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東京おもちゃショー2016、タカラトミーブースレポート

宇宙に行けるVRトイ「宇宙の旅人」、新ダイアクロン、カメラ付きプラレール!

6月9日~12日 開催(9日、10日はビジネスデー)

会場:東京ビッグサイト 西1~4ホール

 東京ビッグサイトにて6月9~12日まで開催中の「東京おもちゃショー2016」からタカラトミーブースをレポートする。今年のタカラトミーブースでは、様々な最新技術を導入したおもちゃが目立っていた。まったく新しいシリーズから定番アイテムまで、一歩先をいく楽しさを秘めた製品が登場している。そんなタカラトミーの最新製品をここに紹介しよう。

「カミワザワンダ」、「タイムボカン24」など、アニメ関連アイテムが数々登場

 今年4月より放映中のタカラトミー企画のアニメーション「カミワザワンダ」のキーアイテムとなる「カミワザショット」と「カミワザフラッシュ」がいよいよ発売となる。主人公のユートが使うこれらのガジェットは、モンスター「プロミン」を捕獲したり探したりする、劇中同様の遊びが可能だ。それぞれは別売の「カミワザプロカ」というカードと連動していて、カードに内蔵されたICチップを使った成長要素などもあるそうだ。

 そして当日発表された、タツノコプロ×レベルファイブによる10月放映開始予定のアニメ「タイムボカン24」のおもちゃが早くも出展されていた。1975年に放映された「タイムボカン」をリスペクトした本作の主役メカは、当時同様カブトムシ型の「メカブトン」。本作ではこのメカブトンが2足歩行タイプのロボットに変形するそうだ。このメカブトンのおもちゃ「DXメカブトン」は変形機構のほか、他の虫型ロボットと「コスプレドッキング」して、「野球王」、「海賊王」などのフォームに合体変形が可能。それぞれには音声や発光などのギミックも内蔵され、プレイバリューが広がっている。

「カミワザショット」。召喚(タッチ)、捕獲(キャッチ)、浄化(デバッグ)の3つの遊びが楽しめる。「モードチェンジ」による変形ギミックもある。5,500円(税別)、6月下旬発売予定
「カミワザフラッシュ」は、「カミワザショット」との合体も可能。3,800円(税別)、6月下旬発売予定
「カミワザプロカ」は、ブースターが200円(税別)、スターターセットが700円(税別)。6月下旬発売予定
「タイムボカン24」関連の製品は全て撮影禁止だった。「DXメカブトン」は4,000円(税別)で、今秋発売予定とのこと

おもちゃ業界にもVRの波到来!? 「JOY!VR 宇宙の旅人」

 ゲーム業界で盛り上がりを見せつつあるVRはおもちゃ業界も目をつけていて、タカラトミーからもVR製品が発売される予定だ。この「JOY!VR 宇宙の旅人」は、スマートフォンを使って手軽にVR体験ができるゴーグルで、付属の専用コントローラーと専用アプリによって、VR内の宇宙空間を自由に行き来できるという、インタラクティブ性を持たせている。

 サブタイトルの通り、宇宙ツアー、惑星探査、宇宙遊泳、プラネタリウムなどの宇宙関連の映像が用意される予定となっている。もちろん一般のVR映像のビューアーとしても使用可能だ。

「JOY!VR 宇宙の旅人」。価格未定、2016年冬発売予定。なお写真のヘッドホンは付属しない

ギャグをしゃべりまくりの目覚まし時計ロボ「爆・笑太郎」

「爆・笑太郎」。8月6日発売、5,800円(税別)

 同社が展開する「オムニボット」シリーズの最新作は、ギャグをしゃべるロボット「爆・笑太郎(ばく・しょうたろう)」だ。頭部に時計を装備した目覚まし時計タイプのロボットで、アラームの代わりギャグをしゃべるというギミックを内蔵している。内蔵されたギャグは1,300個以上にものぼり、1日1個つ聞いたとして、2020年まで毎日違うギャグを聞けるという算段だ。

