トピック
「リネージュ2M」、MMORPGの“濃い”体験を提供する新サーバー「エデン」の魅力とは
現代のシステムで、昔ながらの体験がある楽しさ
- 提供:
- NCSOFT
2024年8月30日 20:00
- 【リネージュ2M 「エデン」サーバー】
- 8月21日 オープン
プレーヤーの努力と知識が反映され、時には機転や、仲間との協力が強さを生む。そして、強力なモンスターや敵対するプレーヤーとの戦いを乗り越えた先にある楽しさと喜び。それこそが昔ながらのMMORPGの魅力だろう。
そんな昔ながらのMMORPGの魅力に焦点を当てたサーバーが、Android/iOS/PC(NCSOFT独自のクロスプラットフォームPURPLEを経由)用次世代オープンワールドRPG「リネージュ2M」に8月21日にオープンした。サーバーの名前は「エデン」。MMORPGでサーバーの追加自体は珍しいことではないが、「エデン」は特に“クラシカルなMMORPGの楽しさ”を実現するサーバーなのだという。
今回はこのサーバーの概要と、実際にプレイして感じた本サーバーの魅力、そして実際にプレイする際の序盤のプレイのコツについてお届けしていきたい。
シンプルさが生むエデン ワールドの魅力に迫る
さて、この「エデン」は具体的にどのようなサーバーなのだろうか。その印象を一言にすると、他サーバーに比べて「シンプルさ」が際立っている。
武器種は片手剣、二刀流、短剣、弓、オーブ、スタッフの6種で冒険することができる。これらは、「リネージュ2M」のサービス開始時の武器種となっている。後々のアップデートで追加された「槍」や「双斧」、「チェーンソード」などは現時点では実装されていない。
また、現時点では「ワールド ダンジョン」や、「アリーナ/マスター ダンジョン」、「オリンピアード ダンジョン」や、「亀裂ダンジョン」といったダンジョンは未実装で、攻城戦も行われていないというのも特徴となっている。
つまりは他サーバーの最新アップデートよりもコンテンツが少ない、ということになるのだが、これはポジティブな要素であり、それこそ「エデン」新設の狙いとなっている。
というのも、現在の「リネージュ2M」の各ワールドはサービス開始時から比較するとコンテンツの数が多くなっている。初期からずっとプレイしているプレーヤーからすると、少しずつコンテンツが追加されてきため、徐々に新コンテンツに慣れて段階を経て楽しむことができている。
だが裏を返せば、これからゲームを始めようとしている新規プレーヤーや、比較的初期にゲームから離れてしまい、復帰を検討しているプレーヤーにとっては複雑で、わかりにくいところがある。
「エデン」はそういった難しさにつながる部分をあえて削ぎ落とすことで、「リネージュ2M」の原点に立ち返るようなサーバーとなっている。とはいえ、コンテンツ数が少ないままずっといくわけではなく、今後、コンテンツが流動的に追加実装されていることも発表されている。今プレイを始めれば初期の比較的シンプルな「リネージュ2M」体験についてリスタートができるようなイメージだ。
便利アイテムが控えめだからこそ、プレーヤー間の経済が重要
「エデン」のもう1つの魅力がライトな課金体系だ。「リネージュ2M」の既存サーバーは課金アイテムが充実しており、使用すればよりキャラクターを育成しやすくなっている。これはベテランプレーヤーと始めたばかりのプレーヤーとで資産状況などに大きなギャップがあるためで、使用することで上級者にも追いつきやすいというメリットがあるからだ。
だが、「エデン」は2つの理由で上級者に追いつく必要がない。単純に新しいサーバーだから資産の差がそれほどないというのもあるし、本サーバーのコンセプトとして“ゲームプレイそのものに重きを置いた設計”というものが挙げられるからだ。
端的に言うと、便利アイテムの数や種類などをグッと減らしている。その分育成の面でショートカットを図ることが難しくなっているのだが、これも狙いのひとつだ。プレーヤーの努力とゲームにかけた時間、機転や、仲間との協力が強く反映されるサーバー、となっている。
プレーヤーの努力とかけた時間が重要となると、ゲーム内で入手できる各種アイテムや、ボスからしか入手できない超貴重なアイテムは重要度を増す。それらを入手するために、血より濃い繋がりの「血盟」の仲間との協力、そして志を共にできる連合との協力は既存ワールド以上に大きな意味を持つことになる。
そして「血盟」と「連合」との結束が強いということは、敵対する「血盟」や「連合」との抗争もより深くなる。それらを巡るバチバチの争い。ワールドオープン直後のカオスさも相まって、既存の「リネージュ2M」よりも濃いと感じるくらいのMMORPGならではの魅力がギュッと凝縮されている。
冒頭に述べた“クラシカルなMMORPGの楽しさ”が、今現在の「エデン」にて真っ先に感じることができるだろう。
無料で進行する2つのシーズンパスは押さえたい!
