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【JAEPO 2013】KONAMIブースレポート

「ミライダガッキ」などに注目が集まる

2月15日、16日 10時~17時開催(一般日は16日)

会場:幕張メッセ4~6ホール

入場料:1,000円(16日当日入場券)

(小学生以下、60歳以上は入場無料)

 ビデオゲームコーナーでは、定番の音楽ゲームのシリーズ作品をズラリとそろえていた光景が壮観だったKONAMIブース。「ミライダガッキ」、「DanceDanceRevolution」、「SOUND VOLTEX II -infinite infection-」の新作3タイトルがすべてプレイアブル出展されていた。さらに、すでに稼働中の「GITADORA GuitarFreaks」、「GITADORA DrumMania」、「beatmania IIDX 20 tricoro」、「jubeat saucer」、「REFLEC BEAT colette」、「pop'n music Sunny Park」、「DanceEvolution ARCADE」も並べられ、ラインナップが一堂に会した姿は壮観。

 ブースレポートは上記の新作3タイトルから順に紹介し、以下その他の新作およびステージイベントでの注目ポイントをピックアップしてお伝えしよう。

手前から順に「GITADORA GuitarFreaks」、「GITADORA DrumMania」、「pop'n music Sunny Park」
「beatmania IIDX 20 tricoro」
「REFLEC BEAT colette」
「jubeat saucer」

「ミライダガッキ」(2013年稼働開始予定)

開場直後から多くの人を集めた「ミライダガッキ」。画面の指示に合わせてパッドを叩いたりポーズをとる場面が登場する

 来場者の人気を最も集め、筆者としても今回出展された中でイチ押しとなるのが本作。画面上からマーカーが流れてくるタイミングに合わせて2本のバチでパッドを叩くのが基本的な遊び方だが、両手でバンザイしたり、あるいは左右に振ったりバチをクロスさせるポーズを取るなど「DanceEvolution ARCADE」のようにKinectを利用したアクションがひんぱんに発生する。ゲームモードは1人用と2人プレイ専用の対戦、協力、カップルの3種類があり、プレイ中はカメラで捉えたプレイヤーの姿が画面奥側に映し出されることもあるが、顔の部分だけ可愛い動物のキャラクターをかぶせてさり気なく照れくささを解消する演出があるのもユニークなところだ。

 また、カップルモードでプレイすると途中でプレーヤーが叩くパッドの位置が入れ替わることもある。例えば画面に「二人羽織り」と表示されると、1プレイヤーが左右両端のパッドを、2プレーヤー側が中央の2つのパッドを担当することになるので、お互いがぶつからないように立ち位置を移動しながら、自分が担当するパッドを叩く必要が生じる。さらには相性をチェックするイベントも発生し、「料理を作るならどっち?」などの簡単な質問に2人が同じ答えを選ぶと、「相性バッチリ!」などと祝福してくれる演出も盛り込まれていた。本作は1人でももちろん遊べるが、カップルモードで2人で遊んだほうが断然面白くなるだろう。

 収録曲は「全力少年」、「夏祭り」、「笑ってたいんだ」、「残酷な天使のテーゼ」、「つけまつける」、「女々しくて」、「恋愛レボリューション21」、「TRAIN TRAIN TRAIN」、「猛烈宇宙交響曲」「Synchrogazer」、「ウィ―ゴー!」が公開されている。

「DanceDanceRevolution」(2013年稼働開始予定)

 「DDR」の最新作は、筐体が「DanceEvolution ARCADE」と同じ白を基調になったデザインに変わり、以前のシリーズとはかなりイメージが変わった感がある。2人がそれぞれ異なる難易度を選んでもいっしょに遊べるタッグプレーモードを新たに導入するなど遊びやすさも向上。稼働後は年間を通じて新曲を随時配信していく予定とのこと。

異なる難易度を選んでも同時プレイが可能となった新「DanceDanceRevolution」
【スクリーンショット】

「SOUND VOLTEX II -infinite infection-」(2013年稼働開始予定)

ネットワークミュージックがガンガン鳴り響いてたのが印象的

 こちらも筐体デザインが黒基調に変更。今回の出展版では、選択できる楽曲がいわゆるソーシャルネットワークミュージックがズラリと並び、オブジェクトの種類が追加され、判定ラインが傾く時間が長くなるなどの前作にはない演出が加わったことが確認できた。

 傍目からは、マーカーが流れてくるスピードが前作よりも速くなったように見えたが、実際にプレイしてみたところ特に変わりはないもよう。稼働開始後も、チュートリアルの追加や段位認定や、やり込みイベントなどの追加、および他のBEMANIシリーズとの連動イベントの定期的な実施を予定している。

