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今週末に遂に開催「BitSummit 4th」タイムスケジュールを公開

登壇者プロフィールも紹介!

7月9日~10日 10時~17時 開催予定

会場:みやこめっせ

(京都市勧業館)3階 第3展示場

入場料:
2,000円(税込、一般)
1,000円(税込、中高大学生)
小学生以下無料
※2日間有効

 日本インディペンデント・ゲーム協会は、インディーゲームの祭典「BitSummit 4th(フォース)」において、当日メインステージで行なわれる講演のタイムスケジュールを公開した。

 「BitSummit 4th」は、7月9日と10日の両日、京都府京都市のみやこめっせ(京都市勧業館)3階 第3展示場で開催されるもので、入場料は2日間有効で、一般2,000円(税込)、中高大学生1,000円(税込)、小学生以下無料。

 公開された内容は、「ショベルナイト」のヨットクラブ ゲームズのイアン・フラッド氏らのインディミーティングや、「パラッパラッパー」松浦雅也氏の対談、「シーマン~禁断のペット~」斎藤由多加氏の基調講演、「Rez Infinite」水口哲也氏、「ちびロボ!」西 健一氏の対談などが予定されている。

タイムスケジュール

【7月9日】

・10時 OPENING CEREMONY 開会の挨拶
・10時20分 サカモト教授【LIVE MUSIC】
・11時30分 坂口博信 (MISTWALKER)【講演】
・12時20分 稲葉敦志 (PlatinumGames)【講演】
・13時 Nintendo Presents: Worldwide INDIE Meeting INTI CREATES (JP)×Yacht Club Games (US)×Dakko Dakko (EU)
・13時35分 Peter Curry (Dinosaur Polo Club) 「Mini Metro」【講演】
・14時 吉田修平 (Sony Interactive Entertainment)&松浦雅也(NanaOn-Sha)【講演】モデレーター:黒川文雄
・14時50 Marc Flury (Drool)「Thumper」【講演】
・15時30分 斎藤由多加 (OPeNBooK)【講演】
・16時 Sony Interactive Entertainment【講演】

【7月10日】

・10時 Anne Ferrero (ASSEMBLAGE)「BRANCHING PATHS」【講演】
・10時30分 五十嵐孝司 (ArtPlay)【講演】
・11時 Tom Happ (Thomas Happ Games)「Axiom Verge」【講演】
・11時40分 水口哲也 (KEIO MEDIA DESIGN)&西健一 (Route24)【講演】
・12時40分 IGN Japan Presents クリエイター対抗クイズバトル
・13時30分 須田剛一(GRASSHOPPER MANUFACTURE)&飯田和敏(RITSUMEIKAN UNIV.)
・14時10分 Chris Charla (Microsoft)【講演】
・15時10分 I am Robot and Proud 【LIVE MUSIC】
・16時 CLOSING CEREMONY 授賞式 閉会の挨拶

登壇者プロフィール

サカモト教授

 ゲーム音楽演奏家・作曲家。8bit テイストの楽曲の制作を得意とし、オリジナルアルバム「SKMT」は、iTunesStoreエレクトロニックチャートでアルバム・シングルでダブル1位を獲得。

 「世界まる見え!テレビ特捜部」や「Qさま!!」といったテレビ番組にも出演。2012年はスウェーデンのDreamHack、フランスのJapanExpoなど世界へと進出。

 2013年、さくら学院クッキング部ミニパティへの楽曲提供、「三国テンカトリガー」などのスマホアプリへの楽曲提供など、活動の場を広げる。

 2014年、待望のオリジナルセカンドアルバム「REBUILD」をリリース。11月28日から30日にスウェーデン・ストックホルムにて行われる「MIYABI JAPAN STORY」への出演が決定するなど、国内外問わず勢力的に活動している。

