名物野球シミュレーションの最新作の魅力に迫る!
DS「プロ野球チームをつくろう2」馬場プロデューサーインタビュー
馬場保仁プロデューサー |
1998年に第1作目が登場して以来、プロ野球シミュレーションゲームの定番となっている「野球つく」シリーズ。5月21日に発売されたニンテンドーDS用のシリーズ最新作、「プロ野球チームをつくろう!2」(野球つく2)では、2009年シーズン開幕前(3月4日時点)での選手・監督データはもちろん、今までのシリーズにはなかった各種新システムを多数搭載。ゲームを通して、ますます野球が好きになる仕掛けやイベントが盛りだくさんの作品だ。
今回の「野球つく2」の特徴、魅力ははたしてどこにあるのか? よりゲームを楽しむにはどのようにすればいいのか? ゲームの生みの親である、セガの馬場保仁プロデューサーにお話をうかがった。
■ 野球好きの方に遊んでいただければ
――前作の「プロ野球チームをつくろう」登場から約1年、早くも「野球つく2」が登場となりましたが、今回のゲームコンセプトは?
馬場 野球好きの方がターゲットとなる作品であることは大前提ですが、今回は「野球つく」という言葉は聞いたことがあるけれど、実際の中身はわからないという方にどうやったら遊んでもらえるのかな、ということを最初に考えました。「野球つく」はシミュレーションゲームですから、「シミュレーションというとゲームが複雑で難しいのでは?」というイメージを持っている方もきっといらっしゃると思いますので、実は誰でも簡単に遊べてとてもわかりやすいゲームであることを実感していただけるように工夫しました。
選手を獲って、育てて、そして試合に勝つ! ことがゲームの基本となりますが、ほかにもたくさんの遊び方を用意していますので、自分のチームが日本一を達成した後も、好きな選手を集めてどんどんチームを強くしていくとか、特定の条件で発生する「イベント」や「クエスト」を全部クリアしていくとか、皆さんそれぞれの遊び方ができるようになっているのが「野球つく2」の大きな特徴のひとつです。開発スタッフはみんな野球が大好きで、もうそれこそ「野球LOVE」な人間たちがたくさん集まって作っていますので、野球好きの方に一度遊んでいただければ、きっと楽しさが伝わるようになっていると思います。
――前作に引き続き、プラットフォームをニンテンドーDSに設定した理由はどんなことでしょうか?
馬場 ニンテンドーDSのような携帯ゲーム機と、「野球つく」のようにコツコツとプレイして積み上げていくようなタイプのゲームは、親和性が高いと思うんですよ。5分程度の短い空き時間を利用して少しずつ遊んでいくことができますので、ライフスタイル的にもスポッと隙間にはまってちょうどいいのではないかと思っています。
スキル合成で上級スキルを作ることができるものは青文字で表示 |
――開発にあたり、最もご苦労なさったのはどんなところですか?
馬場 今まで「野球つく」シリーズを触ったことのない方に、いかにストレスを感じることなく快適に遊んでいただけるかを、最も時間をかけて考えました。いろいろな遊び方ができるとはいっても、初めての人に対して“いろいろなことができますよ~”と言っただけでは、プレーヤーが“まず、何をすればいいのか?”、“今、何をすればいいのか”が全然わからなくなってしまいますからね。ですから、ゲーム中にはヒントとなるメッセージやアイコンなどの情報が、状況に応じて的確なタイミングと必要な場所に表示されるよう心がけて作りましたね。
たとえば、ショップでスキルを購入するときに、購入後に別のスキルと合成すると「上級スキル」をつくることができるものには文字の色が青に変わるような演出をしたりして、プレーヤーに逐次ヒントを出すようにしています。またラボのスキルブックでは、特殊な効果が発生する「スキルコンビネーション」が発生する組み合わせとなっているスキルは文字が赤色になったりもします。操作方法についても、極端なことを言えばマニュアルを全然読まなくても、しばらく遊んでいくうちに自然とやり方を覚えられるように意識して作っています。
それと、ニンテンドーDSの場合は上下2つの画面がありますから、単純計算でグラフィックの量が普通のハードよりも倍になる分、インターフェイスの役割分担、絵を描く作業なども多く、工夫・作業量ともとてもたいへんでしたね。
お気に入りの選手をどんどん成長させられる「ひいきシステム」 |
成長の軌跡で入団後どれだけ成長させることができたのかを確認できる |
――前作から大きくシステムを変えたのはどんなところでしょうか?
