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「ArcheAge」、「ルシPと行く! 東西島ツアー」東コース体験記
たらい舟に砂金採り、そして金山……佐渡島は「ArcheAge」の世界そのものだった!?
2016年7月25日 20:50
ゲームオンは、Windows用MMORPG「ArcheAge(アーキエイジ)」において、7月23日にゲーム3周年を記念したオフラインイベントを実施した。
今年のオフラインイベントは「ArcheAge」における冒険の舞台であり、生活の地でもある「島」をテーマにしたものとなっており、佐渡島をめぐる東コース、能島をめぐる西コースの2回に分けて実施。今回は、その東コースに同行することができたので、その模様をお届けしていきたい。
到着早々にサプライズ発生! 佐渡市長とご対面
ツアーは朝6時45分にロビー集合という早朝からの行動だったが、前日は参加者全員がホテルに宿泊をしていたおかげで滞り無く進行。そして新潟から「ジェットフォイル」で航行すること約1時間、無事、佐渡島の両津港へと到着し、そこで「ArcheAge」日本運営プロデューサーの石元一輝氏より「本日はよろしくお願いします」との挨拶が行なわれた。その後、なんとサプライズとして佐渡市長の三浦基裕氏が登場し、直々に歓迎のお言葉をいただくことができた。
市長は「ゲームとはまたちがった現実の金山などの規模をぜひ体感してから帰ってほしい。また、金山は今年度の世界遺産候補でもあり、それがどのような施設であるかも含めて見ていただければと思う」と述べ、最後はユーザーたちも含めての記念撮影も行なった。
推進力は櫂1本! たらい舟で海に漕ぎだす
島内はバスによる移動で、まずは小木にある「たらい舟」を目指して出発。途中、広い田園や由緒ある寺社が建つルートを抜けて移動したのだが、これが実にのどかで参加者たちにも癒しを与えていたようだ。そんな道を1時間も走ると島のほぼ最南端に位置する小木に到着。そこでさっそく、たらい舟を体験することになった。
このたらい舟では、石元氏が女船頭さんと2人で海へ。途中、何度か漕ぎ手として挑戦した石元氏だったが、その場で回転したり後退するのみで先に進むことはなく、そのまま女船頭さんの操船で帰路につく。「たらいのフチに立ったときに落水しそうで恐ろしかった!」とは石元氏の弁。
なお、筆者ら取材陣もたらい舟に乗り操船に挑戦してみたが、誰一人としてうまく前進させられず、その場で回転または後退という石元氏とまったく同じ結果に。そんなふがいない乗客とは対照的に手際よく舟を進ませる女船頭さんに、ただただ感動するのみだった。
狙え一攫千金!? 砂金採りを体験!
たらい舟のあとは、砂金採りを体験するべく佐渡西三川ゴールドパークに移動。ここの砂金採りでは、屋内のセットで砂金採りを楽しむ初級コース、人工河川で自然に近い砂金採りを楽しむ中級コース、自然河川でリアルな砂金採りに挑戦する上級コースが用意されていたが、今回はツアー参加者全員が中級コースに挑戦することとなった。
まずはお手本と、施設スタッフが砂金の採り方を参加者にレクチャー。このときの様子があまりにも手際よく、数粒の砂金をいとも簡単に入手していたため、とたんに色めき立つ参加者たち。実際に砂金採りがスタートすると参加者は砂利をすくい、砂金採り専用の皿に盛って夢中で振るい始める。
この砂金の獲得方法は金がほかの鉱石よりも重いことを利用して、皿に盛った砂利を水のなかで振るいながら、金を皿の底に沈ませつつ上部の軽い鉱石などを水中に落としていくというもの。これを繰り返し、最後に残った砂鉄のなかに金があれば成功、なければ失敗ということになる。
筆者も挑戦してみたものの、1回目は見事に失敗。2回目もあわやというところだったが、周囲の人々のアシストを受けつつようやく2粒ほどの砂金をゲット。ずっと中腰でいなければならない苛酷さと比べると割に合わない労働と思えないでもなかったが、施設スタッフの手際を見るに、やはり修練ということなのだろう。何ごとも経験値は重要である。
昼食のあとは重大発表! そしていよいよ佐渡金山へ!
たらい舟、砂金採りと堪能したあとは、昼食をはさんでから佐渡金山へと向かうことに。この昼食後には公式番組「アーキエイジLIVE!」と連動し、2016年の「ArcheAge」ロードマップを発表するということで、今後のアップデート内容について石元氏より説明があった。なお、この内容についてはこちらの記事を参照していただきたい。
金山に向かう途中のバス内では「ArcheAge」に関する質疑応答が実施された。そのおもな内容は以下の通り。なお、上段がユーザーの要望、下段が石元氏の回答となる。
・「微かな家の温もり」のCTを5分に戻す、あるいはもっと短くしてほしい。
→調整に向けて前向きに検討します。
・「ブルータワー邸宅」に住んでいるが利便性という点でメリットがない。
→何らかの対策を考えたいと思います。
・染色できるものがアバターだけなので、戦闘用装備品も染色できるようにしてほしい。
→過去に提案していた案件ではあるが改めてプッシュしてみます。
・植物の伐採で入手できるレアアイテムにもっと特色を持たせてほしい。また、貿易面でも上方修正してほしい。
→伐採については何らかの対応ができればいいなと考えています。貿易面の件は注意深く検討する必要があると思っています。
・貿易品の価値を高めてほしい。
→調整が必要だがゲーム内イベントでの対応は可能と思われます。通常のシステムとして組み込むのは無理でしょう。
佐渡金山は、坑道の内部を歩きながら当時の歴史を学ぶことができるような構成になっていた。この坑道、きちんと歩けるようになっているが、まさしくダンジョンといった趣で温度は10℃ほどとひんやりしている。外が暑かっただけあり気持ちいいぐらいだが、その歴史を見ていると、当時の人々がいかに必死になって働いていたかが伝わってきて、色々と考えさせられる部分も多かった。
途中の展示コーナーでは、アクリルケースにある穴に手を入れて、穴から純金の延べ棒(重さ12.5kg/時価約6,200万円)を取り出すというイベントが実施されており、多くの人が挑戦を重ねていた。成功者は平成13年の開始から数えて1,942人に及ぶが、ガイドさんの話によればアクリルケースに開けられた穴は当初よりも小さくなっており、よほど手が小さく、力が強い人でなければ取り出すのは難しいでしょう、とのこと。石元氏も挑戦していたが、結果は残念ながら失敗していた。
佐渡金山から出たあとは、再び両津港へ。全員がフェリーに乗り込んだ時点でツアーは解散となり、「ルシPと行く! 東西島ツアー」東コースはとくにトラブルになることもなくその幕を閉じた。次回、西コースではどんな施設が待ち受けるのか、また、どのようなドラマが待っているのか、興味は尽きない。8月6日に開催するということなので、こちらの情報もぜひ楽しみにお待ちいただきたい。