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【スマホアプリ今日の1本】「CoC」的システムにマルチプレイを導入した「天と大地と女神の魔法」

日本製らしいオリジナル要素あり。通信環境対策にやや不安あり?

7月3日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

ユニットが必殺技を放つ! 日本製らしいストラテジーゲーム
他のプレーヤーの拠点を攻めて資源を奪う、というのは「Clash of Clans」と同様のシステム

 グリーが2月に新設したスタジオ「Wright Flyer Studios」から第2弾タイトル「天と大地と女神の魔法」が配信されている。第1弾「消滅都市」がランナーゲームをアレンジしたものだったのに対し、今回は「Clash of Clans」風のストラテジーゲームをテーマとしている。

 ゲームは「Clash of Clans」と同様に、自分の街を構築して拠点を充実させると共に、あらかじめ用意された拠点を攻略していくマップモードや、他のプレーヤーの拠点を攻撃して資源を獲得していく。「Clash of Clans」と違うのは、「ロード」と呼ばれる強力なユニットがいること。攻撃力の高い「スサノオ」、他のユニットを回復する「ルコ」など能力も特徴的となっており、バトル毎に1回のみスキルを発動できる。

 基本的なゲームの流れは「Clash of Clans」と一緒となっているが、「ロード」の導入によって戦略に幅が出て、ユニットを配置するタイミングがより重要になっているように感じる。「ロード」はマップを一定数攻略すると新しいユニットが手に入るので、マップを攻略していくのもチームの充実に欠かせない要素となる。

 そして本作ならではとなっているのが、最大4人による協力プレイ機能だ。協力プレイができるのは、マップモードをある程度進めた時点から。対象の拠点を選択するとマッチングで仲間を募るかフレンド、もしくはユニオンメンバー(ギルド仲間)を誘って戦闘するかを選ぶ画面が登場する。

 協力プレイでは、1つの拠点に対して、4人が手持ちのユニットを使って攻略していくことになる。マルチプレイ用のマップはかなり強力となっているが、その分4人で挑めば単純計算で戦力も4倍で、かなり派手なバトル画面になる。1人でコツコツと拠点を育てていくのとはまた違い、仲間の頼もしさを感じることができる。

 なおマルチプレイについては、通信環境を十分に注意しておきたい。というのも筆者は本作を電車移動中に遊んでいたのだが、マルチプレイ開始直後に通信が不安定になり、プレイが止まってタイトルに戻る現象が発生した。

 そこまでは仕方ないのだが、改めてプレイを再開しようとすると「マルチプレイ対戦中のためしばらくお待ち下さい」として、数分間プレイができなくなってしまった。マルチプレイを途中で抜けた場合の措置のようだが、プレイしたくてもできない状態は非常にストレスで、そういう点で場所を選ぶゲームアプリだとも言えるだろう。

 タイトル全体としては、「Clash of Clans」をベースに日本らしいキャラクターやゲームシステムを導入した遊びやすいものとなっているので、今後のアップデートにも期待を込めつつプレイをオススメしたい。

【スクリーンショット】
マルチプレイではリアルタイムで協力できる。対戦中に退出すると数分間プレイができなくなる
iTunesで購入

(安田俊亮)