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SNKプレイモア、漫画「ハイスコアガール」著作権侵害でスクエニを刑事告訴

「KOF」や「サムライスピリッツ」などのキャラクターを無断使用で

8月6日 発表

 SNKプレイモアは、漫画「ハイスコアガール」で著作権侵害があったとして、出版元であるスクウェア・エニックスを刑事告訴したことを明らかにした。

 「ハイスコアガール」は、月刊ビッグガンガンで連載中の押切蓮介氏による漫画作品。作品中には「ザ・キング・オブ・ファイターズ」や「サムライスピリッツ」といったタイトルのキャラクターが登場しており、SNKプレイモアによればこれらのキャラクターが無断で使用されているという。

 SNKプレイモアはスクウェア・エニックスに対して「ハイスコアガール」の電子書籍、単行本、月刊誌その他の販売の即時停止を申し入れたが、「なんら誠意ある対応がなされなかった」として、やむを得ず刑事告訴に踏み切ったとしている。

 SNKプレイモアは、「世界中のユーザーの皆様に広く愛されている当社のゲームやキャラクターを守るため、今後も、著作権等の侵害行為に対して、断固たる措置を講じて参る所存です」とコメントを発表している。

 これに対して、スクウェア・エニックスは8月5日に警察当局による家宅捜索を受けたと発表した。同社は捜査に全面的に協力しているが、捜査中のため本件に関する詳細の公表は控えるとしている。

(安田俊亮)