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新種族も追加! 「ArcheAge」2016年実施のアップデート内容を発表

新マップや新PvP、ステータス変化機能などを随時実装

「ArcheAge」日本運営プロデューサーの石元一輝氏

 ゲームオンは、Windows用MMORPG「ArcheAge」において、2016年内に実施するアップデートの概要を発表した。

 今回の発表においては、本作の運営3年目にして初めて導入される新種族「ウォーボーン」と「ドワーフ」実装のアナウンスがあったほか、新マップの解放、新システムの実装などが「ArcheAge」日本運営プロデューサーの石元一輝氏によって発表された。以下では、それら発表内容についてお伝えしていきたい。

新種族「ウォーボーン」、「ドワーフ」を追加

 今回の目玉となる発表となったのが「新種族の追加」だ。これは、今まで「ArcheAge」に存在していた4つの種族に加え、新たに「ウォーボーン」、「ドワーフ」の2種族が登場するというもの。

 「ウォーボーン」はハリハラ大陸にて活動する種族で、頭部に生えている2本の角が特徴的。見た目にたがわず好戦的で、悪魔を統べる者「オーキッドナ」を信仰している。

 もう一方の「ドワーフ」はヌイア大陸にて活動する種族で、ずんぐりとした感じの外見を持つ。潤沢な鉱山資源のある土地で、発明を繰り返しながら強大な軍事力を保有し、豊穣の神「オロー」を信仰している。

 本作初の新種族登場だが、期待が持てる反面、すでに3年間を先行している既存4種族がいるため、使用の慣れやレベル面などにおいて不利である部分は否めない。そこに対抗するための措置として、新規2種族には「変身機能」と呼ばれるものが用意されるという。

 この変身機能は、レベル30に達すると使用可能となるもので、使用時には一定時間外見が変化し、ステータスも他の種族のレベル50に相当するほどにアップする。これにより、新規2種族も既存4種族にある程度はわたりあえるようになるようだ。なお、変身時のステータスは固定となっており、レベル30で変身したときと、レベル50で変身したときの強さは変わらないとのこと。あくまでレベル格差を埋めるための措置、という位置付けのようだ。

「新マップ」を解放

 新種族の追加にともない、新マップも解放される。これらのマップには、先に紹介した新種族のスタート地点となるエリアだけでなく、これまでのマップとはちがった特殊なものも存在するという。

 また、追加エリア数は3~4エリアを想定しているとのこと。これまでゲーム内でも枯渇気味になっていた住宅地の問題などは、これでかなり緩和されていくことだろう。

【新MAPイメージ】
荒れたような土地はウォーボーンの活動するエリアで、水や緑にあふれている土地はドワーフのエリアとなるようだ

補助適正「憎悪」

 職業を構成する3つの適性(計10種類)を補助する新たな適性として「憎悪」が登場する。これを付与した適性には専用スキルが解放され、戦い方の幅が広がっていくという。これにより、同じ職業を選択していたとしても、憎悪の使い方が異なれば戦闘スタイルにも大きく差が出てくることになる。

新PvPコンテンツ「バトルロイヤル」

マップはインスタンスダンジョン「饗宴の園」をイメージしたエリアとなっている

 新たなPvPコンテンツとして、「バトルロイヤル」が追加となる。これは12人全員が敵同士となり戦うものだが、途中でモンスターが出現するという一風変わった形になっている。基本的なルールとしては、ゲームの開始から終了までにモンスターおよび敵プレーヤーを撃破したポイントの合計で競うというものになるようだ。

ステータスを変化させる「ユスティンの祝福」

 「ArcheAge」ではキャラクターのステータス上昇値は固定されており、成長のさせ方を問わずレベル55に到達すれば、ステータスの値も同一になるようにできている。これに対し、新アップデートの1つとして登場する「ユスティンの祝福」を利用すると、キャラクターの任意のステータスを変化させられるようになる。

 ただし、ステータス合計値の総量に関しては現在では変更予定はないとのことで、特定のステータスを上げた場合、ほかのステータスを下げなければならない。職業によっては不要なステータスも出てくるため、これをうまく利用すれば、より自分の理想に近いキャラクター育成もできるようになるかもしれない。

地域の特色が生きる「住民システム」

利用者は家の上部にあるオブジェで何ができる施設なのかを判別できる

 一定の条件を満たした「ハウジング」を持つプレーヤーが、その地域の住民となる「住民システム」が実装される。条件を満たしたハウジングは、その地域の特色を生かした施設となり、プレーヤーは施設に応じた機能が利用できるようになる。

 施設の効果は地域によって異なるが、敵勢力にダメージを与えるようなもののほか、レンタカーやレンタルシップの利用、その地域専用の種子の付与といったものもあり、どの地域に居を構えるかという部分は大事な要素となってくるだろう。

「キャラクターメイク」リニューアル

 既存のキャラクターメイク画面が大幅にリニューアルされる。これまでよりも細く設定ができるようになるだけでなく、特定の装備品を着用した姿を見ながら調整することも可能になるなど、完成形のキャラクターをイメージしやすい形へと進化していくとのこと。

「熟練度」上限解放

 現在は18万までの「熟練度」の上限が23万に解放される。この熟練度を上限の23万までアップした場合、制作できるアイテムが新たに追加される。すべての熟練度を最大まで上げることはできないため、どの熟練度を上げるかという点がプレイスタイルに影響してきそうだ。

 また、その他の細かい調整事項として、テレポスクロールにお気に入り機能が追加されたり、バフアイテムが統一化される、インスタンスダンジョン装備が獲得したインスタンスダンジョン内にて性能向上……といったものを予定しているとのこと。

 これらのアップデートがどのタイミングで行なわれていくのかはまだ未定となっているが、すべては2016年内を予定しているという。そちらについては、また新たな情報が届きしだいお伝えしていきたい。