 そのデザインは過去にトミーが発売した「コックロック」というロボット型時計を踏襲しているが、電波時計内蔵で実用面での機能は大幅にアップしている。音声はあの人気バラエティ番組のナレーションでもおなじみの汎用音声合成を採用しているとのことで、あのシュールな声で聞くギャグもまた楽しい。

新生「ダイアクロン」第2弾は「ビッグパワードGV」に決定

 5月末に発売され「ダイアバトルスV2」が発売され好評を得ている新生「ダイアクロン」の第2弾となる「ビッグパワードGV」が発表された。3機の「パワードマシン」が合体する初代「ビッグパワード」のギミックを踏襲し、合体とともに隊員の戦闘強化服「パワードスーツ」を本体に収納できるようになっている。

 ブースには新型のパワードスーツのみが展示されていて、ビッグパワードGVはまだ出展されていなかった。その全貌は、今年7月に開催されるワンダーフェスティバル2016夏にて明らかになるそうだ。また発売中のダイアバトルスV2のバリエーション「破壊工作タイプ」、「重装強襲タイプ」も参考出展されていた。全て発売日、価格とも未定となっている。

ビッグパワードGVはオリジナルのビッグパワードとともに映像で紹介。胸にパワードスーツを収納でき、パワードスーツにはダイアクロン隊員が乗り込める
ブースでもらったチラシには、「ビッグパワードGV」らしき姿が描かれていた。裏にはパワードスーツのイラストも

スマホで運転ができるプラレール「ダブルカメラドクターイエロー」

 プラレールもついにスマートフォンと連動し、特別なコントローラーを必要とせずに運転ができるようになった。

 「スマホで運転!ダブルカメラドクターイエロー」は、専用のアプリをインストールしたスマホでの操作が可能で、さらに運転席と車窓にセットされたカメラで走行中の映像をスマホの画面で見たり録画したりできるという、臨場感あふれる仕様となっている。また発売中の「僕が運転!マスコン北海道新幹線はやぶさ」に付属するマスコンにスマホをセットすることで、レバーによる操作も楽しめるようになっている。

「プラレール スマホで運転!ダブルカメラドクターイエロー」。10月中旬発売予定、12,000円(税別)

【その他の注目製品】
「サイモンAIR」。昔懐かしい記憶ゲーム「サイモン」をセンサー操作にしたもの。光りと音の順番を、本体に手をかざして追いかけるのだ。10月発売予定、3,500円(税別)
「スマポン」。表情を変えながらユーザーと会話をするおもちゃ。本体に映った顔は、実は専用アプリの画面を投影したもので、電池等は必要ない。7月2日発売予定、1,500円(税別)
「トミカ スリリングマウンテン」。山をモチーフとしたトミカのコースで、カーブや坂などを再現。なんと落石のギミックも。7月発売予定、7,800円(税別)
「カードキャプターさくら 封印の杖&クロウカード」。今年20周年を迎えた「カードキャプターさくら」のカード連動玩具シリーズ。ICチップ内蔵のカードにかざすとボイスが再生される。9月発売予定、8,500円(税別)
10周年を迎えた「トミカハイパーシリーズ」は「NEXT STAGE」として、製品の発売に合わせてオリジナルアニメーションをYouTubeで公開する。第1話は6月11日配信予定だ
「キューインガン」。TVに接続して楽しむガンシューティングで、本体後部のレバーで弾を吸い込んで必殺技を撃ち出すアクションを楽しめる。7月上旬発売予定、7,500円(税別)
「りからいず 魔女の宅急便 キキ」。「魔女の宅急便」のキキをリカちゃんサイズのドールで再現。ほうきなどの小物やジジも付属する。11月下旬発売予定、9,800円(税、送料別)。タカラトミーモール限定
「トランスフォーマー ユナイトウォリアーズ UW-EX リンクスマスター」。6体のトランスフォーマーが合体する。10月下旬発売予定、9,800円(税、送料別)。タカラトミーモール限定