スパイク、PS3「侍道4」
「なりわい」でお金を儲けたり、戦闘システムなど紹介!
阿弥浜には外国勢力が存在する。今回は外国勢力の主要人物を紹介する |
株式会社スパイクは、プレイステーション 3用アクション・アドベンチャー「侍道4」の新情報を公開した。同作の発売は3月3日を予定しており、価格は7,770円。CEROレーティングはD(17歳以上対象)。
シリーズ4作目となる本作では、日本に黒船が来航し、開国を迎えてから3年後のとある港町が舞台となる。華やかな異国文化に彩られる街並みを背景に拮抗し合う「幕府」、「攘夷」、「外国」の3つの勢力が登場。
今回、公開された情報では外国勢力の主要人物であるローラ・リータ、メリンダ・デカメロンをはじめとしたキャラクター紹介や、町行く人々などから受けた依頼をこなしてお金を稼いでいく「なりわい」、戦闘における流派などについて詳しくお伝えしていく。
【坂本龍馬】 | |
---|---|
初回封入特典は「『坂本龍馬』のダウンロードコンテンツコード」。着物や刀など、頭からつま先まで龍馬になりきってプレイすることができる |
■ キャラクター紹介
● ローラ・リータ
英国からやってきた小公女、ローラ・リータ |
英国の大富豪である公爵家の1人娘。幼い頃に母親を亡くし父親と暮らしていたが、11歳の誕生日に、突然の父の訃報により財産も事業も全て引き継ぐこととなった。その後程なくして、英国は新しい貿易国として日本に目をつける。
日本において、浪人らの警戒を緩和するため、英国は彼女の容姿を買って大使に抜擢。幼いながらも遠く日本へ渡ることとなった。英語は話さず、丁寧で流暢な日本語で上品に会話する。暴力と幽霊が嫌い。
● メリンダ・デカメロン
英国海兵隊を指揮する女隊長 |
ローラの護衛のためにやってきた英国海兵隊の隊長で、その厳しさから鬼隊長と恐れられている。近代兵器の銃が武器の中心となる中、騎士の格好をして剣で戦う信念の人。海兵隊とは別の、隊長直属の女騎士団「パツキン隊」を配下に持つ。
騎士道を信仰しているため侍道に対してもリスペクトがある。女を捨てたわけではなく、美への関心も持つ。美しくなるために顔面レモンパックと朝シャンを欠かさない。なんだか最近イライラしている。
● 拷問三姉妹
プレーヤーの行動は自由だが、事件を起こし役人に捕まってしまうと代官所に連れて行かれることになる。そこに待っているのは大老の娘でもある、通称“拷問三姉妹”。外国人慰留地となった阿弥浜にやってきた監査役だが、残酷な一面を持っており、罪人には容赦ない責め苦を与える。
■ 「なりわい」を受け、働いて稼ぐ
様々な人から「なりわい」を頼まれることがある。もちろん受ける、受けないはプレーヤー次第。複数の「なりわい」を受けることができる。このスクリーンショットでは、「おいしい話」、「復讐」、「天誅」の3つを引き受けている状態 |
メインストーリーを進めるだけでなく、街中を散策したり侍としての生活を送っていると、様々な人々から頼み事をされることがある。伝言を伝えるといった簡単なものから、恋の悩みやナンパ、さらには復讐や暗殺といった物騒なものまである。
これら依頼を断るのも引き受けるのもプレーヤー次第と言うことになるが、解決することで報酬を得ることができる。一種のクエストである「なりわい」は複数を同時に引き受けることができ、解決方法もプレーヤーによってそれぞれだろう。
「なりわい」を受けたその経過をスクリーンショットで紹介すると、左から、般若党の奴らにぼこぼこにされたので「復讐したい」という侍から依頼。なんでも「高そうな壺を割って欲しい」という。ここでプレーヤーは「引き受ける」ことも「断る」こともできる(中央)。引き受ければ、「なりわい」を受けたことになりクエストがスタートする(右) |
【商売の基本】 | ||
---|---|---|
線路沿いにある家の裏にある荷物を壊して欲しいという依頼。従業員を守るためと言うことだが、どんな意味があるのだろうか? | 依頼者の商人の元で働いているという従業員と一緒に目的地に。これらの荷物を壊して欲しいのだという | どうも壊して欲しいというのは商売敵の商品のようだ。罪悪感に駆られることなく、どんどん壊していくことに……。その結果はどんなことになるのだろうか? |
■ 戦闘システム
本作から導入された戦闘要素が「流派」。プレーヤーは「刀」、「槍」、「無手」などの中から好きなものを選択できるが、それぞれのタイプには「流派」が存在し、どの流派を選択したかにより戦い方が変わってくる。
たとえば刀には「無心流剣術」や「東急流剣術」、「無頼流剣術」などの流派が存在する。また、槍には「激勝流槍術」、「弁尾流槍術」など、無手には「適闘流体術」、「我珍固流体術」などの流派がある。プレーヤーはこれら流派から好きなものを選択し設定することができる。
【様々な流派】 | |
---|---|