馬場 まず第1に、11年以上、いや、100年でも遊んでいただけるようになったことです。前作では、10年目のシーズン後に終了する「10年サイクル」のシステムにして、その期間内でのハイスコアを競うような形で遊んでほしいというデザインだったのですが、これは携帯機で時間がない中プレイしていただくので、短い期間で決着して、更に次のチャレンジ、というような別のゲームデザインにするという、ある種実験的なところがありました。でも、現実はフタをあけてみると実際、「なんで途中で終わりにしちゃうんだ!」というユーザーさんからの意見がかなりあったんですよ。そこで、なるほど、と。時間がない隙間の時間でプレイしていくからこそ、コツコツと積み上げて、好きなだけ遊ぶスタイルをプレイされたいんだな、と改めて再認識をいたしました。
そこで、「野球つく2」では、11年以上遊べるようにすることで、記録や成績をずっと積み重ねていけるようにしなくてはいけないと。好きなだけ遊べる以上、自身の足跡を「実感」できるものが出力されないといけないと思ったわけです。そうなると、前作からシステムを変えなくてはいけない部分というのがたくさん出てきました。たとえば、長期間プレイすると途中からゲームオリジナルの選手がどうしても増えてくるので、名前を見ただけではどんな特徴を持った選手なのかがわからないケースが発生しやすくなってしまいます。そこで、トレードをするときには好みの選手を探しやすくするための検索機能を新たにつけたりしています。
また、長期に及ぶプレイが可能になると、より「育成による達成感」を実感できるようになりたい、と思われると考えまして、試合が行われた週ごとに★マークがもらえる「ひいきシステム」を導入しました。これはスピード、テクニック、パワーを3種類の★マークを、自分で好きな選手に使うことでどんどん成長させることができるというものです。このシステムは、1軍にいる選手にしか使えないのですが、2軍の選手はこれとは別に「特訓メニュー」を使って鍛えることができるようになっていますから、自分好みの選手をたくさん育てていって、自分だけのストーリーを作って楽しんでもらえるような構成にしてあります。また、プレイヤーの皆さんがコツコツと育て上げられたものを確認できる要素が、これまでは試合しかありませんでしたが、新たに「成長の軌跡」で入団後どれだけ成長させることができたのか? を視認できる画面を作りました。これと成績両面から、友達に自慢していただけるといいと思います(笑)
野球好きの方が野球のどこを楽しみにされているのかを考えますと、そのひとつに記録やデータ、成績という要素があると思うんです。「野球つく」においては、プレーヤーが少しずつ積み上げてきた成果の確認のひとつの要素として、成績というものがあるわけですね。そのために通算記録を確認できたり、シーズン記録のレコードを塗り替えていくことができるようになっておりますので、頑張ってプレイしていただきたいですね。
――ゲーム中にはいろいろなイベントも登場しますよね?
