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タイトー、リミックスCD「ダライアスバースト リミックス ワンダーワールド」
試聴データ付き! アレンジャー全員にメールインタビュー


6月30日 発売予定

価格:3,990円


 株式会社タイトーの音楽レーベル「ZUNTATA RECORDS」から6月30日、PSP「ダライアスバースト」の楽曲をアレンジした2枚組のCD「ダライアスバースト リミックス ワンダーワールド」が発売される。価格は3,990円。

 本アルバムはDisc1を「人の息吹」、Disc2を「機械の息吹」とネーミング。Disc1とDisc2の「同じトラックNo.同士で同じ原曲をアレンジした楽曲」が並んでいる。アレンジを担当するのはコンポーザーのZUNTATAメンバーのほか、計18名に及ぶ豪華アーティストであることも特徴となっている。

 今回、全アレンジャーにメールでインタビューさせてもらえる機会を得られたので、その全容をお届けする。また、本アルバムのプロモーション用試聴映像も提供いただいたので、合わせて掲載させていただく。アルバムの発売日まで、試聴データから思いを馳せてみるのもいいだろう。

本CDのレーベル面。左がDISC1「人の息吹」、右がDISC2「機械の息吹」



【試聴用ムービー】

■ 全アレンジャーにメールインタビュー(以下敬称略)

Q1.原曲を聞いて最初に考えたことは何でしたか? Q2.アレンジのコンセプトについて教えてください
Q3.同じ曲をアレンジした方について意識はされましたか? Q4.ずばり、聴き所を教えてください。

● Disc1「人の息吹」編

下村陽子 Disc1-1
背中に未来
原曲:Good-bye my earth
Q1:おー、カッコいい〜〜!! 世界観ができあがってるので、どんなアレンジにしようか……。 Q2:今回のアルバムで、Disc1のコンセプトが「人の息吹」、曲タイトルが「背中に未来」、原曲のタイトルは「Good-bye my earth」という言葉のイメージから、地球を離れゆくときの心象を想像して表現してみました。
 また、「人」というのをキーワードに、アコースティック感を取り入れるように心掛けました。
Q3:全然意識しなかったと言えば嘘になります(笑)。
 でも、鈴木さんなら、おそらく曲調は被らないだろうなと思ったので、安心して思いっきり自分のアレンジに集中できました。
 そして、鈴木さんのアレンジがとても楽しみでもあります。
Q4:カッコいいアコギと、凛とした透明感のあるヴォーカルです!
 最初に原曲を聴いたときに、「これで行こう!」と、色鮮やかに広がったイメージをそのまま音にしました。
 気持ちよく聴いて頂けると嬉しいです。
桜庭 統 Disc1-2
現在戦闘進行中
原曲:Hinder Two
Q1:ちょっと不思議な感じがする曲だと思ったので、どの方向の曲にするのか悩みました。 Q2:なるべく人間っぽい感じを出したかったので、揺らぎや荒っぽさを曲に入れる事です。
Q3:意識していません。 Q4:自分でマイクを立てて録音、演奏したオルガンとドラムです。
岡 素世 Disc1-3
故郷
原曲:Fast lane
Q1:普段マニアックな作風イメージの土屋さんにしてはわかりやすいメロディがあってほっとしました。 Q2:都会から「故郷」を懐かしむ哀愁イメージ。
 盛り上がりすぎないように、また、センチにならないよう気をつけました。
Q3:2枚のCDが対になった企画コンセプトなので同曲アレンジャーへのプレッシャーは全くなく、同曲を機械コンセプトでアレンジしたらどんな感じなのか楽しみでした。
 また、並木さんは、シャープな味のある作品を作られる方なので楽しみ感は倍増です。
Q4:生のヴァイオリン、生のギター、生シミュレートの打ち込みシンセ群のコラージュ。
なるけみちこ Disc1-4
激化
原曲:Cylinder
Q1:シューティングBGMとしてきちんと成立していると思うと同時に、これがアレンジバージョンみたいだと思いました。 Q2:このアルバムにおいては、なんとなくこちらが原曲っぽくしてみる。
Q3:考える余裕がありませんでした。
 今は自分の作業が終わったので、別のアプローチを早く聴いてみたいです。
Q4:最後の爆発。
日比野則彦
(株式会社ジェム・インパクト)
Disc1-6
無我
原曲:Iron Corridor
Q1:はい、発想が自由でいいと思いました。 Q2:無我!!
Q3:あ、してませんでした。 Q4:自分でもわかりません。 無我だから……(笑)
坂本英城
(株式会社ノイジークローク)
Disc1-7

