車の中とは思えないほど広々とした室内。両手をぶんぶん振り回しても大丈夫だ

　マイクロソフト株式会社は12月17日、東京有楽町の有楽町マリオンイベントスペースでKinectが体験できる「Xbox 360 Kinect 体験キャラバンカーイベント」を開催した。このイベントは世界に9台しかない「Kinect キャラバンカー」の中で、Kinect センターを使った最新ゲームを体験してもらおうというもの。

　Kinect キャラバンカーは、アメリカで製作されて日本に運ばれてきた。今回が初めてのお披露目。ベースは車で牽引するキャンピングトレーラーで、大型免許と牽引免許があれば公道を走ることができる。体験スペースの設置時には片側の壁が扇状にスライドして、Kinectを2人プレイで遊ぶのに十分なスペースが確保できる。

　フローリングの室内は冷暖房完備で、外からも良く見えるよう壁の3方は透過素材が使われている。左右の壁には室内の様子がわかるモニターとゲーム画面のモニターが上下に並んでいる。車はジャッキでしっかり固定されているので、「Kinect アドベンチャー!」のように動きの激しいゲームでも気にならない。本日を皮切りに、順次全国キャラバンを実施するという。「Kinect キャラバンカー」による体験会の模様をレポートしたい。

プレイできる空間の広さは少し縦長の4畳半くらい。張り出した部分はジャッキで固定されている。イベントでは外部電源を使っていたが、発電機を積んでいるので電源がない場所でもプレイ可能だ

　今回、体験できたのはKinectに同梱されている「Kinect アドベンチャー!」を始め、Kinectで遊べるサードパーティーのタイトルも含めた全9作品。ラインナップはマイクロソフトの「Kinect スポーツ」と「Kinect アニマルズ」、コナミデジタルエンタテインメントの「DanceEvolution」と「クロスボード7」、バンダイナムコゲームスの「体で答える新しい脳トレ」、セガの「ソニック フリーライダーズ」、ユービーアイソフトの「ユアシェイプ　フィットネス・エボルブ」と、子供でも遊べるファミリー向けからかなり激しい運動になるものまで揃っていた。

　イベント会場の有楽町マリオンは、銀座の中心部に近く映画館やテナントが集まっているショッピングゾーン。すぐ近くには、宝くじの大行列の映像でお馴染みの大通りがある。キャラバンカーはそこから少し奥まった場所にあるイベントスペースに設置されていた。マイクロソフトの担当者によれば、銀座に遊びに来た家族連れや、カップルなど幅広い層、そしてなんといっても忘年会が目的で訪れたサラリーマンたちにゲームを体験してもらうためにここ銀座を会場に選んだのだという。

　昼にイベントが始まると、キャンペーンガールに呼び止められた通りすがりの人たちが、次々に体験プレイをしていた。「Kinect スポーツ」で卓球を体験した女性に感想を聞くと「想像していた以上に反応が良くて驚いた」と笑顔で答えてくれた。

　次回開催は12月19日日曜日に、埼玉県越谷市にあるイオンレイクタウン mori 噴水広場で予定されている。開催時間は11時から19時までの予定。有楽町が都市型、越谷が郊外型のテストケースで、反応によっては来年以降も様々なイベントに登場するかもしれないとのことだ。

日本ではキャンピングトレーラー自体が珍しいので、かなり注目を集めていた	右側の床部分が横にスライドして扇型のスペースを作る	横に停っていたピックアップトラックは、キャラバンカーをここまで引っ張ってきた車だ
車体側面にある2つのモニターで、室内の様子を見ることができる	キャンペーンガールの案内で、9本のタイトルを体験プレイできた	体験プレイすると、クリアファイルとステッカーがもらえる
イベントでは元気いっぱいのコンパニオンが出迎えてくれる