日本一ソフトウェア、「第2回 日本一ソフトウェア電気外祭りステージ 2011 冬の陣」
寺川愛美さんキャスティングキャラクターをサプライズ公開。新作タイトルも発表!
本日の出演陣一同。右から代表取締役社長の新川宗平氏、寺川愛美さん、佐藤天平さん、「迷宮塔路レガシスタ」を担当する小酒井省吾プロデューサー |
株式会社日本一ソフトウェアは、東京流通センターで開催されたイベント「秋葉原電気外祭り 2011 WINTER in 平和島」においてブースの出展を行なうと同時にステージイベント「第2回 日本一ソフトウェア電気外祭りステージ 2011 冬の陣」を開催。新作タイトルの発表などを行なった。
イベントは、同社タイトルの音楽なども手がけている佐藤天平さんのミニステージで幕を開けた。「魔界戦記ディスガイア」の「戦友よ」を熱く歌い上げ、会場も大いに盛り上がった。
佐藤さんは、PlayStation Vita用タイトル「魔界戦記ディスガイア3 Return」の音楽については「三森すずこさんにも『ふたりの永遠』を歌ってもらいましたが、気に入ってもらい、思い入れたっぷりに歌ってもらいました」と振り返り、さらに新作となるプレイステーション 3「魔女と百騎兵」については「中には元気で賑やかな曲もありますが、“魔女”や“ハロウィン”をテーマに、美しくも寂しげな曲などを作ったので、新しい世界を楽しんで欲しいですね」とアピール。このほかにもEMI EVANSさんが歌う楽曲が収められていることや、ミュージカルテイストの展開をみせる楽曲など、多彩な音楽が用意されているようだ。同社の代表取締役社長の新川宗平氏も「幻想的な新たな世界が楽しめる」とコメント。最後に佐藤氏は「曲は全てできました。新しいゲーム音楽を存分に楽しめるので、ご期待ください」と語り締めくくった。
ここで声優の寺川愛美さんが登場。寺川さんが声を担当するキャラクターが発表されるというサプライズに「台本を手渡されたんですが黒く塗りつぶされているんです。だから、本当に知らないんです」とドキドキが止まらない雰囲気。発表されたのは「魔女と百騎兵」の「ヴァンダー・カマミール」。通称ミールさんと呼ばれるしゃべる西洋人形で、拠点に登場する不思議なコレクションルーム「ヴァンダーカンマー」を管理する。新川氏によれば、頭に突き刺さっているのは前の持ち主に打ち込まれた五寸釘だといい、これがチャームポイントだとか。
毒のあるキャラだと言うことで寺川さんは「メチャクチャ可愛い。(毒があるので)私に通じるところがあるかもしれないので、演じやすいかもしれません。こういった(可愛い)見た目のキャラクターを演じるのは初めてなので、楽しみです」とコメントし、初めて演じるキャラと言うことで「新しい風を吹かせられればと思います」と意気込みを語った。
次に発表されたのが「迷宮塔路レガシスタ」。初めてPVが公開となった。同作を担当する小酒井省吾プロデューサーは「主人公のアルトをはじめとした3人パーティでダンジョンを進んでいく。ジャンル的にはローグライクなRPG、プラスアクションRPGと言った感じで、リアルタイムに刻一刻と変化するダンジョンを突き進んでいくことになります」とゲームを説明。
さらには強力なキャラクターメイキング機能を実演して見せた。グラフィックスを自由に描くことができるのはもちろんのこと、写真を取り込んで顔の正面、左右、裏に貼り付けるとそのままオリジナルのキャラクターが作れてしまう。PCでも作ることができるほか、インターネットを通じて交換することも可能。イベントでは作ったキャラクターでゲームをプレイして見せた。自由にキャラクターを作ることができるということで、会場のユーザーの反応も良かった。ちなみにキャラクターの声も20種類程度から選択することもでき、なかなか楽しめそうだ。
さらにイベントでは、新川氏の口から続々と新規タイトルの発表が行なわれた。1つ目はすでに海外ではリリースされている、ニンテンドー3DS用「洞窟物語」の日本でのリリース決定。詳しくは明らかにされていないが、新川氏によれば「超有名レトロゲームとのコラボもあります」と言うことで、今後の展開が楽しみなところ。2つめはアドベンチャーゲームの新作が2012年夏頃にリリースされるという発表。新川氏は「『流行り神』シリーズではないが、そのシリーズが好きな人にはたまらない作品となります」とヒントが明かされた。そしてラストが完全新作タイトルが開発中であると言うこと。キーワードは「7人の天使、高解像度キャラ、超絶カスタマイズ」と言うことだという。登場キャラクターに関しては、1月1日に日本一ソフトウェアから送られる年賀状に描かれているという。新川氏は「誰でも知っている超々有名なイラストレーターが描いています」と言うことらしい。製品アンケートに答えた人には届くと言うことなので、楽しみにしていただきたい。
最後に用意されていたのは質問コーナー。「『魔女と百騎兵』に登場する魔女メタリカを操作することはできますか?」との問いに新川氏は「魔女を使わせて欲しいという要望は非常に多くいただいています」と答え、「なにがしかの形で出していきたいと思う」と開発中タイトルという事もあり、前向きに検討中であることを明かした。
また「PS Vitaで今後ゲームを出しますか?」の問いには、「何かは言えませんが、来年に1本ほどは出せるかと思います」と宣言。こちらも楽しみな発表となった。この発表について新川氏は来場者に向かってPS Vitaを持っているかどうか、また購入するつもりかどうかを問いかけ、反応の良さに「PS Vitaでリリースしても大丈夫ですかね」と自信を深めていたようだ。
来年の夏で同社は20周年を迎えるということで、新規オリジナルタイトルが用意されているほか、様々なイベントなども計画されているという。新川氏は「皆さんに楽しんでいただけるイベントを全国各地で開催していきます」と語り、イベントを締めくくった。
続いて発表された「迷宮塔路レガシスタ」。PVが初公開となった | ||
「迷宮塔路レガシスタ」は、写真などを取り込んでキャラクターを作成できると言うことで、強力なキャラクター作成機能をアピール。実際に作ったキャラクターでゲームをプレイして見せた |
新川自ら新情報を明らかにしていく「未発表タイトル公開しちゃいます」のコーナー。3DS用「洞窟物語」、新作アドベンチャータイトルなど完全新作の発表が目白押し | さらには質問コーナーも用意されており、新川氏が答えていった | |
3DSの新作タイトルとして発表された「洞窟物語」。すでに海外ではリリースされているタイトルだが、好評だという |
会場には、日本一ソフトウェアのブースも用意され、グッズを購入することもできる。また、現在監修中という「魔女と百騎兵」につく魔女メタリカの「ねんどろいど ぷち」も展示されていた |
(c) Nippon Ichi Software,inc.
(2011年 12月 28日)