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人気アナログゲームがスマホゲームに! 「街コロマッチ!」発表会を開催
スピードワゴン小沢さんと“日本一かわいい女子高生”が対戦!
2016年7月20日 14:42
街コロマッチ!製作委員会(Aiming、グランディング、電通)は、Android/iOS用サイコロゲームアプリ「街コロマッチ!」の発表会を開催し、事前登録を7月20日より開始した。正式サービス開始は8月を予定。ダウンロード、利用料金は無料で、ビジネスモデルはアイテム課金制。
「街コロマッチ!」は、街を作り、サイコロを振り、コインを稼ぐ対戦型サイコロゲームアプリ。グランディングが開発したアナログゲーム「街コロ」がベースとなっており、スマートフォンタイトルとして進化した本作ならではのプレイが体験できる。原作・企画・開発はグランディング、運営はAiming、クロスメディア展開は電通が担当する。
本作の元となった「街コロ」は、建物のカードとサイコロを使って遊ぶアナログゲーム。プレーヤーが交互にサイコロを振り、同じ数字が書かれたカードに応じたお金がもらえる。建物は貯めた資金で追加購入することが可能で、最終的に目標の施設を建設すれば勝利となる、というルールだ。
「街コロ」は、グランディングのスタッフが発案し、最初は300個を手売りするところから始まったというが、その面白さが口コミで広がり、現在では12カ国で販売されているほか、ボードゲームで最も権威のある「ドイツ年間ゲーム大賞2015」の最終ノミネートまで残った実績を持っている。
これをスマートフォン用タイトルとして進化させたのが「街コロマッチ!」で、サイコロと建物カードを使い、資金収入と施設購入を繰り返しながら目標施設の購入を目指すという基本は同じながら、施設の種類や置き方によって建物の効果が変化したり、1ターンにつき1枚使用できる「キャラカード」によって状況に様々な影響を与えることができる。
プレーヤーはプレイを繰り返しながら建物とキャラカードのデッキを充実させながら、ランキング戦でより上位を目指していくというものになるそうだ。
発表会では、Aiming代表取締役社長の椎葉忠志氏とグランディング代表取締役の岡村峰子氏より「街コロマッチ!」制作の背景が話されていったほか、グランディング「街コロマッチ!」ゲームディレクターの菅沼正夫氏からは、ゲームのポイントが話されていった。
そもそもグランディング開発作の運営がなぜAimingに決まったのかというと、菅沼氏が椎葉氏のファンで、かねてから椎葉氏とどこかで一緒に仕事をしたいと思っており、そこに開発中だった「街コロマッチ!」を椎葉氏に見せに行ったところから付き合いが始まった。
椎葉氏からすれば、菅沼氏はテクモ時代の先輩に当たるそうで、以前より「ゲームの遊びを作るところに天性の才能がある」と感じていたという。テクモを辞めてからはしばらく会うこともなかったが、その菅沼氏がアナログゲームのヒット作をスマートフォンゲーム化するということで、スマホ、無料、オンラインという部分に強みを持つAimingとしては「スマホ作でもヒットになるはず」と了承した、と椎葉氏が話した。
開発中は紆余曲折あったそうで、想定した仕様をUIに上手く落とし込めなかったり、チュートリアルをまとめられなかったり、かなりの苦労があったと岡村氏が述べた。開発を進めてもどうしても面白くならず、椎葉氏が「やめようか」と切り出したこともあったそうだが、そこで菅沼氏のスイッチが入り、急激にゲームが面白くなっていったという。
当初の想定よりも開発に時間がかかったものの、「他のゲームにはない確かな面白さがある」(椎葉氏)とし、両社が自信をもって配信できるタイトルになるようだ。
また菅沼氏からは、上記に記載したようなゲームの概要が述べられたほか、1人用モードとオンライン対戦モードが用意されていることが明かされた。1人用モードではストーリーに沿いながらCPUとの対戦を進めていくもので、オンラインでは2人から最大4人で対戦できる。オンライン対戦では2対2のチーム戦もプレイ可能となっているそうだ。
ゲストが実機プレイで対戦!
発表会にはゲストとして、“日本一かわいい女子高生”を決める「女子高生ミスコン2015‐2016」初代グランプリの“りこぴん”こと永井理子さんと、スピードワゴンの小沢一敬さんが登場した。
永井さんと小沢さんは「街コロマッチ!」の対戦モードを実際にプレイ。普段からゲームをプレイするという小沢さんはゲームの流れをすぐに理解し、施設を隣り合わせて収入額を上げる「コンボ」を発生させたり、「キャラカード」を使って永井さんのプレイを邪魔したり、すでにコツは掴んだ様子。
小沢さんは「『ジョジョの奇妙な冒険』第3部で、空条承太郎がダービーに言ったセリフ言っていいですか? ……『だいたいおぼえた』」と笑いを取りに行きながら、途中では悩む永井さんにアドバイスを積極的に送るなど余裕を見せていた。
対戦はお互いに資金が奪い奪われするシーソーゲームとなり、サイコロ運によって辛くも永井さんが勝利した。最終的にはサイコロの出目がモノを言うが、それまでに様々な選択肢があるため、どのようなデッキを組み、どう戦略を組み立てていくかも本作の面白さの1つであるようだ。
小沢さんは、「普段はゲームをひとりでプレイすることが多いが、このゲームは色々な人とコミュニケーションを取るきっかけになる。コンパなどで使えるかもしれませんし、どこかで会った時は一緒にプレイしましょう」と小沢さんらしい言葉で本作をアピールした。