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米Microsoft、Xbox One KinectをPCで使うアダプターの販売を開始

Windows Storeを通じてKinectアプリの販売も可能に

10月22日発売開始(現地時間)



価格:49.99ドル

 米Microsoftは現地時間の10月22日、Xbox One世代のKinect Version 2.0向けのSDK「Kinect SDK 2.0」の正式版の公開を開始し、合わせて10月6日にリリースしたXbox One標準モデル向けのKinectをPCで使えるようにするためのアダプター「Kinect Adapter for Windows」の販売を開始した。価格は49.99ドル。日本での発売は未定。

 「Kinect SDK 2.0」は、2013年11月のプレビュー版の公開後に、利用者から受けたフィードバックを反映させた正式版。Kinectを利用したアプリケーションの開発が本格始動することになる。

 これに合わせて発売された「Kinect Adapter for Windows」は、Xbox One用のKinectをWindows 8.1搭載PCで使えるようにするためのアダプター。わざわざ「Kinect for Windows v2 センサー」を別途購入する必要がなくなり、Xbox Oneがより有効活用できるようになる。要求スペックは、Windows 8もしくは8.1を搭載したPCで、接続にはUSB3.0ポートを使用する。

 今回大きなトピックは、これまで非商用用途に限定されていたWindows用Kinectが、「Kinect SDK 2.0」のリリースを機に、商用向けのアプリケーションの開発や、Windows Storeを通じての販売が可能となったことだ。これによりWindows 8.1+Kinectの組み合わせによるエンターテインメントが誕生する可能性がある。

【スクリーンショット】
これまでWindows用Kinectの用途は教育や医療など非商用用途に限られていたが、商用利用が可能になったことで新たな可能性が出てきた

(中村聖司)