馬場 前作では「サブシナリオ」というシステムだったものが、「ベースボールクエスト」という形に進化して登場します。ショップで各クエストを買うことでチャレンジできるようになり、クリアすれば報酬や能力アップなどのメリットが得られるようになっています。イベントも一部残っていますし、新規でも追加されていますけどね。それから、ショップで「フライ打ち」や「ディレードスチール」などの「GMスキル」と呼ばれるアイテムを購入しておけば、試合中の好きなタイミングでいろいろな作戦を使うこともできます。「内角攻め」や「ゴロ打ち」などのような野球通っぽい命令から、“隠し球ができてしまう!”などというような、いかにもゲームっぽいものもありますが、うまく使えば試合を動かし、「ベースボールクエスト」を達成させるのに役立てることができます。
シーズンオフに主力選手がFA宣言をして抜けてしまうことがありますが、もしそうなった場合はチームとしてもかなりダメージを受けてしまいます。そこで、もし選手が抜けた場合は、相手チームに人的補償を求めることができるようになりました。どうしてもFAで選手を引き抜かれるのが嫌な場合は、「チーム愛の巻物」というアイテムを買って使用すれば、FA宣言の資格を得るまでの年数を先延ばしすることもできます。
言い方を変えますと、もし自分のチームがお金持ちになってFAで選手を獲得したときには、誰か別の選手を放出しなくてはいけなくなります。誰を指名するかはCPUが決めますから、プロテクトできなかった将来の主力候補と見込んで育てていた若手選手を引き抜かれてしまうというようなリスクも同時に負うわけですね。
――今回の目玉のひとつに、「野球つくJAPANロード」という新モードの存在があるかと思いますが、本モードの特徴を簡単に教えてください。
馬場 「野球つくJAPANロード」は1人でももちろん楽しめるのですが、4人集まってこのモードを遊ぶとこれが本当に面白いんですよ! 最初のドラフトでいい選手を奪い合ったり、試合後には勝ったプレーヤーが負けたチームの好きな選手を強制トレードで奪うことができるようになっていますので、ゲームがとにかく白熱します。あるいは、試合中に「GMスキル」をいつ発動させるのかというプレーヤー同士での駆け引きも楽しめるようになっています。
それからこのモードでは、強い選手を集めるだけでなく、「スーパーカートリオ」とか「アラフォートリオ」などのコンボが発動する特定の選手を狙って獲得するというもうひとつの大きなテーマがあるんです。コンボが発生すると、アイテムを購入するためのYPポイントがたくさんもらえるようになるので、コンボをどれだけ出せるかを考えながら遊ぶのも面白いですよ。
「ベースボールクエスト」をクリアすれば報酬はもちろん、能力アップのメリットもある | 「GMスキル」の「ディレードスチール」。GMスキルは非常に強力なので、アイテムはぜひ購入しておきたい | 「野球つくJAPANロード」は、選手の育成とは別に、Wi-Fi接続でその場で気軽に始められるのがウリ |
■ 「野球つく2」に込められたテーマは「野球LOVE」です!
各所にこだわりを持って作りこまれている「野球つく2」 |
――「野球つく」であれば、前作のデータを新しいものに入れ替えただけでも「2」として作品が通用すると思うのですが、今回あえてゲームシステムを変えたことで不安みたいなものはなかったですか?
馬場 データをちょっと変えてマイナーチェンジしただけのものを作ろうと思えば作れますが、単なる「2」ではないクオリティとボリュームをアップさせたものにしなくてはいけないといつも考えています。
社内の研修などの場でもよく話すのですが、何かを変えようと思ったら、そのためには信念と情熱、それに覚悟が必要です。信念を持たず中途半端に作ったゲームは、ユーザーさんが中途半端な出来であることを感じてしまわれるものなんですよ。「神は細部に宿る」と思います。新しいシステムのせいでもしかしたら不満を感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは新たな挑戦をした結果の、新たな課題として真摯に受けとめるしかないと思っています。
――10年以上も前に第1作目が発売され、これだけシリーズ作品を作っているとモチベーションを維持するのもたいへんなのではないかと思います。何か持続できる秘訣みたいなものはあるのですか?
馬場 今までずっと続けられているのは、「野球LOVE」という気持ちがあるからこそです(笑)! もう随分長い間「野球つく」をはじめ「つくろうシリーズ」の開発を手がけていますが、まだまだゲーム上で実現できていないアイデアはたくさんあるんですよ。調べれば調べるほど、考えれば考えるほど、野球というものはとにかく奥が深いものなんだと痛感させられますね……。ただ単に、リアルに再現することがいいものもあれば、そうではなく、ゲームだからこそのワクワクを感じられるようデフォルメする必要があるものもありますので。でも、デフォルメには覚悟が必要なわけです(笑)。
――現役の選手以外にも、すでに引退した往年の名選手もたくさん出てきますが、全部で何人ぐらい登場するのでしょうか?
