KONAMI、「REFLEC BEAT plus Summer Meeting with 小南泰葉」を開催

iPhone版「REFLEC BEAT」、iOS「jubeat plus」アップデートなど発表


8月12日 開催

会場:Apple Store, Ginza



様々な発表が相次いだイベント「REFLEC BEAT plus Summer Meeting with 小南泰葉」
発表を行なったKONAMIの清野秀行氏

 株式会社コナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)は8月12日、iOS用音楽シミュレーション「REFLEC BEAT plus」のイベントをApple Store, Ginzaで開催した。アーティストの小南泰葉さんとのコラボレーションとなる最新MUSIC PACK「小南泰葉 PACK」がイベント当日に配信されるのを記念して企画されたもので、開発を担当しているKONAMIの清野秀行氏と小南さんがイベントに登場。小南さんのミニライブなども行なわれた。

 「REFLEC BEAT」はアーケードタイトルとしてリリースされ、稼働中のタイトル。そして、現在iPad用タイトルとして「REFLEC BEAT plus」が配信されている。「REFLEC BEAT plus」は無料で、アドオンとして多数のMUSIC PACKが販売されており、ゲームの中から購入することができる。

 8月12日から配信が決定した最新MUSIC PACK「小南泰葉 PACK」をアピールするため、イベントにはアーティストの小南さんが登場。「小南泰葉 PACK」には「嘘憑きとサルヴァドール」、「藁人形売りの少女」、「脳内フラクション」、「勧毒懲悪」の4曲が収録されている。

 今回のイベントでゲームをプレイするために事前にiPadを手渡された小南さんは、「これまでこういったことをしたことがなくて、本当に面白くて朝起きてからずっとプレイしていた」と言うほどのはまりよう。特に自分の曲は「機械に負けたくなくて(小南さん)」と言う理由から1番難しい「HARD」をクリアできるよう何度も練習したという。その甲斐あって「難易度BASIC」でデモプレイを行なったところ、ライバルに勝利しただけでなく、RANK AAのFULL COMBOを決めて見せた。

 ここで、来場者と対戦を行なうことに。まず1人目は「ちょっとやってみようかなって人」ということで挙手してもらい対戦。見事、小南さんが勝利した。引き続いて「倒してやるぜという人」と指定して対戦者を募り対戦を行なうことに。挑戦した方は「(アーケードの)稼働日からプレイしています」という強者。小南さんは「でも、曲を憶えていないととたんに難しくなりますから!」とコメントしゲームを始めたが、小南さんのプレイも素晴らしく「RANK A」だったのだが、挑戦者の方がなんと「RANK AAA」でMISS 0のMAX COMBO 440(100%)というとてつもない記録を出して圧勝。これにはKONAMIの清野氏も「私も出したことがない……」と絶句。会場からもそのプレイに大きな拍手が贈られた。

 「小南泰葉 PACK」はこの時点では配信されておらず、なんと清野氏のiPhoneを使用しイベント会場から配信が行なわれることとなった。配信のボタンを押したのは小南さん。無事配信がスタートし、イベントの最後の頃には来場者の方がすでに配信されたパックをダウンロードしているようだった。


清野氏のiPhoneを使い、小南さんの手によりMUSIC PACK「小南泰葉 PACK」の配信がスタートした
ゲームのプレイの仕方を解説する清野氏。丸いオブジェクトが下のラインに来たタイミングでタップするだけの直感的な操作だデモプレイをして見せた小南さん。「緊張している」と言う割には完璧なプレイをして見せた
1人目の来場者の方との対戦では、小南さんは勝利をおさめた2人目の来場者の方との対戦は「HARD」で。小南さんも非常に上手かったのだが、来場者の方が上手すぎてあえなく敗北。でも小南さんは残念がると言うよりは、あまりの腕前に感心しているようだった
【スクリーンショット】
最新MUSIC PACK「小南泰葉 PACK」




 イベントではいくつかの発表が行なわれた。最も大きかったのが、「REFLEC BEAT plus」のiPhone/iPod touch版の配信の開始だろう。これまでiPad版しか配信されていなかったが、ついにiPhone/iPod touch版が登場した。

 清野氏がイベントの後半で自身のiPhoneをかざして見せ、iPhone/iPod touch版の「REFLEC BEAT plus」の配信を宣言。その場でデモプレイをして見せた。曲の選択画面ではiPhoneを横にして「今回、画面を横にしてもプレイできます」と語り「横にすると(縦の幅が短くて)難しいと思うかもしれませんが、電車の中などでは両手で持ってプレイできます」と、新たなプレイ方法を提案して見せた。ゲームプレイ画面も横にすると斜めになったように表示され、違和感なくプレイできるよう工夫が施されている。

 今回のiPhone/iPod touchに対応したことで、バージョンは「ver2.0.0」へと上がった。iPadで購入したMUSIC PACKはiPhone/iPod touchでも遊ぶことができる。価格はこれまで通り、アプリケーション本体+プリインストール楽曲3曲は無料となっている。

 会場では「配信開始は近日中だが、早ければ今晩から明日の昼くらいまでには配信される」としていたが、イベント終了後には早くも配信が開始されていた。


自らのiPhoneにインストールされた「REFLEC BEAT plus」を起動して見せ、対応したことを明らかにした。画面を横にする事ができる機能を実践してみせると、会場からは歓声が上がった
【「REFLEC BEAT plus ver2.0.0」スクリーンショット】




 さらには、同じKONAMIの音楽ゲーム「jubeat plus」においても、最新バージョンが配信されることが明らかになった。今回のバージョンアップでBluetooth通信に対応し、「セッションプレー」が可能となった。画面上部に表示される「JOIN」をタップすると近くにいるiPhone/iPod touchを検索。あれば自動的に接続し「セッションプレー」を可能とする。

 会場ではこの接続までの流れを実際にして見せた。非常に簡単に接続でき、清野氏によれば「ほぼ遅延無くプレイできる」という。また、自分の持っている曲を相手が持っていない場合、このプレイに限って曲を同期してプレイすることができる。相手が曲を持っていなくてもプレイすることができるという、非常に親切なシステムとなっている。もちろんiPhone/iPod touchとiPadで通信することも可能。

 こちらのバージョンは「Ver. 2.9.0」となる。こちらも会場では「近日配信」としていたが、イベント終了後すでに配信が開始されている。


清野氏は接続する手順を順に追って実際にプレイまでして見せた。非常に簡単で問題なく接続し、遅延無くゲームのプレイが可能となった
「セッションプレー」は、「Bluetooth」をONの状態でアプリを起動して選曲。難易度選択画面にて「HOST」を選択した状態で相手を待つ相手側は選曲画面上部の「JOIN」を選択。「HOST」の端末が一覧で表示されるので、選択すると同期。対戦相手と自分の端末でそれぞれ異なる難易度を選択可能となっているプレイ中は、自分のスコアの上部に、「セッションプレー」中のプレーヤーのスコアがリアルタイムに表示されます


【小南泰葉さんミニライブ】
小南さんがギター1本で熱唱。「嘘憑きとサルヴァドール」と、9月に発売となる1st single「Trash」を披露した

(C)Konami Digital Entertainment

(2012年 8月 12日)

[Reported by 船津稔]