 日本シンセサイザー協会(JSPA)正会員。

坂口博信氏

 全世界で1億本以上を売り上げ、今もなお絶大な人気を誇るRPGの金字塔「ファイナルファンタジー」シリーズの生みの親。

 ゲームデザインスタジオ「ミストウォーカー」を立ち上げ以降「ブルードラゴン」、「ロストオデッセイ」、「ラストストーリー」、「テラバトル」などのゲームをリリース。

 「ヒゲ」の愛称でゲームファンから人気を博し、常に新作を渇望される存在である。日本国外での評価も高く、2000年にこれまでの功績が認められ、The Academy of Interactive Arts and Sciencesより「Hall of Fame Award」(殿堂入り)を受賞、2015年にGDCにて生涯功労賞を受賞。

稲葉敦志氏

 1971年石川県生まれ。ゲームメーカー数社を経て1998年にカプコンに入社。2000年よりプロデューサーとしてゲーム制作に携わる。

 2004年にカプコンの開発子会社「クローバースタジオ」の代表取締役に就任。2006年にカプコングループから独立し、「SEEDS」を設立。同社が2007年10月に「ODD」と合併し、プラチナゲームズへと商号を改めた後は、開発担当プロデューサーに就任し現在に至る。

會津卓也氏

 愛知県犬山市出身。1993年、株式会社カプコン入社。1996年、同社退社。1996年11人の創業メンバーと共に株式会社インティ・クリエイツ設立。以後、精力的にゲームを作り続け今日に至る。

Ian Flood氏

 キャラクターの動き、技、オブジェクト、敵、ボスからイベントシーン、メカニクス、システムに至るまで、「ショベルナイト」のゲームプレイ全般を手がけたプログラマー。

 8年に渡り多岐にわたるコンシューマ機、携帯機でゲームプレイプログラマー、リードプログラマーを歴任。

Rhodri Broadbent氏

 ロッドリー・ブロードベント氏がイギリスで設立したスタジオ、Dakko Dakko。「Scram Kitty and his Buddy on Rails」のデザインも手掛ける。

 Dakko Dakkoの最新リリースとなるのは、スウェーデンにあるSimogoスタジオとのコラボレーションで制作したWii U タイトル「Year Walk 最後の啓示」。

 これはWii U用に移植されたもので、ホラーアドベンチャーとして記憶に新しい。ロッドリー氏は独創性のある操作システムを大変好み、今までにない新たなプレイ方法に情熱を抱いている。

 Q-Games 時代に「PixelJunk」シリーズの陣頭指揮を執って以来、インディーゲームの自費出版市場に携わってきた。ゲームタイトルの大小に関わらず、デイザナーやプログラマーなどの役割を果たしながら幅広い実績を残している。

Peter Curry氏

 ニュージーランドのウェリントンを拠点とする2人チームのインディースタジオDinosaur Polo Clubのメンバー。

 チームとしてのデビュー作ながら多数の賞を受賞した、インタラクティブな地下鉄地図を管理するMini Metroを鋭意開発中。

 2001年からSidhe Interactiveでゲーム開発に従事、Rugby Leagueシリーズの初期作品、Melbourne Cup Challenge、GripShift(PSP)などに参加。

 2006年にインディーゲーム開発者として独立し、リリースに至らなかった複数の作品を経たうえで兄弟チームでMini Metroを成功に導く。2015年にはニュージーランド初の国際デジタルゲームフェスティバルである Play by Playの初回開催に関わる。

吉田修平氏

 1986年、ソニーに入社。1993年2月にソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)設立メンバーとして「プレイステーション」ビジネスの立ち上げに参画。

 1996年4月よりゲームソフトの制作部門においてプロデューサーとして第一線で活躍し、2000年4月よりソニー・コンピュータエンタテインメント・アメリカ(SCEA)でソフト制作部門を率いて全世界に向けて数多くのヒットタイトルを創出。

 2008年5月日米欧のソフトウェア制作部門を統合するSCEワールドワイド・スタジオ(SCE WWS)のプレジデントに就任。2014年3月に発表し2016年10月13日に発売を予定しているバーチャルリアリティシステム「PlayStation VR」の開発を手がけている。