原曲:Calm down
Q1:アレンジの原曲としては非常に難しい曲だったので「土屋昇平くんにだまされた」と思いました。 Q2:アナログの音をデジタルで雑に料理したという具合でしょうか。
 納豆が葱や醤油とあまり混ぜすぎない方が風味を損なわず美味しいのと同じで、あえて大ざっぱに調理しました。
Q3:最初はまったく意識していなかったのですが、あとから小倉久佳さんと聞いてチビりました。
 小倉さんは神なので、僕は対照的に俗の部分で好き放題やらせていただいた感じです。
Q4:僕の「歌声」でしょう。もうほんとやりたい放題ですよ。
 タイトーさん、素晴らしい機会をくださりありがとうございます!
菊田裕樹
(合資会社ノーストリリア)
Disc1-8
覚悟と決意
原曲:Baptize Silver Hawk
Q1:メロディに対する考え方や扱い方が自分とは根本的に違うので、これは意外とアレンジが難しいかもなあという印象でしたね。
Q2:原曲からメロディだけを抽出し、僕なりの解釈を加えた上で、メロディに内在する響き、本質的に鳴りたがっていると思えるコード感を構築することに腐心しました。
Q3:作業中には意識しませんでした。むしろ、できあがってから気になりはじめたかな。 Q4:今回のアレンジ版企画意図を自分なりに受け止め、人間という立場から見たゲーム世界を描くため、アコースティックな響きや、感情的な表現に重点を置いています。
 原曲からは想像もできない切り口に仕上がっていると思いますので、その意外さを楽しんでもらえれば嬉しいですね。
関 美奈子
(DIGITAL SONIC DESIGN)
Disc1-9

原曲:Shady
Q1:ディスクキーワードが「人の息吹」ということで、人の声を使ってみようと思いました。 Q2:「心」というタイトルをいただいたので、心のうつろいのように、1つのイメージでなく聴く方によっていろいろな捉え方ができるようなものになればと。
 それでいて、ある瞬間を切り取ったような統一感も出せれば良いなと思いながら編曲しました。
Q3:自分の制作に必死で意識する余裕がありませんでした(汗)。 Q4:メインボーカルである土屋実紀さんの声ですね。
 収録時もいろいろとこういう風にやってみたらどうでしょうとお互いにアイディアを出しながら作り上げていった感じです。
 土屋実紀さんの今回のような歌い方が聞けるのもかなり珍しいと思いますので、私の音の世界観とともに楽しんでいただければ幸いです。
光田康典
(プロキオン・スタジオ)
Disc1-10
安らぎの到来
原曲:The world of spirit
Q1:原曲に入っています加工された声が機械的なのにも係わらず何故か今回のテーマでもあります「人の息吹」を凄く感じました。
 これを元にリミックスをしたら面白いだろうな〜と思いました。
Q2:1曲の中に完結する物語を作りたく、効果音を入れたり音楽的仕掛けを作ってみました。
 ずばりコンセプトは「物語」ですかね。
Q3:今回「人の息吹」と「機械の息吹」で2枚のCDのコンセプトがそもそも違いましたので、意識するというよりどんな楽曲に仕上がっているんだろう? と興味の方が強かったですね。 Q4:1つ1つの音に意味を込めて作りましたので、全てが聴き所だと思っています。
 楽曲を聴きながら自分なりの物語を作って楽しんでいただけると幸いです。

