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対戦演出と渾身プレイで会場の熱気最高潮! ガンダムゲームのeスポーツ大会「GGGP2026」現地レポート

賞金総額1,000万円の熱い戦いが今年も開催

【GGGP2026 Supported by SANKYO】
開催日:8月22日
開催場所:両国国技館
入場料:無料

 8月22日にガンダムゲームのeスポーツ大会「GGGP2026 Supported by SANKYO」が、東京・墨田区の両国国技館で開催された。今回の競技タイトルに採用されたのは、アーケード向け2on2チーム対戦アクションゲーム「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 インフィニットブースト」(以下、「イニブ」)だ。当日は64チーム128名が出場し、賞金総額1,000万円を懸けた熱戦が繰り広げられた。

 この日の朝10時半から当日予選が行われ、5チームが本戦への出場を果たした。13時から行われたPHASE1では、その5チームを含めた全64チームを8チームずつ8ブロックに分け、BO1(1本先取)のダブルエリミネーション方式で対戦。各ブロックを勝ち抜いた1位の計8チームが、決勝トーナメントとなるPHASE2へ進出した。

 PHASE2では、勝ち上がってきた8チームによるBO3(2本先取)のシングルエリミネーション方式でトーナメントを実施。準々決勝、準決勝、そしてBO5(3本先取)となる3位決定戦、決勝を経て、「イニブ」の頂点に立つチームが決定した。

 大会が行われている間、会場の外は豪雨に見舞われていたが、そんなことを全く感じさせないほどファンの熱量に包まれていた。こちらの記事では、その中から会場内の様子や決勝が行われたPHASE2の模様を中心にレポートしていく。

ガンダムゲームのeスポーツ大会「GGGP2026 Supported by SANKYO」

1/1ガンプラヘッドがお出迎え!遊技機の試遊ができるSANKYO協賛ブースも登場

 この日会場となった両国国技館の正面入り口で迎えてくれたのは、「ガンプラ1/1ガンダムヘッド」と「ガンプラ 1/1 GQuuuuuuXヘッド」であった。

 その近くには、「エクストリームバーサス」シリーズの15周年記念のアートが描かれた巨大なポスターや、2027年1月9日~11日に幕張メッセで開催される「GUNDAM-Con2027 SIDE MAKUHARI」のポスターが設置されており、フォトスポットとしても利用できるようになっていた。

「ガンプラ 1/1 GQuuuuuuXヘッド」も登場
もちろんおなじみの「ガンプラ1/1ガンダムヘッド」も設置されていた
「エクストリームバーサス」シリーズ15周年記念のキーアート
こちらは来年行われるイベントの告知だ

 両国国技館の建物内に入ると、スタッフから応援用のバルーンが渡される。実際に対戦が行われているときは、多くのファンがこのバルーンを振ったり叩いたりしながら盛り上がっている様子が見られた。

 館内には、ファンから届けられた花や15周年記念グッズの展示が行われていたほか、協賛ブースでは、OWNDAYSから今年の冬に発売されるΖガンダムとのコラボアイウェアも展示されていた。

衣装の展示かと思いきや、ファンから届けられた花だった
15周年記念グッズも展示されていた
こちらはOWNDAYSの協賛ブースだ

 この入り口からまっすぐ進んだ先に用意されていたのが、SANKYOの協賛ブースだ。こちらでは「eフィーバー機動戦士ガンダムSEED クライマックス」の実機が展示されていたほか、スタッフがお土産として柿の種を配るというサービスも行われていた。

 こちらとは別のエリアにもSANKYOの協賛ブースが用意されており、「KUGITAMAシミュレーターゲーム体験」のコーナーが用意されていたほか、「eフィーバー機動戦士ガンダムSEED クライマックス」の試遊ができるコーナーも用意されていた。

入り口から進んだところにSANKYOの協賛ブースが設置されていた
「eフィーバー機動戦士ガンダムSEED クライマックス」の実機も展示
お土産として柿の種が配られていた
東2にもSANKYOの協賛ブースが用意されていた
「KUGITAMAシミュレーターゲーム体験」のコーナー
「eフィーバー機動戦士ガンダムSEED クライマックス」の試遊も行えるようになっていた

PHASE2進出を決めた全8チームによるトーナメントがスタート!