松浦雅也氏

 音楽家/プロデューサー。1961年大阪府出身。立命館大学卒。83~96年打ち込みユニットの先駆、「PSY・S(サイズ)」で活動。

 1996年リズムゲームの礎、「パラッパラッパー」(PS1)をプロデュース・考案。1999年「ウンジャマ・ラミー」、「ビブリボン」をプロデュース・考案。

 2003年AIBOのサウンドをプロデュース。2004年にGDC Awardsで、First Penguin Award受賞。2005~2014年に「たまごっちのプチプチおみせっち」(DS)8作のシリーズをプロデュース。

 2012年日本初のXBLA Kinectタイトル「Haunt(ホーント)」をプロデュース。2016年モバイルゲーム「古杣(furusoma)」をプロデュース。その他、世界中のゲームイベントで講演活動を行なう。

 現アメリカGDC emeritus board member。

黒川文雄氏

 1960年、東京都生まれ。音楽ビジネス、ギャガにて映画・映像ビジネス、セガ、デジキューブ、コナミDE、にてゲームソフトビジネス、デックスエンタテインメント、NHN Japanにてオンラインゲームコンテンツ、そしてブシロードにてカードゲームビジネスなどエンタテインメントビジネスとコンテンツの表と裏を知りつくすメディアコンテンツ研究家。

 コラム執筆家。アドバイザー・顧問。黒川メディアコンテンツ研究所・所長。コンテンツとエンタテインメントを研究する黒川塾を主宰。「ANA747 FOREVE」、「ATARI GAME OVER」(映像作品)、「アルテイル」、「円環のパンデミカ」他、コラム連載展開中。ツイッターアカウント「@ku6kawa230」

Marc Flury氏

 ソウル在住のプログラマー、デザイナー。Harmonix在籍時代に「The Beatles:Rock Band」と「Dance Central」でリードプログラマーを務めた。

 Seoul Indiesおよび韓国のインディーゲームの祭典であるBusan Indie Connectの共同主催者でもある。シカゴ一のラジオ番組である「This Is Hell」の海外特派員としても活躍。

飯田和敏氏

 立命館大学映像学部教授。「アクアノートの休日」、「太陽のしっぽ」、「巨人のドシン」などのディレクションを担当。2011年に日本科学未来館の展示「アナグラのうた」を制作したことによって、これまでとは別の角度でゲームの魅力を認識することができた。

 学生時代は美術大学で油画を専攻。同時期にコンピューターを使った表現に関心を持ち、以降、未知なるアートフォームとしてコンピューターゲームを捉えるようになった。

斎藤由多加氏

 1962年東京生まれ。オープンブック代表取締役/ゲームデザイナー。1993年、シミュレーションゲーム「ザ・タワー」を発表。

 1999年、同居型育成シミュレーションゲーム「シーマン~禁断のペット~」を発表、第3回文化庁メディア芸術祭デジタルアートインタラクティブ部門優秀賞など受賞多数。

 2005年人海戦術シミュレーションゲーム「大玉」を発表。著書に「指名される技術」堀江貴文との共著「林檎の樹の下で」など多彩な分野で活躍。現在は、同社で人工知能と自然言語発話の分野で研究開発を進めている。

Anne Ferrero氏

 1983年、フランス生まれ。大学で日本文化を学び、映像制作を中心に仏テレビや国内外のメディアでゲームや日本の文化を紹介してきた。

 2011年秋から東京に在住、海外向けの日本紹介番組「toco toco」を企画しプロデュースとディレクターを担当。現在制作中である日本のインディーゲームシーンを追ったドキュメンタリー「Branching Paths」を2016年7月にリリース予定。

五十嵐孝司氏

 1990年コナミ入社。教育関係の部署にプログラマとして配属。その後、コンシューマ部門に異動。PCエンジン版「出たな!ツインビー」の敵プログラムを作成し、初商品化。

 PCエンジン版「ときめきメモリアル」でシナリオとプログラムを担当。プレイステーション版、「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」のシナリオとプログラム、後期ディレクションを担当。

 「悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ」から、「悪魔城ドラキュラ」シリーズのプロデューサーを数年勤める。2011年末にソーシャル事業に異動。2014年3月コナミ退社。6カ月ほどフリーで過ごし、2014年9月16日「ArtPlay」の立ち上げメンバーとして参加。同社、代表取締役プロデューサー。