【スクリーンショット】

その他

「モンスター烈伝 オレカバトル」のステージにはMC役として森一丁さん(中央)が登場
「ドラゴンコレクション シシトウ団の野望」

 キッズ向けのビデオゲームに多くのスペースを割いていたのも今回のKONAMIブースの大きな特徴。すでに稼働中の「モンスター烈伝 オレカバトル」と、2013年稼動予定の「ドラゴンコレクション シシトウ団の野望」の2タイトルを各6台ずつ並べ、両タイトルの間に設置されたステージでは東京ゲームショウのKONAMIブースでもおなじみのMC森一丁さんが登場して「モンスター烈伝 オレカバトル」のプロモーションを務めていた。

 「ドラゴンコレクション シシトウ団の野望」では、バトル中に相手の助っ人の出現を阻止したり、カードの合成を強化するためのイベント中にボタンを連打するシステムが導入され、ソーシャル版とはまた違った楽しみ方ができるようになっていた。さらに、プレイ後に排出されるカードに書かれたQRコードを携帯で読み込むと、ソーシャル版で使えるオリジナルレアモンスターが入手できる嬉しいプレゼントも用意されていた。

【カード画像】

 昨年12月から稼働中のネットワーク対戦アクションシューティングゲーム「スティールクロニクル Be」のステージでは、新たな追加配信内容の一部が明らかにされた。巨大エネミーとひたすら戦うイベントの「巨大エネミー連続戦(仮)」、仲間のサポートがより生かせるようになる「特技Ver.2.0」を追加し、そして新キャラクターとしてジャンスティン・カートライトが近日登場する予定とのこと。また、会場で本作をプレイすると2週間後に配信を予定しているアイテムが先行配布されるプレゼントもあった。

「スティールクロニクル Be」は筐体とともに等身大の突撃、格闘の2体のスティールスーツが展示されていた

メダルゲームコーナー

 メダルゲームコーナーでは、シリーズ最新作となる「GI-GranDesire」、「GI-GranDesire S」、「アニマロッタ2 アニマフェスティバル」および完全新作の「フリップスパイラル」の各タイトルをプレイアブル出展。「GI-GranDesire」はレース中の映像などを映す可変式のモニタを導入し、フィールド上を動く競走馬のフィギュアの動きを見ているだけでも楽しい。特に、ベット受付時間中に返し馬をイメージしたと思われるパフォーマンスをする姿はアイキャッチ効果抜群だった。

 「アニマロッタ2 アニマフェスティバル」はシリーズ第1弾の3つのゲームに加え、蜂の巣型のビンゴが楽しめる「ハニーエイト」と4×4マスのビンゴを4セットいっぺんに抽選する「ビンゴファーム」の2種類を新たに追加。さらに、1サテライトで2人のプレーヤーがそれぞれ別のゲームを同時に遊べるマルチモードと、初心者向けのらくらくモードを新たに搭載している。

 「フリップスパイラル」は、2個のボタンでフリッパー(パドル)を操作してボールを打ち、ボールが画面外に消えるまでにヒットしたギミックの数や内容によって獲得メダルの枚数が変わるという、いわゆるピンボールの要素をメダルゲームに取り入れている。特定の条件を満たすと、対象となるプレーヤーが全員同時に参加してジャックポット(大当たり)に挑戦する、「キズナジャックポット」と呼ばれるイベントが発生するようにもなっている。

「GI-GranDesire」:上部に設置されたモニタもゲームの状況において稼働する仕組みになっている
「GI-GranDesire S」は競走馬が動くフィールドのないタイプ。フロア面積の狭い店舗用だろう
前作同様、軽快なMCとカラフルな電飾による演出が楽しい「アニマロッタ2 アニマフェスティバル」
「フリップスパイラル」はピンボールの要素を融合させたメダルゲーム。モニタの位置が低いのでキッズ層にも訴求しやすそうだ

 スマートフォン向けアプリも多数プレイアブル出展され、すでに配信中の「jubeat plus」、「REFLEC BEAT plus」、「オレカバトル」、「ヴィーナスファウンテン」、「グランドクロス」をはじめ、2013年配信予定でメダルゲームと連動する「GI-GranDesire」と「アニマロッタ2」(※Wi-Fi専用)、そして近日配信予定の「GITADORA」も15日のビジネスデイ限定で初めて公開された。

スマートフォン向けアプリも多数あり、BEMANIコーナー(写真右)では近日配信予定の「GITADORA」も出展された

(C)Konami Digital Entertainment

(鴫原盛之)