「東京ゲームショウ 2011」のコーエーテクモゲームスのブースでは、恒例の「ネットエンターテインメント フェスタ 2011」が開催されている。15日の初日には、オンラインゲームのプロデューサーが集まり、新情報を発表するステージイベントも行なわれた。

　このステージイベントでPS3/PS2/Windows用MMORPG「信長の野望 Online ～新星の章～」とPS3/WIN用一騎当千MMOアクション「真・三國無双 Online ～蒼天乱舞～」の新拡張パックと、PS3/WIN用オンライン海洋冒険ロールプレイングゲーム「大航海時代 Online ～Tierra Americana～」の「Chapter 3」の詳細が発表された。

　ステージには「信On」の開発プロデューサー渡辺知宏氏、「大航海」の運営プロデューサー渥美貴史氏、「真・三國無双 Online」の開発プロデューサー藤重和博氏らのほか、コーエーテクモゲームスのポータルサイト「my GAMECITY」のマスコットキャラクター、ニャブラハム・リンニャーンと、Yahoo!モバゲーでサービスしているブラウザゲーム「のぶニャがの野望」に出てくる猫武将 織田のぶニャがも登場して可愛い姿で愛敬をふりまいていた。

　3名のプロデューサーはそれぞれの作品をプレゼンテーションした後、ライブでTwitterに寄せられた質問に答えた。それぞれのタイトルで発表された内容については、下記の詳細を参照して欲しい。またイベント終了後にバックステージでインタビューを行ない、それぞれのタイトルについてさらに詳しい話を聞くことができた。インタビューは後日、最新のスクリーンショットとともにお届けするので楽しみにして欲しい。

【会場の様子】
オンラインゲームの試遊台。それぞれ5分程度の試遊ができた	ステージイベントの様子。同様のイベントは17日の一般日にも行なわれる	試遊をするとゲーム内でアイテムが入手できるシリアルが印刷されたカードがもらえる
ニャブラハム・リンニャーンと織田のぶニャが	和風の装束を着た猫武将は、外国人プレスにも人気だった	マスコットキャラ両名はステージでもイラストで紹介された

【信長の野望 Online ～新星の章～】

　「新星の章」に続く新拡張パック「鳳凰の章」を今冬に発売する。渡辺氏によれば「鳳凰は天下人の到来とともに現われる伝説の生き物」で、「天下人の男にクローズアップ」した内容になるという。また「城下町からいろいろな人とつながるソーシャル性」がある新システムが入る。

　渡辺氏は「信長の野望 Online 2」を発売する予定はないのかという質問に対して「発売したいです。でも現行の「信On」も10年、20年と続けていくつもりなので、その中で自然と「2」という形になっていくのではないかという気がします」と意味深な回答。また、季節イベントについては「毎年行なえるよう頑張ります」と答えていた。

開発プロデューサーの渡辺知宏氏	「鳳凰の章」は今冬発売	試遊では、織田信長と徒党（パーティー）を組んで羽柴秀吉と戦った

【大航海時代 Online ～Tierra Americana～】

　渥美氏から、11月8日に実装されることが発表されている「Chapter 3 Thanksgiving（サンクスギビング）」の詳細が発表された。「Thanksgiving」というタイトルは、開拓時代に先住民と入植者が食料を分け合ったという出来事に由来するアメリカのお祭り、感謝祭のこと。

　このアップデートでは、新開拓地として「フロリダ」と「ルイジアナ」が新たに追加される。また、イングランドの内陸都市「オックスフォード」が追加され、「大学」という新システムが使えるようになる。ちらりと紹介されたスクリーンショットには、ネイティブアメリカンの聖地モニュメントバレーや、その集落、オックスフォード大学などが映っていた。

　また、この実装を盛り上げるために、11月のアップデートまでを「航海者お楽しみ月間」として様々なイベントやキャンペーンを行なっていく予定だ。

運営プロデューサーの渥美貴史氏	「Thanksgiving」のスクリーンショットをちら見せ	試遊は江戸など3つの港を訪ねてクイズに答える

【真・三國無双 Online ～蒼天乱舞～】

　「真・三國無双 Online」については、2012年春に新拡張パッケージを発売するという発表があった。拡張パックの内容やタイトルなどは未定だが、藤重氏は「今まで4対4から12対12など対人戦に力を入れてきたが、ここを大きくテコ入れして新しい戦闘モードを追加しようと考えている」と語っていた。

　藤重氏へは、勢力によるユーザー数の不均衡を改善してほしいという要望が寄せられた。藤重氏は「できる限り偏りがないよう調整しているのだが、どうしても偏りが出てしまうのです。今は少しでもバランスがよくなるよう、毎回シナリオが始まるときに少し珍しい勢力を入れたりして新しい遊び方を楽しんでいただこうと思っています」と答えた。

　藤重氏は「my GAMECITY」やソーシャルゲームに関するプレゼンテーションも行なった。現在「my GAMECITY」では、「ネットエンターテインメント フェスタ 2011」開催を記念して「my GAMECITY」に登録している中から先着10万名にコーエーテクモゲームスがサービス中のオンラインゲームやソーシャルゲームなど全11タイトルで特製アイテムがもらえるキャンペーンを行なっている。

　ステージの最後には、「SCRAP」とのコラボレーションで開催する参加型イベント“リアル脱出ゲーム×コーエーテクモゲームス”のタイトルと開催日程と場所が発表された。タイトルは「終わらない合戦からの脱出」。開催日は2011年12月22日～25日、31日。場所は明治神宮野球場だ。野球場という場所柄、電光掲示板なども活用しつつ戦国武将がオールスターで登場するようなイベントになるそうだ。

開発プロデューサーの藤重和博氏	拡張パックは2012年春の発売予定	試遊では「麒角刀」というオンライン版オリジナルの武器で「崑崙山」の戦闘を体験できる
「my GAMECITY」のキャンペーン内容	リアルイベント「終わらない合戦からの脱出」告知	Yahoo!モバゲー向けブラウザゲーム「のぶニャがの野望」
ソーシャルゲーム「100万人の信長の野望」は登録会員数170万人を突破	ソーシャルゲーム「100万人の三國志」は登録会員数120万と追撃している	現在βテストに向けて登録中の「100万人のWinning post]