攻守のバランスがとれた扱いやすい「東急流剣術」。技は「横雲」 | 野性的な動きで敵を翻弄する無頼流「無頼流剣術」。技は「一刀」 |
敵からある程度間合いをとりたい人にはお勧めの槍術「激勝流槍術」。技は「一突き」 | 体術の流派のなかで基本的なものとなる適闘流の無手「適闘流体術」。技は「心」 |
“流派”を使い込むことで修得度は上がっていき、覚えられる技もそれに比例して強力になっていく |
「流派」は、使い込むことで修得度が上がっていき、修得度が上がると覚えられる技の選択肢が増えていくという仕組みになっている。浅く広く様々な流派の技を覚えていく手もあるが、1つの流派の技を極めることもできる。ここでもプレーヤーの選択に任されている。
また、技は敵と戦う中で、技を受けたり見切ったりすることで、技を習得する場合もある。全ての行動が自身の成長の糧となる。
【流派の修得度と技の関係】 | ||
---|---|---|
流派は、戦闘時に倒した敵から修得が可能となっている。もちろん流派が異なると覚えることができる技も違ってくる | 技には習得条件が設定されている。上記スクリーンショットに表示されているのは、無頼流の技「連明星」の修得条件。条件をクリアすると技を覚えていく | 習得した技「連明星」を繰り出したところ。たくさんの技をどんどん修得し、免許皆伝を目指したい |
流派は選択するだけでなく、流派を自分で作ることもできる。ゲーム内に登場する流派を改造することで、“俺流”のオリジナルの流派を作り出せる。まずは流派の名前を作成し、好きな“構え”を選択する。“構え”は、「上段」や「中段」、「下段」のほか、「脇」、「無手」、「片手」、「二刀」、「居合い」などがあり、この中から3つを登録できる。
ここで技を装備していくことになるが、必要なのが「腕前点」。「腕前点」とは、プレーヤーの経験値のことで、敵との戦いに勝利することで貯まっていく。技にはポイントが設定されており、装備するためには集めた「腕前点」を割り振っていくことになる。つまり「腕前点」が多ければ多いほど、様々な技から選択して装備することができるということになる。
作成したオリジナル流派は、ゲーム中に素早く切り替えることが可能。オリジナル流派にとことんこだわるのも良いだろう。
実際の戦闘に際しては、チャンバラの駆け引きをシンプルに楽しめるよう作られている。基本的にガンガン斬っていくことも可能で、初心者でも軽快なアクションゲームとして楽しめるという。
一方で、防御崩しにより敵の防御を崩したり、敵の攻撃を捌き弾くことで、敵の体勢を崩し隙を突くことで反撃に結びつけていくといった戦い方も可能となっている。プレイしていく中で上級者なりの戦い方を身につけていくことで、さらに華麗な剣劇アクションを再現することができる。
【戦闘時の駆け引き】 | |
---|---|
敵の攻撃をタイミング良く弾くことで、敵の体勢を崩し隙を作れば、そこから反撃に転じることもできるだろう | |
ただ闇雲に攻撃するだけではなく、敵の防御を崩すことも重要 | 敵の攻撃を見極め、捌くことで戦闘が有利になることも |
さらに本作には「『また、つまらぬものを斬ってしまった』システム(通称:つま斬り)」と呼ばれる新システムが導入されている。戦闘時には往々にして多くの敵に取り囲まれ、同時に攻撃を受けてしまう場面に陥ることだろう。
この時に刀を抜き「つま斬り」システムを発動すると敵の動きが遅くなり、その間にプレーヤーキャラは超人的な速さで敵を流れるように斬りつけ倒していくことができる。プレーヤーが納刀すると同時に周囲の敵は一気に倒れ、プレーヤーは爽快感を味わうことができる。
FPSやTPSのゲームにあるバレットタイムに似たシステムだが、まるで時代劇で繰り広げられる殺陣を手軽に再現できるという点でここぞと言うところで使いかっこよく決めたいところだ。
■ 「地獄の沙汰も俺次第」システムとは?
プレーヤーは何をしても構わないとはいえ、悪事を働けば役人が追ってくるし、捕まれば奉行所に連れて行かれる。そこは現実世界と何も変わりはない。「侍道4」では召し捕られ奉行所に入ることになると、大老の娘でもある監査役の“拷問三姉妹”から拷問を受けることになる。
捕まると拷問三姉妹のうち1人が登場し、拷問を受けることとなる。拷問に耐えれば、身ぐるみ剥がされるが無罪放免となる。
今回明らかになった拷問は、長女・万由による「人間水車責め」。水車に人間を貼り付け水車を回すという、拷問としては比較的オーソドックスなタイプのもの。ゲームでは顔が水につかっている間は○ボタンを連打することで耐えることになる。拷問はこれ以外にもいくつかあると言うが、誰から拷問を受けるかによって拷問の内容が変わるのだという。
(C)Spike Co., Ltd. Developed by ACQUIRE Corp. All Rights Reserved.
(2011年 2月 4日)