のアップデート情報や初公開情報の発表をはじめ、開発チームとのトークセッションなどが行なわれたほか、会場ならではのゲーム内アイテムの販売などもあり、多くのプレーヤーが詰めかけた。今回はこのイベントを取材できたので、その模様をお届けしていきたい。

9月アップデート情報を先行公開

 イベントでは最初に、9月に実施されるアップデートの先行情報が大きく4項目に分けて発表された。各発表の内容については以下のとおりとなる。また、それ以外にもさまざまなアップデートが予定されており、それらについては9月21日に内容が発表される。

会場は300名を超えるファンで満席の状態に
「ドラゴンネストR」プロデューサーのYAMAMOTOこと山本高勝氏

リバース・プロフェッサーKネストハードコア追加

 8月に実装された「リバース・プロフェッサーKネスト」に、より難易度の高い「ハードコア」が追加される。このコンテンツでは「豪銘のコアトル装備」という、新しいレベル93のエピック装備が報酬として獲得できるようになるのが特徴。また、日本の運営チームの提案により、報酬にはキューブ袋とラッキーメダルも加えられているとのこと。

ギルドアジト実装

 現在実施されているギルドネストランキングの各サーバー上位16ギルドが、「ギルドアジト」を利用できるようになる。ギルドアジトはギルドメンバーだけが入ることのできる固有のスペースとなっていて、ここでしか購入できないアイテムも用意されている。

その他システム実装&スキル調整

 豪銘のコアトル装備シリーズの実装をはじめ、至高、幽冥、シンルフェス武器シリーズの攻撃力上方修正、スキル習得費用変更など細かいアップデートが実施される。ほかにも、おもにPvPに関連したスキル調整が行なわれる。

覚醒第2弾実装

 覚醒第2弾が実装されることが発表された。今回は「クレリック」および「アカデミック」の3次職の全8クラスが対象。これらの覚醒スキルの一部はサンプルムービーで紹介された。また、覚醒キャラクターの既存スキルが調整されることも同時に発表された。

全世界初公開情報を含む最新アップデート情報

EYEDENTITY GAMES「ドラゴンネスト」開発室長のイ・サンヨン氏

 つぎに、開発元のEYEDENTITY GAMESより、「ドラゴンネスト」開発室長のイ・サンヨン氏が登壇し、最新のアップデート情報についての解説が行なわれた。

11月実装予定! 「グラノームネスト」

 最初に発表されたのは新ネスト「グラノームネスト」で、そこに登場するモンスターの設定的な背景や原画などが紹介された。

「ブッチャ キークム」はチャイルド「グラノーム」がアルカディアの知識を用いて作った実験体で、殺戮本能に従い動く
「アグナル」は、戦いに敗れたチャイルドたちを用いた、彼らの怨恨の集合体のようなモンスターとのこと
「グラシナム」はアルカディアを侵略者から守るために作られたものをグラノームが命令変更した結果、宝玉精製施設を守るようになったようだ
最終ボス「グラノーム」は宝玉の精製によって能力が引き出されたモンスター。宝玉の研究に対する情熱や力への欲求は今も失われていない

今冬実装予定! 「カーリー覚醒」

 世界初公開情報として、「カーリー」の覚醒についての情報が発表された。ここでは、「ダークサマナー」、「ソウルイーター」、「ブレイドダンサー」、「スピリットダンサー」それぞれについての特徴が述べられた。

2017年実装予定! 新クラス「ナイトメアマギカ」

 こちらも世界初公開情報として、ソーサレスの外伝キャラクター「ナイトメアマギカ」が発表された。今回はコンセプトとシルエットのみの公開で、とくに鎌の形状をした武器が注目を浴びていた。物理タイプのソーサレスのようなイメージだが、実際には「魔力を使って鎌を操る」キャラクターであるようだ。

プレーヤーの疑問を一挙解決! 開発座談会

EYEDENTITY GAMES スキルパート長のイ・キョンナム氏

 最新情報発表のあとは、EYEDENTITY GAMES スキルパート長のイ・キョンナム氏がゲストに加わり、来場したユーザーからの疑問・質問に答える開発座談会が実施された。そのおもな質疑応答の内容は以下のとおり。

Q:スキルの効果を強化するスキル紋章の効果が低くなったのはなぜ?

A:スキル紋章は開発側から見ても古いコンテンツとなっており、内部的にもやや問題が発生している。今は安定性を中心として色々と解消をしていく段階で、仕方なく削減する形となった。ユーザーの方が不便を感じていることは理解しており、スキル紋章の効果についても上げられるように検討している。

Q:クローニングアバターが実装されたが、翼、尻尾、武器アバターのクローニングアバターを実装する予定は?

A:予定はあるが、現時点で時期の明言まではできない。

Q:アサシンの覚醒はいつごろ実装される?

A:来年の初めぐらいを目指して開発中。コンセプトはすでに完成している。

Q:ランブルモードの過疎化が進んでいるが改善の予定は?

