店頭にはミクさんのぬいぐるみと、同店舗の店員「さぁや」さんがコスプレ姿で登場。来場者の注目を浴びていた

　株式会社セガは、11月10日、PSP用リズム・アクション「初音ミク -Project DIVA- extend」（以下、「Project DIVA extend」）の発売記念抽選会を東京はクラブ セガ 秋葉原 新館、大阪はハイテクランド セガ アビオン 特設会場にて開催している（19時まで）。

　この抽選会は、本作を対象店舗で購入し、抽選会場にレシートを持参した人が参加できるというもの。昼12時の段階で、東京会場では600人ほどの来場者が訪れ、1人で複数本を購入している猛者もいたそうだ。抽選自体はすぐに終わるため、スムーズに流れていたが、それでも一時は会場の周囲に抽選待ちの列が何度もできあがり、本作の人気の高さが伺えた。

　賞品には「イラスト入りサイン色紙」、「KEI氏 サイン入りポスター」、「ryo氏 サイン入り『積乱雲グラフィティ／Fallin' Fallin' Fallin』CD」、「Dixie Flatline氏 サイン入り『積乱雲グラフィティ／Fallin' Fallin' Fallin』CD」、「wowaka氏 サイン入り『アンハッピーリフレイン』CD」などが用意され、参加賞には『初音ミク -Project DIVA- extend』特製カレンダーポスター」が配布された。

抽選待ちの行列が取材中何度も形成された	賞品の一覧

　また、クラブ セガ 秋葉原 新館店内各階には、本作のモジュールをパネルにした「モジュールギャラリー」が展示されていた。

株式会社セガ 内海 洋氏

　会場には、本作のプロジェクトマネージャーである株式会社セガの内海 洋氏も来場した。

――発売日を迎えての率直な感想をお願いします。

● 前作から1年と3カ月ぐらい経ちましたので、かなり長い時間かかりましたが、いざ発売日を迎えてみると、まだ実感が沸かなかったのですが、抽選会の模様を見ていて実感が沸いてきました。

――抽選会にはいろんな方が来ていましたが、印象に残っていることは何でしょうか？

● 割と社会人の方が多かった印象があって、客層もまた変わってきたのかなと。前作は若いお客さんが多かったんですが、今作で3作目ということで、シリーズファンの方が多いのかな、という印象です。

――本作は基本的なシステムは前作を踏襲しているとはいえ、いろいろ細かい部分がパワーアップしているんですが、見所はどこでしょうか？

● 映像面がかなりパワーアップしています。ゲームエンジンはほぼ同じですが、いろんな工夫で使いこなすことで、より効率的にデータを配置できて、演出面を含めてリアルタイムに描画しつつもクオリティを上げられたと思います。社内でも初音ミク好きを集めて映像制作に力を入れたので、曲に対しての思い入れといいますか、前作、前々作以上に、1曲1曲のイメージを大事にして演出を大事にした映像になっています。

――販売本数の目標は？

● 一応39万本にしておいてください（笑）。

――「Project Mirai」、そしてその先の展望について教えてください。

● これで最後ということではなく、新しいハードもこれから出ますので、いろんな挑戦をしていきたいと思います。まずは「Project DIVA」自体を、ハイクオリティ、ハイエンドという目標に持っていこうかな、と考えています。

――ダウンロードコンテンツ（DLC）も予定されていると思いますが？

● DLCもやりたいのですが、プロジェクトスタッフのやりくり次第ですね。今のところは未定です。DLCになるのか、次回作になるのか、今後の開発ラインの振り分けなどについても考えたいと思います。

――「初音ミク -Project DIVA- ドリーミーシアター」についてはいかがですか？

● 明言はできませんが、お待ちいただいている方も多いと思いますので、できるだけ早い期間に詳細が発表できるようにがんばりたいと思います。

――最後にユーザーの方々にメッセージをお願いします。

● 最初は「初音ミク -Project DIVA- 2.5」という仮称で発表させていただいて、当初はあまり期待されなかった方もいらっしゃると思いますが、実際に遊んでみると、開発部隊の本気度がわかってもらえる出来栄えになったと思いますので、ぜひご購入いただいて、その目でお確かめください。また、これからもがんばっていきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。