● Disc2「機械の息吹」編

鈴木光人
(株式会社スクウェア・エニックス)
Disc2-1
出発
原曲:Good-bye my earth
Q1:素材となるオーディオトラックをもらった時が最初で、何度か聞きながらシーケンサーであれこれ抜き差しをして遊んでいました。
 大体いつもそんな感じで進めています。
Q2:聞いて気持ち良いかどうかは常々念頭にあります。
 今回は自分の中で育てる方向性がいくつかあったのですが、最終的に形となったのは、初期に作業を進めていたバージョンとなります。
Q3:沢山の作家が参加されているので全体的に面白い流れになるだろうな、とは考えていましたが、同じ曲をアレンジされる方については特に意識する事はありませんでした。
 「お、下村さん」って感じで(笑
Q4:音の隙間です。
並木学
(ベイシスケイプ)
Disc2-3
ファクトリー
原曲:Fast lane
Q1:一聴して「クールさとアツさ」のバランスが絶妙だなぁ、と。
 ささやき声によるメロディの音色が風変わりで面白く、どういうエフェクトで加工して作られているのか、興味がわきました。土屋さ〜ん、おしえて!
Q2:「一発録り」です。
Q3:岡素世さんの音楽、とても好きなのです(告白)。
 着手前にメールで「お互い、楽しみですネ」とやり取りしました。
 もちろん参加アーティスト全員の曲群も……発売日が楽しみですね!
Q4:サウンドはシンプルですが、腕によりをかけまくってみました。
 シンプルゆえに「どこがどんな風にアレンジされているのか」を意識しつつ原曲と聴き比べていただけると、わかりやすくお楽しみいただけるんじゃないカナ?と思ってます。
Ryu☆ Disc2-4
粛々ト敵ヲ撃破
原曲:Cylinder
Q1:5拍子をどのように4拍子へ変えようかなと考えました。 Q2:「粛々ト敵ヲ撃破」のテーマの元、原曲を感じながらも、原曲とは違う色に仕上げることです。
Q3:いえ。リミックスに集中させて頂きました。 Q4:指定されたタイトル通り、粛々と進行しながら展開するビート感です!
 ゲームをプレイしながら、お聴き頂ければと思います!
TECHNOuchi Disc2-6
無心
原曲:Iron Corridor
Q1:「んんんんん……これはどう戦えばよいんだろう……」です(笑) Q2:すべてのことに、相反する2つの側面が存在し、それらはメビウスの輪のように、繋がっていると思ってます。
 今回はそこに着目、コンセプトとし、掘り下げて行きました。
Q3:すみません。全く意識しませんでした。
 というのも、同じ曲を別々の人が、「人」と「機械」というコンセプトの元、アレンジし合うということに気付いたのはアレンジ完成〜納品後だったからです(笑)
Q4:聴き所は、リスナーの皆さん各々で見つけて欲しいのと、(いわゆるネタバレ的な)あまり先入観を持って聴いて欲しくないので、「ココです〜!」というのは敢えて書かずにおきますが、音楽ジャンル的、あるいは、曲展開的な部分で、
「 ( ゜д゜) !! 」
 こんな顔になって貰えれば大変嬉しいです(笑)
小倉久佳音画制作所 Disc2-7
リカイフノウ
原曲:Calm down
Q1:「あ、似てる(笑)」と思い次に「どうすんのよ!?これ(汗)」
と途方にくれ、「頼みましたよ!」と土屋氏からの心の声を感じ、その後いっそのことイタズラしちゃえ!と。
Q2:ふたつのモチーフが共存(キズナ)する「W-music」です。
Q3:坂本さんのことを意識したと言うより、坂本さんが意識しているであろう「絆」というテーマをとても意識してしまう自分に驚きました。
 対になったテーマであるがゆえの引力かなと思いました。
Q4:メロディを殺さずに再構築するアレンジ!です。
渡部恭久 Disc2-8
同士 信頼
原曲:Baptize Silver Hawk
Q1:メロ、オケ、声素材がどうしても全部違う方向を向いている様に思えたので、「んじゃおいらの解釈でまとめるさ」と考えてました。 Q2:頂いたキーワードが「同志、信頼」ということでしたので、何をもって仲間になり、それが信頼にまで発展していったのかという部分から追いかけてます。
Q3:同曲を別の方がアレンジするというのを知ったのが、ほぼ構成ができあがってからでした。ですので、どう料理したのかを現在、楽しみにしています。 Q4:全体を通してゆったりと流れていく、背景とか物語みたいな部分が伝わればうれしいです。
Baiyon Disc2-10
オチツイタキモチ
原曲:The world of spirit
Q1:ダライアスらしい曲だな、と思いました。 Q2:普段のremixよりも元素材をたくさん使いました。リズムパート以外はほとんど原曲の音です。
Q3:しませんでした。 Q4:縦っぽい感じと横っぽいグルーヴを両方盛り込めたかなと思っています。
 スピーカーとヘッドフォン、自宅とクラブ、様々な環境で聞いて欲しいです。