馬場 現役の球団首脳やOBが選手として登場するのは、だいたい200人ぐらいですね。現役およびゲームオリジナルの選手も合わせると、全部で2500人ぐらいのデータが入っています。基本的に、野球ゲームの中では、おそらく「野球つく」シリーズが1番多くOB選手が登場する作品なのではないかと思います。王貞治選手や野村克也選手、それからバース選手、クロマティ選手など、懐かしの外国人OB選手なども出てきますよ。
また、OB選手を登場させることで、各レジェンド選手たちの素晴らしさを伝えていくことも自分たちの仕事のひとつだと考えているんですよ。たとえば、現楽天監督の野村克也氏には「月見草」というスキルがついているのですが、「これっていったい何だろう?」と選手時代を知らない方にも興味を持っていただくきっかけになればいいなと思っています。10代の皆さんにとっては、今は試合後にボヤいている印象が強いと思いますしね(笑)。
――試合中の画面では、ダイビングキャッチやホームベース上でのタッチをかいくぐってのヘッドスライディングなどの演出もいろいろと盛り込まれていますね。
馬場 守備のときは、守備能力が高い選手ほどファインプレイシーンが出やすくなっています。ホームベース上では、タイミングによってランナーがキャッチャーと激突したり、ブロックをかいくぐって滑り込むようなアクションを見せることでアウトかセーフかどっちなのか、プレーヤーをドキドキさせる“間”を作るように演出をしています。
野球ゲームの場合、一般的に選手の能力は打力に高いプライオリティが置かれるところがあるように思いますが、「野球つく2」では守備能力がある程度ないとエラーをしやすくなったり、ゲッツーがとりにくくなったりして簡単には勝てないようになっています。そのあたりも考えたチーム編成を工夫して、楽しんでいただきたいですね。
――ゲーム中の効果音についても、いろいろとこだわりを持って作られているようですね。たとえばソロホームランと満塁ホームランとでは、同じホームランでもファンファーレが全然違ったりしますよね?
馬場 ええ、サウンドも「野球LOVE」な担当者がかなり細かい所にまでこだわって作っています。ホームランのSE以外にも、たとえばバットにボールが当たった音だけでも何種類ものパターンがあって、それを聞いただけである程度打球の勢いがわかるようにもなっています。でも実際は、時間を節約するためにスキップして飛ばされちゃうと全然気付いてもらえなかったりするのですが(笑)。
――「野球つく2」のエンディング楽曲は、セガファンおなじみの光吉猛修さんが歌を担当されているようですが?
馬場 はい。本編のエンディングで流れる楽曲は、私のほうからぜひ歌ってほしいと光吉にオーダーを出しました。それから前作に引き続き、試合中の審判のボイスも光吉が担当しています。作曲は、「ソニック(ザ・ヘッジホッグ)」シリーズのサウンド全般を担当している瀬上 純が担当しています。
合言葉「野球LOVE!」のとおり、馬場プロデューサーの野球への愛情が感じられたインタビューとなった |
――あの審判の声も光吉さんだったのですか! 瀬上さんもまた名物サウンドクリエイターですね。そうなると野球好きはもちろん、長年のセガマニア諸氏も絶対買わなきゃダメですね(笑)。それでは最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いします。
馬場 先の第2回WBCで日本が優勝したときの盛り上がりを見てもわかるように、日本人はやっぱり野球が好きなんだなということが皆さんもあらためて実感されたと思います。そんな野球好きの皆さんに、「野球つく」という作品を通して、野球の楽しさ、素晴らしさをもっと伝えていけたらいいなと考えています。“ゲームを作ることで野球に関して何らかの貢献をしたい、野球の楽しさを次の世代に伝えていきたい”という思いがありますし、それも我々の使命だと考えていますので、今回も野球を愛する皆さんのために頑張りました。
