NVIDIA、デベロッパーテクノロジー エンジニアの風間隆行氏による講演。同じくDirectX 11の技術情報を紹介するセッションとなったが、こちらはより現場のプログラマー向けの専門的な情報が中心となった。テッセレーション、Compute Shaderといった「ハデなトピック」を敢えて避け、DirectX 11の新たなプログラミングモデルによって得られるメリットが細かく説明された。例えば、ハードウェアの互換性レベルを簡単に判断できる「Feature Level」要素や、マルチスレッドレンダリングのDX11的な実装方法、大きなパフォーマンスロスを受けることなく複数のシェーダープログラムを統合できる「Dynamic Shader Link」の具体的なプログラミングモデルなどだ。昨今ではエンジンレベルでコードを書くプログラマーは減りつつあるので、専門家にとっては却って貴重な機会となったようだ