 朝から行われてきた大会だが、16時にはPHASE1の試合がすべて終了。30分の休憩を挟み、16時30分からいよいよ勝者を決めるPHASE2がスタートした。

 今回の大会でMCを務めたのは、「Fate/stay night」の遠坂凛役、「咲-Saki-」の宮永咲役、「魔法少女リリカルなのは」シリーズの八神はやて役などで知られる声優の植田佳奈さんと、ゲームキャスターのなかお氏だ。また、声優、タレント、役者として活動する月城莉奈さんがナビゲーターとして参加している。

写真左から、MCのなかお氏と植田佳奈さん
ナビゲーターは月城莉奈さんだ

 月城莉奈さんは、「イニブ」のコラボコミック「機動戦士ガンダム N-EXTREME」の発売記念PVでカノ・クランズ役を演じており、今回着用しているのは、新たに描き下ろされた同キャラクターの衣装をモチーフにしたものだ。実況は長田ザク氏とみやぎ氏が務めている。

写真左から、PHASE2の実況解説を担当した長田ザク氏とみやぎ氏

 今回PHASE2進出を決めたのは、「横綱」、「やましたけんと」、「覚醒封∞チャンネル」、「ユウマさん隣失礼しません」、「天国の山本へ」、「2024年のリターンマッチ」、「プロヴィデンスちゃん」、「忠犬さるでい伝説」の8組だ。まずは各チームの選手たちが両国国技館の客席側に設けられた4カ所の入場ルートから順番に登場。客席の間を通り、階段を上って決戦の舞台となるステージへと上がっていった。

選手たちが通路を抜けてステージへ向かっていく
PHASE2を戦う全8チームが出揃った

 ここで行われるのが、何も書かれていないトーナメントボードに、自分のチーム名が書かれたプレートを貼っていくという儀式だ。順番は事前に決められており、「横綱」から順番に名前が書かれたプレートを貼っていく。最後に「忠犬さるでい伝説」が残りのひと枠を埋めて、すべての対戦カードが決定した。

プレートを貼っていくだけでも大盛り上がりであった

準々決勝から4チームが勝ち抜ける

 PHASE2に出場した時点で賞金の獲得は決定しているが、1位には600万円、2位には200万円、3位には100万円、4位から8位には20万円の賞金がそれぞれ設定されている。なお、賞金はチーム内で等分され、参加者個人に授与される仕組みだ。

 まず準々決勝の初戦に決定したカードが、「2024年のリターンマッチ」と「忠犬さるでい伝説」の対戦だ。普段は相撲が行われている場所ではあるが、今回は格闘技のように青コーナーと赤コーナーに分かれて選手たちが入場してくるというスタイルが採用されていた。

 また試合直前には、MCのふたりによって「これより双方合意のもと、決闘を執り行う」で始まる「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の決闘口上も述べられた。「水星の魔女」のBGMも使用され、“ガンダムの対戦”の雰囲気がより高まる演出となっていた。

PHASE2の対戦は、対戦前の入場もド派手な演出になっていた

 試合は、「2024年のリターンマッチ」が最初に1本目を先取した後、そのまま2本目も取り、ストレートで勝ち抜けた。続く2戦目では、「ユウマさん隣失礼しません」と「覚醒封∞チャンネル」が対戦し、互いに1本ずつ取り合ったあと、最終3ゲーム目を「ユウマさん隣失礼しません」が制し、準決勝進出を決めている。

準々決勝の戦いが幕を開けた
上位プレイヤー同士の戦いに観客たちも熱狂

 中継などではイマイチ伝わりにくい部分ではあるが、会場内で見ていてとにかく驚かされたのが観客の声である。

 選手が見事なプレイを披露すると、会場中から「うぉ~!」という声が沸き起こる。また、ヒリヒリするような場面が続いているときは、そのざわめきも大きな音となって聞こえてくる。こうした歓声やざわめきが会場全体で一体となり、配信では味わえないような体験をすることができたのが印象的だった。

観客の大きな応援を背に戦う選手たち

 続く3試合目は「天国の山本へ」と「やましたけんと」が対戦。こちらも「天国の山本へ」が1本目を勝ち取ると、すかさず「やましたけんと」が追いつくという熱戦に。しかし、最後は「天国の山本へ」が2本目を取ることに成功し、勝利を収めている。

準々決勝ということもあり、互角の戦いが続く

 PHASE2の1回戦最後の戦いとなったのは、「プロヴィデンスちゃん」と「横綱」のバトルだ。1本目は「プロヴィデンスちゃん」が先取するも、「横綱」が2本目を取り返して勝負は3ゲーム目へ。最後は「プロヴィデンスちゃん」が勝利をもぎ取り、ベスト4入りを決めた。

互いの技をぶつけ合うようなゲームであった
勝利の瞬間、キヨ選手が思わずガッツポーズ

 これでベスト4が出揃い、「2024年のリターンマッチ」、「ユウマさん隣失礼しません」、「天国の山本へ」、「プロヴィデンスちゃん」の4組が準決勝へと駒を進めた。

3位決定戦と決勝戦はBO5形式で実施

 準決勝では、「2024年のリターンマッチ」と「ユウマさん隣失礼しません」、「天国の山本へ」と「プロヴィデンスちゃん」がそれぞれ対戦。こちらは、「2024年のリターンマッチ」と「プロヴィデンスちゃん」がそれぞれ2本を先取し、そのまま決勝進出を決めている。

 準決勝が終わり、10分間のインターバルを置いて行われたのが、先ほどの試合で負けた「ユウマさん隣失礼しません」と「天国の山本へ」による3位決定戦だ。大会自体が朝から行われていたということもありかなりの長丁場であったが、この試合を含め、残り2試合ですべての順位が決定する。