 現在、モバイルゲームを開発しながら、キックスターターにて待ち焦がれたコンシューマゲーム「BloodStained Ritual of the Night」の開発準備中。

Tom Happ氏

 5年に渡り時間をみつけて開発し、2015年に注目を集めたインディーゲーム「Axiom Verge」のソロ開発者。それ以前はPetroglyphやEA Tiburonなどの職場でプログラマー、アニメーター、テクニカルアーティストと多岐に渡り活躍。

水口哲也氏

 2001年、「Rez」を発表。その後、音楽の演奏感をもったパズルゲーム「ルミネス」(2004)、Kinectを用い指揮者のように操作しながら共感覚体験を可能にした「Child of Eden」(2010)、「Rez」のVR拡張版である「Rez Infinite」(2016)など、共感覚的なアプローチでゲーム作品を制作し続けている。

 2002年文化庁メディア芸術祭特別賞、Ars Electronicaインタラクティヴアート部門名誉賞などを受賞(以上「Rez」)。

 2006年には全米プロデューサー協会(PGA)とHollywood Reporter誌が合同で選ぶ「Digital 50」(世界のデジタル・イノヴェイター50人)の1人に選出される。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科・特任教授。

西 健一氏

 スクウェア(現:スクウェアエニックス)在籍中に「クロノトリガー」と「スーパーマリオRPG」の開発に参加。スクウェア退社後にLOVEDELICを設立。

 スマッシュヒットとなった「moon」(PS)をリリース後に音楽家・坂本龍一氏と「L.O.L.」(DC)を共同開発しディレクション。LOVEDELIC後にSKIPを設立。

 任天堂の宮本茂氏の呼びかけにより、故・山内博相談役のベンチャー支援プロジェクトで「ギフトピア」(GC)をリリース。「ちびロボ!」(GC)「アルキメ DS」(DS)をディレクション。

 2006年2月にRoute24を設立し取締役となる。iOSの初期に「newtonica」シリーズをディレクション。Android用の「コビッツ」シリーズの企画&原案とディレクション。

 ドコモヘルケアのヘルスケアサービス「カラダのキモチ」と「カラダの時計」の立ち上げにプランナーとして参加。坂本龍一氏と、動物愛護の啓蒙活動を目的に設立した「一般社団法人FreePets」初代の代表理事に就任。

須田剛一氏

 1993年にヒューマンにプランナーとして入社。「スーパーファイヤープロレスリング」シリーズ、「ムーンライトシンドローム」を手がけた後独立し、1998年にグラスホッパー・マニファクチュアを創立。

 多くの作品でディレクター、脚本、ゲームデザインを務めており、その独特なスタイルで構築される世界観は、国内外を問わず熱烈な支持を集めている。

 代表作には「シルバー事件」、「killer7」、「ノーモア★ヒーローズ」シリーズなどがある。最新作は2016年予定のPS4専用タイトル「LET IT DIE」。

Chris Charla氏

 マイクロソフトのインディーデベロッパー向けセルフパブリッシングプログラム「ID@Xbox」の統括責任者。

 就任以前はマイクロソフトスタジオでポートフォリオディレクターを3年間、Foundation 9で10年間、レベルデザイン、IP創造、ビジネス開発のリーダーに携わる。

 古くは、IGN.com設立時の編集者も含めたゲーム関連のプレス・編集を行なう。余暇にはロボット製作、テキストアドベンチャーゲーム、一風変わったゲームのファン雑誌を楽しむ。

I Am Robot and Proud氏

 今回がBitSummit初参加となるI Am Robot and Proudこと Shaw-Han Liemは北国カナダのトロント出身のエレクトロニックミュージシャン兼ゲームデザイナーで、リミックスアルバムも含む6枚以上のアルバムをリリースし、数々のミュージックコンピレーションに参加している。

 ゲームデザイナーとしても活躍しており、Jonathan Makと共にSound Shapesを手がけ、多数の賞を受賞している。