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「ArcheAge」、リアル“海賊島”を体験する3周年ツアーレポート
「ルシPと行く! 東西島ツアー」西コース。村上海賊の本拠地に出陣!
2016年8月8日 17:20
ゲームオンが運営するWindows用MMORPG「ArcheAge」。今年で3周年を迎えることとなる本作はこの夏、3周年を記念した「ルシPと行く! 東西島ツアー」という思い切ったオフラインイベントを打ち出した。
この「ルシPと行く! 東西島ツアー」、どこら辺が思い切っているかというと、「ArcheAge」に似通った日本の「島」を巡る旅行ツアーとなっており、イベントの大体がほぼゲームとは無関係というところ。単なるオフラインイベントの枠を越え、むしろ「ArcheAge」にひっかけた名勝をリアルに味わう、ユーザーへのご褒美企画のような様相となっていた。
今回は新潟の佐渡ヶ島に赴いた東コースのレポートに引き続き、愛媛県にある能島へ向かった西コースに参加することができたので、こちらの模様をお届けしたい。
村上海賊の本拠地「能島」でリアル“海賊島”を体験!
今回向かうこととなった能島は、和田竜氏の著作「村上海賊の娘」で一躍有名になった村上水軍の本拠地、能島城があった島として知られている。
村上水軍は「日本最大の海賊」として有名で、瀬戸内海の航路の要所に関所を設け、海の安全を保証する代わりに徴収金を取ることで財を成した一族。能島はこの海賊たちが住んでいた場所、つまり「ArcheAge」的に言えば、この能島こそリアルな「海賊島」だというわけだ。
能島の周囲は潮流が激しくなる時間帯があり、当時の並の航海技術では近づくことすら困難だったようだ。実際にフェリーで周囲を回遊できたのだが、56人乗りのフェリーでもエンジンを止めればグイーッと船を持っていかれるほど激しい流れが発生しており、島の特殊な環境を体感することができた。
この特殊な潮流を経験し、ツアー一行は能島に上陸。今ではただの無人島となっているが、かつては100人の海賊衆が暮らしていたという当時の生活を想像しながら、日本流の海賊島に思いを馳せていった。
ちなみにこの村上海賊、その来歴や活躍については能島近くにある村上水軍博物館にて学ぶことができる。村上海賊の歴史遺産群は文化庁による「日本遺産」に認定されている。戦国時代の中でも特殊な、海を牛耳る孤高の一族の興味深い話が聞けるので、観光の際はぜひ訪れたい場所だ。
神秘の大楠が鎮座する大山祇神社でヒーリング!
続いてツアーで訪れたのは、大三島に位置する大山祇神社。天照大神の兄、大山積神を祭神とし、大山積神は山の神、海の神、また戦いの神とされているため、国宝・重要文化財の指定を受けた武具の実に8割を保有している国宝館は特に有名である。
また境内には天然記念物の巨大な楠の大木も鎮座している。ツアーでは大楠の前で記念撮影をしたあと、国宝館で数々の刀剣や源義経の鎧などの貴重な文化財を見学していった。ゲーム業界的には、特に刀剣ファンは要チェックの資料館と言えるだろう。
なお「ArcheAge」では、8月3日より連続イベント「神の盾と預言の樹」が開催されている。8月10日までは第1話「神秘の樹」が実施中で、目標は「小さな神秘の樹」を「聖なる神秘の樹」に16本以上成長させること。リアル“神秘の樹”の大楠とは異なるかもしれないが、目標を達成すればプレーヤーに恩恵もあるので、ぜひ挑戦していただきたい。
と、このようにツアーではほぼ「ArcheAge」についての話題は登場しなかったが、ツアーを先導するルシPこと「ArcheAge」日本運営プロデューサーの石元一輝氏とツアーメンバーの距離が非常に近く、積極的な交流が行なわれていた。今回参加できた幸運なプレーヤーたちの間でも交流が行なわれており、それぞれが終始ツアーを楽しんでいた様子だった。こうした変わり種のオフラインイベントは今後も企画されるそうなので、その際はぜひ参加していただきたい。