 3位決定戦に先駆けて、会場内にはゴングが鳴り響く。会場内には火花が上がるなど、演出も一段と派手になった印象だ。

3位決定戦では火花が出るという演出に

 この3位決定戦からは、3本先取のBO5形式で行われる。まずは「天国の山本へ」が1本目を先取。続く2ゲーム目も連続で勝ち取り、3位獲得に王手をかける。3ゲーム目もそのまま勝利し、「天国の山本へ」の3位が確定した。最後まで相手に流れを渡さないまま、3-0のストレート勝ちで表彰台の座をつかみ取った形だ。

「天国の山本へ」が雪辱を果たし、3位を獲得

 全64組が参戦した今回の「GGGP2026」も、残すは決勝戦のみ。優勝を目指して勝ち上がってきたのは、「2024年のリターンマッチ」と「プロヴィデンスちゃん」の2組だ。試合前には互いにフィストバンプを交わして健闘を称え合い、いよいよ最後の戦いが幕を開けた。

決勝に挑む「2024年のリターンマッチ」と「プロヴィデンスちゃん」

 決勝の初戦では、「2024年のリターンマッチ」側がこれまで「ダブルオークアンタ フルセイバー」&「TX-ff104 アリュゼウス」としていた機体選択を、「ダリルバルデ」&「ガンダムサバーニャ」の組み合わせへと変更。「プロヴィデンスちゃん」へのカウンターとして選択したようだった。

 両チームの戦いは筐体のちょうど真横からの位置で見ていたのだが、「プロヴィデンスちゃん」のキヨ選手はリズミカルに体を動かしながら機体を操作。一方、「2024年のリターンマッチ」のみことばーすでぃJr選手の方は冷静沈着にプレイをこなしており、その対比も印象的だった。

「プロヴィデンスちゃん」、手前がキヨ選手
こちらは「2024年のリターンマッチ」みことばーすでぃJr選手だ

 肝心の試合は、これまでとは異なる機体選択が見事にハマり、最初に「2024年のリターンマッチ」が1本目を先取。2ゲーム目では、負けじと「プロヴィデンスちゃん」のキヨ選手が、3000コストの機体を「RX-93ff νガンダム」から「マイティーストライクフリーダムガンダム」に変更。それが功を奏したのか、2戦目は「プロヴィデンスちゃん」が勝ち取る。

2ゲーム目は「プロヴィデンスちゃん」キヨ選手の機体変更が功を奏した

 お互いの読み合いが続く中、3ゲーム目は「2024年のリターンマッチ」側が相手に合わせて元の機体「ダブルオークアンタ フルセイバー」&「TX-ff104 アリュゼウス」の組み合わせに戻す。今度はそれがハマった形となり、「2024年のリターンマッチ」が2本目を取り、優勝に王手をかけた。機体選択を巡る駆け引きでも一歩上回り、再び試合の流れを引き寄せる形となった。

してやられたという表情をした「プロヴィデンスちゃん」みねぎし選手

 これが最後になるかもしれない4ゲーム目は、互いのメタが一周したのか、これまでトーナメント戦で戦ってきた「ダブルオークアンタ フルセイバー」&「TX-ff104 アリュゼウス」(2024年のリターンマッチ)、「RX-93ff νガンダム」&「レジェンドガンダム」(プロヴィデンスちゃん)の組み合わせでの対戦となった。どちらもプレッシャーが掛かるところだが、「2024年のリターンマッチ」がそのまま3本目も奪い、見事今大会の優勝を決めた。

火花が上がる中、お互い抱き合うみことばーすでぃJr選手とこざやま選手

 すべての試合が終了したあとは表彰式へ。今大会に特別協賛するSANKYOの専務執行役員・東郷裕二氏が登壇し、入賞した選手たちにメダルやトロフィー、賞金額が記されたパネルを手渡した。長時間にわたる激戦を勝ち抜いた選手たちを称え、大会を締めくくる華やかなセレモニーとなった。

3位は「天国の山本へ」
2位は「プロヴィデンスちゃん」
優勝した「2024年のリターンマッチ」には、メダルに加えてトロフィーも贈られた
優勝チームは賞金600万円をゲット!

 熱戦の末、表彰式が行なわれたのは20時を過ぎていたが、その頃には大雨から晴れへと変わってた。最後に東郷裕二氏より「先ほど外は大雨でした。これが、決勝戦の熱気で雨雲がどっかに行ってくれました!」と、この日の悪天候と会場の熱気を掛け合わせた大会の総評が語られ、今回のイベントは締めくくられた。

 試合自体は配信で見ても楽しいことに変わりはないが、実際に会場を訪れるとまた違った雰囲気を味わうことができる。今回来られなかったという人も、次の機会には、ぜひ会場を訪れてみてほしい。そう思わせるほど、現地ならではの熱気にあふれた大会であった。

SANKYOの専務執行役員・東郷裕二氏