A:9月のアップデートで開催タイミングを調整する。開催時間を絞り、ランブルモードを楽しみたいプレーヤーが集まれるような状況にしていく。開発側としては改善の方向は考えているが、それがランブルモードを改善するのか、ランブルモードと似たようなPvPコンテンツを作るのかまでは未定。現状では商店で交換できる報酬を魅力的なものにする、といった対応にとどまりそう。

Q:以前のアップデートで「B枠」を削除したことで、ヘイズアイスドラゴンネストハードコアのハードルがかなり上がっている。これを調整する予定はあるのか、また、あるとすればどう調整する予定なのか?

A:現状が本来想定していたヘイズアイスドラゴンネストハードコアの難易度となっている。今後のコンテンツも現在の難易度を基準に調整していく予定なので、現状ではヘイズアイスドラゴンネストハードコアの調整というのは予定していない。

Q:ゲームパッドを使ってドラゴンネストをやっているが、スペースキーを使ったギミックにパッドが対応していない。これについて対応する予定は?

A:プログラムをチェックして可能であれば対応していきたい。難しい場合は見送る可能性もある。

Q:覚醒スキルが不発することがあるが、修正対応などの予定は?

A:不発については確認している。できるだけ早く修正するようにしたい。

Q:ステータス係数が変更された影響で、力、知恵系のキャラクターはクリティカルをかせぎやすくなった一方、敏捷系のキャラクターが持つクリティカル率を上げるスキルの意味が薄れてしまっている。これらについて調整の予定などはある?

A:力、知恵系のキャラクターがクリティカルをかせぎやすくなったということに関しては認識していなかった。これを解消するにはレベルキャップ対応を何度か行なう必要があるのかと思う。また、スキル自体についてはバフを調整する方向で考えたい。

お笑い芸人ノッチが「ドラゴンネストR」ファンによって覚醒!?

お笑い芸人コンビ「デンジャラス」のノッチさん。オバマ大統領のモノマネを持ちネタとしている

 つづいて登場したのは、お笑い芸人コンビ「デンジャラス」のノッチさん。持ちネタである「オバマ大統領のモノマネ」が2カ月後の大統領選挙後に消滅してしまうことを危惧し、「覚醒」を知る「ドラゴンネストR」ユーザー達に芸人として「覚醒」するための助言を求めに来たのだという。今回はノッチさんが用意してきた持ちネタを披露し、それを会場およびニコニコ生放送の視聴者の人気投票の結果で方向性を決めることとなった。

 まず披露されたのは「怪談芸人」、「ノーリアクション芸人」の2つ。バイクでツーリングをしたときの恐怖体験を話したり、足つぼマット上をノーリアクションで歩行(しようと)したり、ひとしきり場を盛り上げる。

 これらをやりきったところで自信がついたのか「これでもう完全にオバマは卒業です!」とコメントするノッチさんだったが、ここでまさかのYAMAMOTO氏が「では私がオバマに」とオバマ大統領のモノマネで登場。これに対抗心を燃やしたノッチさんは舞台裏に退場後、今度は本作キャラクター「アイリーン」のコスプレ姿で登場し、会場どよめかせた。

 結局、投票では最後の「アイリーン芸人」がそのインパクトの高さから圧倒的多数の票を獲得し、以後、ノッチさんはアイリーン芸人として生きていくことを決めた……ようだった。

「怪談芸人」では、バイクでツーリングをしたときの恐怖体験を披露
「ノーリアクション芸人」では、足裏を刺激する突起がついたマット上を2度にわたり歩行。2度目は「けんけんぱ」で渡りきったが痛そうだった
オバマ大統領のモノマネをしながら登場したYAMAMOTO氏
「アイリーン芸人」では、本体以外はクオリティの高いコスプレと、なぜかツルツルの美脚を披露。観客席からは「(アイリーンに)謝って!」との声も

「第2回電竜王戦」開催! 開発&YAMAMOTOチームとユーザーチームがガチ対決!

開発チームの3人。1番右がスキルパートメンバーのソ・ジンソク氏
今回の電竜王戦の賞品。ユーザー側は勝っても負けても賞品がもらえるが、勝利すればより豪華な賞品となる

 イベントの最後には「第2回電竜王戦」として、開発&YAMAMOTO氏によるチームとユーザー3名によるチームのPvP対決が行なわれた。開発会社からは「ドラゴンネスト」開発室長のイ・サンヨン氏とスキルパートメンバーのソ・ジンソク氏、これにYAMAMOTO氏が加わる3名が参戦。一方のユーザーチーム側は、会場から希望者を募り、3名が選出された。

 試合前に自信のほどを尋ねられると、「Yes, We can。我々が勝ちます(YAMAMOTO氏)」、「メインキャラではないが頑張ります(イ・サンヨン氏)」、「自信がないですが頑張ります(ソ・ジンソク氏)」と、YAMAMOTO氏以外は弱気な姿勢を見せた。

 試合は3試合先取の戦いだったが、終わってみればユーザーチームが危なげない試合運びで3対0の勝利を収めるという圧倒的な形で決着。その賞品として、プレーヤー全員に9月20日まで毎日「冒険の宝箱(ユニーク等級)」2個が配布されることとなり、今回のファンイベントは終了となった。

プレーヤーチームは圧倒的なチームワークで開発&YAMAMOTOチームを追い込んでいった
勝利したプレーヤーチームの皆さん。「応援してくれたノッチさんのおかげで勝てました」とのコメントにノッチさんも笑顔