ニュース
「Watch Dogs 2」への期待がさらに高まるデモプレイが登場!
「Ubisoft E3 2016 Conference」詳報。完全新作「Steep」にも期待
2016年6月14日 15:02
Ubisoftが現地時間の6月13日に開催した「Ubisoft E3 2016 Conference」。カンファレンスの中心となったのは以前よりアナウンスのあった「Tom Clancy's Ghost Recon Wildlands」、「South Park: The Fractured but Whole」、「For Honor」、「Watch Dogs 2」の続報で、タイトルの情報を立て続けに発表するというよりは、1つ1つの作品に時間を取り、その魅力を深く紹介していく形式となっていた。
中でも会場が盛り上がったのは、「For Honor」と「Watch Dogs 2」。「For Honor」では、今回はプレイアブルキャラクターとしてのバイキングが初登場し、侍の陣営に攻め込むというキャンペーンモードのデモプレイが披露された。
バイキングは筋骨隆々、大型の斧を振り回す戦士。騎士、侍と比較しても一撃の重い力強いキャラクターとなっている。侍側には雑魚敵だけでなく、大柄で棒を振り回す敵や通常よりも一回り大きい日本刀を振るうボス級の侍がいて、彼らとの乱戦が楽しめる。またロープを使って城壁を上るアクションもあり、既に公開されているマルチプレイとは異なった体験となっているようだ。発売日は、2017年2月14日と発表された。
また「Watch Dogs 2」では、実際のミッションに沿ったデモプレイが披露された。今作ではドローンを使っての付近の調査が可能となっており、空中から敵の位置を確認したり、潜入ルートを考えたりできる。前作の特徴だった監視カメラへの侵入もドローンから可能となっており、ドローンから監視カメラ、そしてまた別の監視カメラを経由して、建物内部のより詳細な様子を見ることができる。
さらに今作が良いのは、主人公がはっきりとした目的を持っていることで、セキュリティに侵入してネットワークのハッキングに成功すれば、ゲーム内のモニターすべてがザッピングして主人公の裏の顔「Dedsec」マークが映し出される。
この“乗っ取り成功”の爽快感が前作にはなかったもので、このデモによって本作への期待はさらに高まったと言える。なお「Watch Dogs」については、「Assasin's Creed」に引き続いて実写映画化が決定したという。
新作のサプライズという点では、カンファレンスの最後に発表された「Steep」はかなり面白いコンセプトのタイトルだ。
「Steep」は、世界の雪山を舞台としたXスポーツゲーム。雪山の上からウイングスーツで飛ぶ、スノーボードやスキーで滑る、パラシュートで下るといったことができる。
Steepとは急勾配、急な傾斜の意味で、、その言葉通り、一度スタートを切れば、自然のままの急な斜面を猛スピードで飛んだり滑ったりしていくこととなる。本作はマルチプレイが推奨されており、他のプレーヤーと集まってレースをしたり、トリックの上手さを競うことができる。
レースを終えた後はそのプレイを振り返ることが可能で、好きな場面で止めたり、巻き戻したり、視点を変えたりしながら見どころを鑑賞できる。そこからシーンのシェアも可能なので、爽快な滑りを決めたり、派手で面白いクラッシュをしたり、「これは」と思うプレイは他のプレーヤーに見せて楽しみを広げていくような遊びが想定されているようだ。
純粋に派手な雪山スポーツを楽しむという変わったコンセプトではあるが、その山々は美しく、パラシュートで景色を見ながらゆっくり下るだけでも心が癒やされそうだ。PS4、Xbox One、Windows向けタイトルで、発売は12月が予定されている。
コアなシューターからファミリー向けのダンスゲームまで全方向でジャンルを取り揃えるUbisoftだが、それはVRでも同じ。今回のカンファレンスでは「Eagle Flight」の3対3のマルチプレイ対戦が披露され、そして新作として「Star Trek: Bridge Crew」が発表された。
「Star Trek: Bridge Crew」は、1つの宇宙船に複数人で乗り込み、それぞれの役割を果たしながら宇宙船を操作していくというもの。VR空間には宇宙船の司令室が再現されており、指示を出したり受けたりしながら、「スタートレックごっこ」が本格的に遊べる。本作はVRプラットフォーム向けに、今秋リリース予定。
このほかカンファレンスでは、「Just Dance 2017」や「Grow Up」、「Trials of the Blood Dragon」などが発表された。