「エデン」では、実際にはどのような体験が待っているのだろうか。
このサーバーを満喫するのはそれほど難しくはない。先ほども述べたとおり、本ワールドのコンテンツは少なめになっているので、初プレイでもかなり遊びやすいだろう。
その上で、「エデン」をより楽しむためのポイントが2つある。具体的には「エデン」で利用できる「ワイバーン ブレスレット」と「ファースト ヒーロー」という2つのシーズンパスを押さえることだ。
まず、レベル13になると「眠れるワイバーンのブレスレット(イベント)」が入手できる。この装備は非常に強力で、「通常攻撃命中+1」、「PvE追加ダメージ+1」、「PvEダメージリダクション+1」、「PvE防御力+1」という効果を持っている。
たった「+1」だが、この+1が「リネージュ2M」では大きな意味を持つ。本作はパラメーターをコツコツ積み上げることで少しずつキャラクターが成長していくゲームであり、ほかの手段でこれらのパラメーターを獲得しようとするとかなり難易度が高いからだ。
しかもレベルを上げていくと、この装備を強化するスクロールが入手できる。強化するとそれぞれのパラメーターがさらに+1され、ただでさえ貴重なステータス強化が比較的短期間で行えるのは非常に大きい。
さらに、特定の段階まで強化すると、イベント限定の英雄級アガシオン「エルダー ワイバーン」も入手できる。この記事を書いている段階では筆者はまだ入手できていないのだが、英雄級のアガシオンが確定で入手できるというのもかなり嬉しい。そういった意味でもこのシーズンパスを進めない理由はない。
「ファーストヒーロー」の方も非常に重要だ。進めていくと獲得EXPが増加する「成長のポーション」が入手できるのはもちろんだが、目玉アイテムはレベル45を達成したときに入手できる「エデンのスキルブック箱の鍵」というアイテムだ。
このアイテムと、クーポンで入手できる「エデンの封印された英雄級スキルブック選択箱(イベント)」と組み合わせると、確定で英雄級スキルブックが入手できる「エデンの英雄級スキルブック選択箱(イベント)」を製作できる。
英雄級スキルブックというのも本作では非常に貴重な存在で、通常のゲームプレイで入手するのは難しい。ボス モンスターからのランダムなドロップで入手するか、それを高額で他のプレーヤーから購入する、もしくは課金アイテムを購入した上で、確率で入手できるという難易度が高いものになっている。その入手難度の高さに見合う強力な効果を持っているのだ。
そのため、何があってもこの2つのシーズンパスは進めていきたい。特に手続きがいるわけではなく、通常のゲームプレイを進めていけばキャラクターレベルに応じて貴重なアイテムが入手できるようになっている。報酬が入手できるようになるとメニューで強調表示されるので、入手し忘れだけは避けておきたいところだ。
ほかにもこのシーズンパスでは消費アイテムを使ったり、購入したりと、毎日特定のアクションをするとポイントが貯まるようになっている。あわせてこちらも進めていくと様々なアイテムが入手できる。
見落としがちなポイントとして、これらのシーズンパスには「一般」の報酬に加えて、「プレミアム」という報酬も用意されている。そう書いてあると「有料版の表示か……?」と思ってしまうのだが、実のところプレイを通して入手できるゲーム内通貨「アデナ」でアンロックできる。忘れないように必ず解放しておきたい。
その他の部分の多くはこれまでの「リネージュ2M」のプレイと共通している。ストーリーを楽しめる「メインクエスト」を進めながらゲームに対する理解を深め、その進行に詰まったら楽に狩りができる狩場でレベルを上げたり、お金を稼いで装備を強化したりと、王道の強化方法でキャラクターを強くし、資産を貯めていく。
ログアウトしている間も自動で狩りができるログアウト プレイの機能もあるので、端末を起動していないときもかなりの長い時間放置狩りができるのもありがたい。
ほかにも、このワールドで効率良く強くなる方法はあるが、より手っ取り早いものとして、血盟に入って血盟員に聞くというのがある。ボス モンスター狩りなどに連れて行ってもらえれば分配金ももらえる可能性もあるし、何より一緒にプレイする仲間がいるというのは心強いからだ。
現代のMMORPGで、昔ながらのMMORPG体験を遊ぶ
総じてこの記事で伝えたいのは、自分がプレイしてきた積み重ねがより重要になることで、プレーヤー同士で生まれる絆など、体験全体が濃いものになっていく。このいい意味での濃さが、「エデン」における“クラシックなMMORPG”の体験なのだと思う。
MMORPGといえば、以前はPCでしかプレイできないものであり、モニターの前で腰を据えてプレイする必要があった。さらに自動狩りという便利な機能がなかったので、ひたすら無心になって手動で狩りをし続けるしかなかったし、スマホもないので仲間と連絡をとる手段も乏しかった。
ところが「リネージュ2M」ではモバイル端末でもプレイできるので場所を選ばないし、自動機能で狩りも当時より楽になった。NCSOFT提供の「PURPLE」というクロスプラットフォームには、ゲームを起動していない時にもチャットができる機能があるし、外部ではDiscordなどのツールも発達しているので、血盟員と連絡を取るのも容易だ。ボス モンスター狩りや対人戦など連携が重要な時には、よりスピーディーで情報量が多いボイスチャットも使える。
「エデン」サーバーは、現代的なMMORPGのシステムの上に、昔のMMORPGならではの楽しさを乗せたような体験となっている。記事掲載時点ではまだサーバーオープンから間もないので、上位プレーヤーに追いつきやすいタイミングだと言える。
ぜひ、この新しくも懐かしい体験ができるワールドで、MMORPGの楽しさの原点に迫る体験をしてほしいと思う。