ニュース

宇宙を生活の場に! 「スペースセツルメント」のプラモデル

1970年代のアイディアを、宮武一貴氏が現代風にアレンジして立体化

2015年1月発売予定



価格:3,600円(税別)

 ウェーブはプラモデル「スペースセツルメント」を2015年1月に発売する。価格は3,600円(税別)で、全長21cm。

キットに付属する宮武氏とスタジオぬえによる設定画集。正直、これだけでも大きな価値がある

 「スペースセツルメント」は1970年前後にアメリカの学者達が考案した、宇宙空間で人間の生活の場を提供する施設。様々なスペースコロニーが考えられたが、今回立体化されたタイプはジェラルド・オニールらによって提唱された“シリンダー型”で「オニールのスペースコロニー」と呼ばれる。シリンダーを回転させることで人工重力を作り出し、窓から太陽光を取り込んで、内部に居住可能な空間を作り出す。シリンダー型のスペースコロニーは、「機動戦士ガンダム」で多くの人に知られ、スペースコロニーの代表的な存在と言えるだろう。

 プラモデル「スペースセツルメント」はオニールのスペースコロニーを、「超時空要塞マクロス」をはじめとした様々なSF作品に関わる企画制作スタジオ「スタジオぬえ」が宮武一貴氏を中心としてアレンジ。現代の科学技術を考証し、デザインとして盛り込んでいる。プラモデルには宮武氏とスタジオぬえによる設定画集が付属しており、スタッフのこだわりをたっぷりと味わうことができる。

 接着剤を使わずに組み立てられるスナップフィットモデルで、マーキングシールも付属しており、塗装しなくても雰囲気たっぷりに組み上げることができる。手にとって色々な角度から眺めて人類の未来をはせるのが楽しい作品だ。宇宙空間を舞台としたジオラマの小道具としても活躍してくれそうである。

【スペースセツルメント】
「スペースコロニー」と聞いてこの形を思い浮かべる人は多いだろう。色々な角度から眺めたくなる

(勝田哲也)