フロムソフト、PS3/Xbox 360「アーマード・コア V」
「傭兵システム」などシングルプレイの要素も充実
株式会社フロム・ソフトウェアは、2011年発売予定のプレイステーション 3/Xbox 360用メカカスタマイズアクション「アーマード・コア V」の新情報を公開した。
今回は、物語とともに進行する「ストーリーミッション」ならびに「オーダーミッション」をはじめ、すべてのミッションで楽しめる「2人協力プレイ」や、傭兵として一時的に他のチームの戦いに参加する「傭兵システム」の情報が明らかになった。さらに、脚部や腕部、バトルライフルやレールガンなどのパーツデザインも公開された。
■ 物語とともに進行する「ストーリーミッション」、「オーダーミッション」
「主任」のエンブレム |
ストーリーを追いかけながら進行していくミッションは、「ストーリーミッション」と「オーダーミッション」に大別される。「ストーリーミッション」と「オーダーミッション」で描かれる物語は、時間軸が異なるものの互いに関わりのあるストーリーが展開していく。
本作の物語には、「主任」と呼ばれるキャラクターが最も深く関わってくる。他にも多くのキャラクターがストーリーに関与し、イベントシーンでの演出も強化されドラマ性が向上しているが、キャラクターや世界設定については今後の改めて明らかにされる。
それぞれ、「ストーリーミッション」は1つの大規模なミッション、「オーダーミッション」は短時間で手軽に遊べるミッションとなっている。
物語に最も深く関わってくるキャラクター「主任」 | 「主任」が巨大な兵器を使おうとしているシーン |
○ ストーリーミッション ── 荒廃した1つの都市を舞台に1人の傭兵の戦いを描写
ストーリーミッションは、各ミッションのボリュームが多く長いものではプレイ時間が1時間を超える。ミッションで次々と変化する作戦目標や展開する物語に合わせて、広大なマップの中を駆け巡りながら戦う。
「低層区」と呼ばれるマップを舞台にしたミッションを例に挙げミッションの流れを追っていく | |
ミッション開始時の作戦目標は低層区内の敵の撃破。広大かつ立体的なマップの構造を活かして敵と戦っていく | 敵やマップの情報を読み取る専用の状態「スキャンモード」。スキャンモード時は、情報が取得できる代わりにいくつかの制限が設けられるので、通常の状態(戦闘モード)と切り替えながらミッションを進める |
最初の作戦をクリアした所でイベントシーンが挿入。敵のスナイパー部隊が新たに投下される | スナイパー部隊の投下により戦局が一変。作戦目標が、敵の増援であるスナイパー部隊の撃破に更新される |
スナイパー部隊は、レーザーサイト付きのスナイパーキャノンでプレーヤーを正確に狙い、強力な一撃を放ってくる。正面からはではなく、地形や建物を利用しつつ敵の攻撃を外しながら撃破を目指す | 増援部隊を倒すとトンネルへの移動を指示される。さらに状況が変化していく |
トンネルへの進路を阻む敵との戦闘。分厚い装甲をまとった敵に、レーザーブレードで近距離戦を仕掛けているところ | 入り口に到着すると新たな指示が出される。トンネル内では、これまでと異なり狭い場所での戦い方が要求される |
突如、坑道内に敵ACが登場。急遽、目標が敵ACの撃破に更新される。プレーヤーの行く手を阻む、MTやスナイパー部隊よりも遥かに手ごわい敵との戦いに……。このように、1つのミッションで次々と状況が変化し、いくつものシチュエーションで戦いを楽しめる |
○ オーダーミッション ── ストーリーミッションとは異なる物語が展開
1つのミッションを5~10分程度でクリアできる短編型のミッションが全部で70以上も用意されている。1対1や1対ほかのAC戦、さらに目標撃破や条件の課せられたミッションなど、多彩な戦いを楽しめる。
従来のシリーズで採用されていたアリーナはなくなり、同様のタイプのミッションがオーダーミッションに多数盛り込まれている。オーダーミッションの世界設定などの詳細な情報も随時明らかにされる
オーダーミッションでも、通常兵器から対ACまで幅広く登場しクリア条件も様々。バリエーション豊富な内容のミッションを短時間で楽しむことができる | オーダーミッションでは、ストーリーミッションと違うストーリーが描かれ登場するキャラクターや組織なども異なる |
■ 2人協力プレイ
ストーリーミッション、オーダーミッションともに、すべてのミッションで2人協力プレイを楽しめる。所属チームのメンバーと協力して進めることができる。
ストーリーミッションでの協力プレイシーン | オーダーミッションでの協力プレイでは対AC戦が展開。敵は2体以上出てくることもある |
■ 傭兵システム
傭兵システムは、フリーランスの傭兵として、他のチームに雇われる形で一時的にチーム戦に参加することができるシステム。特に傭兵として参戦するための条件はなく、オンラインに接続していれば多人数のチームに所属していても、自分だけのチームに所属していても傭兵として参加できる。
傭兵として参加できるのは、戦闘前のブリーフィングからミッション終了までの間となる。傭兵としての評価は、ミッションを成功させて獲得した報酬総額によって決まる。
ストーリーミッション、オーダーミッションともに依頼金額を支払って傭兵を雇い、2人協力プレイを楽しむことができる。チームメンバーがログインしていない時に、1人で傭兵として名を上げておきたいなどプレイスタイルの幅が広がる。
傭兵を雇うチームは、その時にエントリーしているリストの中から傭兵を選択する。傭兵ランク、依頼額、戦闘タイプ、アセンブルなどを確認しながら、自分のチームに必要だと思う傭兵を雇いたいところ | 金=実力というシビアな環境で傭兵は戦っていく | チーム+傭兵での戦闘シーン。1機だけチームとは異なるカラーリングの機体が傭兵。雇う側(チーム側)は、ミッション終了後に傭兵にメッセージを送ることができる |
【パーツ紹介】 | |
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中量二脚タイプの脚部パーツ。膝の部分につける装甲はどのような働きをするのだろうか | 腕部パーツ。左上のコンセプトとなるベースパーツと、ベースパーツに異なる装甲がついた2種類のデザイン。この装甲はどのような攻撃に有効なのか気になるところ |
レーザーブレードは従来のイメージと刃先の構造が異なる | これまでバズーカと呼ばれていた武器は、名称が「バトルライフル」に変更された。このほかにも、武器パーツのタイプ名称や特性が新しくなっているものがある | レールガン。上のパーツをベースとして、下のパーツの性能が強化されている |
レーザーライフル(a)。右の2つのものとベース部分は同じで、デザイン、性能が異なっている | レーザーライフル(a)と同型の派生タイプ | レーザーライフル(a)と同型の派生タイプ |
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(2011年 4月 11日)