MSYは、米THRUSTMASTERのフライトシミュレーター用のゲーミングデバイス2製品を11月29日に発売する。価格はジョイスティック「HOTAS Warthog」が59,800円、コックピットパネル「MDF Cougar Pack」が9,800円。

非常にクオリティの高いコントロールパネル。外装のほとんどは金属製となっている

　「HOTAS Warthog」は、米空軍の攻撃機A-10CのHOTAS（Hands On Throttle And Stick）を再現したレプリカジョイスティック。ジョイスティックと、デュアルスロットルで構成され、デュアルスロットル底部には、レプリカコントロールパネルも付属しており、リアルな操作感でゲームを楽しむことができる。軍用のレプリカということで、ゲーム用デバイスとしては59,800円と非常に高額ながら、細部にまでこだわり抜いたジョイスティックとなっている。

　ジョイスティック部は、可変抵抗もタクトスイッチも使用しない三次元磁界センサー「HEART（Hall Effect AccuRate Technology：ホール効果精密技術）」を採用することで、高い精密性と耐久性を両立させることに成功したという。ジョイスティック部の解像度は16bit（65,536）、デュアルスロットル部の解像度は14bit（16,384）に設定されており、微細な入力も的確にゲームに反映。スティック部は5コイルスプリングシステムを採用し、デッドゾーンのない、精密で素早い操作ができる設計となっている。

　デュアルスロットル部は、プル＆プッシュ操作を基本に、アイドルディテント、アフターバーナーディテントなどリアルなギミックを再現し、高い没入感を実現。スロットル底部に備えられたコントロールパネルには、3.5kg異常のウェイトを設置し、激しい操作による位置ブレを防いでくれる。

【HOTAS Warthog】

「MDF Cougar Pack」パッケージと同梱物

　「MDF Cougar Pack」は、米空軍F-16戦闘機のMFD（Multi Function Display）を再現した多機能USBコックピットパネルの2個セット。ジョイスティックやヨーク型コントローラーと組み合わせることで、キーボード操作を上回るリアルな操作が可能となる。

　2つのMFDに20ボタン＋4スイッチを搭載し、計48の操作が可能となっている。各ボタンにはプログラム可能なLEDを搭載しており、視覚的に表示させることで、多数の操作でも間違うことなく操作することを可能にしている。

　「MDF Cougar Pack」は、基本的にUSB機器に対応したすべてのフライトシムに対応しているが、Microsoftの「Flight Simulator X」および「Flight Simulator 2004」については、Plug and Playプリセットを収録したCDが付属しており、汎用型、軽航空機、旅客機の3つのプリセットから選んでプレイすることができる。

【MDF Cougar Pack】