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バンナム、「SDガンダム GGG」のステージに池田秀一さんが登場

「シャアはきっとワインかブランデー」。トークショウで池田さんがシャアを語る

1月29日

会場:Taipei World Trade Center

「SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス」プロデューサーの伊藤翔平氏
声優の池田秀一さん

 バンダイナムコエンターテインメントは、台湾最大のゲームショウTaipei Game Showにブースを出展し、初日のステージショウでプレイステーション 4/3/PS Vita用ガンダムシミュレーション「SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス」の繁体中文版を2016年に発売すると発表した。ステージには、シャア役の声優池田秀一さんがゲストとして登壇し、ファンの熱い喝采に応えていた。

 「SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス」は、歴代「ガンダム」作品が集うシミュレーションゲーム。作品に登場するモビルスーツやキャラクターで、自分の好みに合わせた部隊を編成して戦うことができる。日本語版もまだ発売日が決まっていない最新のタイトルだ。

 ステージショウでは、プロデューサーの伊藤翔平氏が集まったファンに「SDガンダム18年の歴史の中で初めて繁体中文版を発売することになりました」と発表。ゲームの見どころなどをスライドで説明した。ゲームのインターフェイスはもちろん、ストーリーモードのテキストやスキル、アイテムの名前、キャラクターの情報を見ることができるギャラリーなどがすべて繁体字に翻訳される。「まだガンダムという作品を知らない人もいると思うので、この機会に知ってほしいです。自信作ですので、ぜひアジアの皆さんに遊んでいただきたいと思っています」(伊藤氏)と語った。

 会場限定で、世界初となる戦闘シーンのプレイデモも上映された。デモはフル・フロンタルの戦闘シーンで、アニメの雰囲気をそのまま再現したカットシーンを多用した迫力満点の戦闘シーンを見ることができた。

 ステージの後半は、MCの女性が池田さんに質問をするトークショウとなった。シャアについて感想を聞かれた池田氏は、「こういう素晴らしいキャラクターに巡り会えて幸せです」と回答。たくさんの拍手が沸いていた。

 好きなお酒についての質問には「個人的には日本酒ですが、シャアはきっとワインかブランデー」、「機動戦士ガンダム」という作品についての質問には「ガンダムという作品に出会って、今年でもう37年目になります。5年、10年とそれぞれの時代に僕が年を取ってきたように、シャアも人生を重ねてきています。そういう意味ではシャアと一緒に人生を歩んできたようなものです」とこれまでを振り返り、感慨深げに答えていた。

 どの作品に出てくるシャアが好きかという質問には「それぞれに味わいがあって、それぞれのシャアが好きです」、そしてシャアとフル・フロンタルの演じ方については「なんとなく演じ分けているつもりですが、言葉では説明できません」と苦笑いしていた。

 シャア以外で演じてみたいキャラクターには「ランバ・ラルは大人でとても素敵なキャラなので、やってみたいと思うことがあります」、そして、最も好きなシーンはという質問には「自分が出るシーンではありませんが、一年戦争のラストでアムロがみんなのところに戻るシーンです」と答えていた。最後に声優をやっていてよかったと思うことを聞かれ「声優をやっていたから、こうして皆さんに会うことができました」と答えると、また大きな歓声が沸いていた。池田氏は最後に、今年5月に公開予定の「機動戦士ガンダム ジ・オリジン」を製作中であることを伝え、「ジ・オリジンでまた新たなガンダムの世界が広がります。ぜひ応援してください」と声援に応えていた。

 トークショウのあとはクイズ大会が行なわれ、正解者には池田さんら出演声優のサインが入ったキービジュアルのカードがプレゼントされた。

伊藤氏と池田さんがステージに立ち、「SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス」を紹介した
歴代「ガンダム」のキャラクターを自由に組み合わせるシミュレーションゲーム
池田さんが声を当てているシャア・アズナブルとフル・フロンタルやその搭乗機体も多数登場する
繁体中文版が出るのは、シリーズ18年の歴史で初めて
クイズ大会では、正解のセリフを池田さんが読み上げるシーンもあった
池田さんへの熱い手作りメッセージも
ズゴックの手で応援していた人もいた
クイズ大会で正解した人にはサイン入りのキービジュアルが贈られた

(石井聡)