今回は新たな挑戦である新規モードの「野球つくJapanロード」が特に面白いと思いますので、仲間同士で対戦しながらワイワイ楽しんでいただきたいですね。また、本編では自分のチームをコツコツ育てて強くしたもの見せ合って自慢したりしながら、ぜひ楽しんでいただきたいですね。このゲームを通して、野球というものの魅力をとことん遊んでしゃぶりつくしていただければと思います。「野球つく2」は、DSで実現できる限界に近いところまで作りこんだ、シリーズ最高峰の高い完成度を実現させた我々の自信作です。繰り返しますが、合言葉は「野球LOVE」です! これで今年の流行語大賞を狙いたいと思っていますから、どうぞよろしくお願いします(笑)。
■ 野球好きオヤジたちが大盛り上がり! セガチームと「野球つくJapanロード」モードで対戦
セガチーム対GAME Watchチームで対戦! |
チーム選びからこだわりが発揮される |
インタビュー後、百聞は一見にしかずということで馬場氏とセガ広報の児玉守氏、それに筆者と編集担当の4人で「野球つくJapanロード」モードで対戦してみた。この「野球つくJapanロード」は、過去の記事でも紹介しているが、ワイヤレス通信を使って契約選手をドラフトで獲得しながらチーム編成を行ない、4人まで対戦できる、あまり「野球つく」に詳しくない人でもすぐに始められる対戦モードだ。
ゲームの流れとしては、ドラフト形式で選手を獲得しあい、10名の選手を入団させてチーム編成を行ない、編成したチームで1人対1人でリーグ戦を行なっていく。選手を獲得したあとは、YPポイントを使って「GMスキル」やさらに選手などを購入することもできる。また、試合に勝った場合、負けたチームから選手を引き抜くことができるので、くやしさも倍増、というわけだ。
最初のドラフトの段階から「やっぱりエースは田中マー君でしょ!」、「高橋由伸がまだ残っているなあ」などと三味線・ブラフによる舌戦の応酬が早くも勃発。指名した選手が競合したときは、当然ながら本物のドラフトさながらの抽選となるため、誰もが自然と意中の選手を悟られないよう相手を煙に巻こうと、自然と舌戦が増え、場の雰囲気が盛り上がってくるではないか。
また、ある条件を満たした選手を何人か集めると「同球団トリオ」や「全国津々浦々」といったコンボが発動し、後にアイテムなどを購入するためのYPポイントがより多く獲得できるようになるので、4人の間にはさまざまな駆け引きが発生する。なお、ゲーム中はプレーヤー全員のコンボ発動のヒントが画面に表示されるようになっているので、自分がコンボを獲得するのはもちろん、逆に相手が欲しいと思った選手をあえて指名し、邪魔をすることもできるので、試合に入る前からいい歳こいた「野球好きオヤジ」たちはもう大騒ぎ状態に(笑)。
試合中も序盤戦はスコアが拮抗したこともあり、1プレイごとに作戦の成功・失敗で一喜一憂する野球オヤジたち。引き続き三味線の応酬は鳴り止まず、しかもこちらのチャンスの場面では、ランナーを確実にアウトにできる「隠し球」というGMスキルを馬場氏が容赦なく使用するなど、接待モード無しのガチンコ勝負で大はしゃぎ。また4人とも世代的に近いこともあり、時にはOB選手などのネタや思い出話などで会話が弾み、まるで居酒屋で飲み食いしながら野球談義をしているのと変わらない楽しい時間を過すことができた。(※本当に酒を飲みながら仕事をしているワケではありません、念のため)
なお試合の結果は、ドラフト中こそYPポイントの数ではセガチームに及ばず劣勢だったものの、取材当日が対戦プレイ初体験だったにもかかわらず、2試合とも要所でホームランをカッ飛ばし、リードを奪った「GAME Watch」チームの快勝に終わった(セガチームは逆に主力の選手が不調だったからかもしれない)。この続きは、近日中にセガ本社にて開催される……かも? このモード、野球好きなら、たとえゲームに詳しくなくても、のめりこめる可能性が高い。ぜひ野球好きの方に遊んでもらいたい。
(C)SEGA (社)日本野球機構承認 NPB BIS 日本プロ野球公式記録使用
□セガのホームページ
http://game.watch.impress.co.jp/
□「プロ野球チームをつくろう2」公式サイト
http://www.yakyutsuku.com/
(2009年 5月 21日)