● ZUNTATA編

土屋昇平(ZUNTATA) Disc1-5
残骸の中静かに眠る
原曲:Hello 31337
Disc2-2
淡々ト敵ヲ撃破
原曲:hinder two
Disc2-11
ボーナストラック
新録:The world of spirit Type zero
(for A ZONE)
Q1:小塩君の曲は、どうすれば彼が嫌な顔するだろうか考えました。
 小倉さんの曲は、取りかかろうと曲を聴き始めると、アレンジそっちのけでずっと聴いちゃって、ちっとも進みませんでした。
Q2:「残骸の中静かに眠る」は、兵士が夜空を見上げながらうとうとしている感じです。
 あまりにも渦中にいると、ふと第三者的な気分になる事が私はよくあるんですが、戦いの中、ふと出来た休息の時に、なんとも言えない気分に浸っているようなイメージです。
 「淡々ト敵ヲ撃破」は、アンドロイドが激しい空中戦を繰り広げている映像をイメージして制作しました。
 こちらは、その状況にスポットをあてている感じです。
Q3:「残骸の中静かに眠る」の方は小塩君なので、彼が嫌な気持ちになるようなればいいなと思ってました。
 「淡々ト敵ヲ撃破」の方は桜庭さんなので、意識しないようにしていました。
 が、なんにせよこのアルバムのディレクションをしているということもあり、全曲検収しなければならず、各作家様の曲を全部聴いて、かつ自分の分も制作するというのが、なかなか面白かったです。
Q4:現時点で全部の曲を聴いてますので、断言できます。
 本当に一級品のアルバムになりました。
 「ダライアスバースト」の楽曲を気に入って下さった方々にも、ゲームの音楽に興味のある方にも、各作家様のファンの方々にも、音楽ファンの方々にも、なんの曲聴こうか迷ってる方、色んな音楽を探してみたい方、暖かい音が好きな方、激しい音が好きな方、有機的な音が好きな方、無機的な音が好きな方、ロックが好きな方、フロアミュージックが好きな方、ポップスが好きな方、ジャズが好きな方、クラシックが好きな方etc...
 ともかく、是非ともお聴きいただきたいと願うばかりです。絶対に琴線に触れる曲が入っていると思います。
 ご期待下さいませ。
小塩広和(ZUNTATA) Disc1-11
ボーナストラック
新録:Good-bye my earth
(Long Arrnged ver.)
Disc2-5
残骸ノ中 静カニ思イヲ巡ラセル
原曲:Hello 31337
Disc2-9
ココロ
原曲:Shady
Q1:「Shady」についてはとても空気感のある曲だという印象を受けました。そこでその空気感を生かしつつさらに一種のノリをプラスすればかなり気持ち良くなるのではないかと思いました。なのでかなり早い段階でアレンジの方向性は見えていた曲です。
 一方「Hello 31337」については本当に「GreatThing」(ボスキャラ)のために完成された曲という印象でしたので、どのようにアレンジするのか随分悩みました。こちらは実際にアレンジしてから初めて方向性を見いだすことができた曲ですね。
Q2:「Hello 31337」についてはQ1で書いたとおり完成されたという印象が強かったので、逆に壊すことをコンセプトの起点としました。恐らくこの曲の時点では主人公は相当傷を負っており、しかしそれでも心はまだ戦闘といった状態だと思います。そういった感覚を感じ取って貰えると嬉しいです。
 「Shady」については「ココロ」ということで機械的でありながらもエモーショナルであるということをコンセプトとしました。実はある有名なフレーズのオマージュを混ぜ込んでいてそれがこの曲全体のキーポイントになっています。是非探してみて下さい。
Q3:このアルバム自体がとても素晴らしいアーティストの方々に参加いただいているので、同じ曲をアレンジした方というよりも、ともかく全体の中で自分の曲が収録するに足るものであるかということをかなり意識し、かつ悩んだところでした。
 ちなみに「Hello 31337」に関してはどちらかというと原作者である小倉さんを意識したかもしれません。ともかく原曲に負けないようなアレンジを目指したつもりです。
Q4:「Hello 31337」については破壊といいつつほぼ全ての原曲の素材を使用しています。どの部分にどの素材が散りばめられているか探してみるのも面白いかと思います。
 「Shady」については「Hello 31337」とは逆に原曲のフレーズのみを生かし音は1から作り直しています。気持ちよくなるような音の重なりを意識したのでそこを聴いてみて下さい。
 またこの2曲はアプローチの仕方は全く異なっていますがどちらも私のアレンジです。なので、共通点を探してみるのも1つの楽しみになると思います。そしてそれを是非私に教えて下さい(笑)

(C) 2010 Taito Corporation. All Rights Reserved

(2010年 5月 27日)

[Reported by 佐伯憲司]