スパイク、PS3「侍道4」今冬発売
幕末を生きる主人公を描く港町・阿弥浜における7日間の物語
株式会社スパイクは、今冬、プレイステーション 3用アクション・アドベンチャー「侍道4」を発売する予定。価格は未定。
「侍道」シリーズは、2002年に第1作が発売され、プレーヤーの行動の自由度、シナリオの分岐の多さ、権力者に仕えるか、対抗勢力に身を投じるか、苦しむ民のために刀を振るうか──といったマルチエンディングを採用。そのすべてがプレーヤーに委ねられ、途中での裏切り、寝返りもまた、プレーヤー次第という自由度の高さが特徴。
本作では日本に黒船が来航し、開国を迎えてから3年後のとある港町が舞台となる。華やかな異国文化に彩られる街並みを背景に拮抗し合う「幕府」、「攘夷」、「外国」の3つの勢力。プレーヤーはどの勢力にどのように関わるかを自分自身で判断し、物語を作り出していくこととなる。
途中での裏切り、寝返りもプレーヤー次第。行動の自由度、シナリオの分岐バリエーション、プレーヤーの選択によって異なる侍の生き様を描き出すマルチエンディングの他に、爽快な戦闘や新要素を多数追加している。
■ 3タイプより選べる主人公
舞台となる港町・阿弥浜にふらりとやってきた浪人。彼がどこから来たのか、そして何者であったのかは、ゲーム中で語られることはない。彼がやって来たことで、歴史は大きく動き出す |
本作では、主人公はゲームスタート時に「若年」、「青年」、「壮年」の3タイプから選択可能。タイプの選択とともに、容姿も設定できる。
【若年タイプ】 | ||
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【青年タイプ】 | ||
【壮年タイプ】 | ||
■ 「幕府」、「攘夷」、「外国」の3つの勢力
今作でプレーヤーが経験するのは、港町・阿弥浜における7日間の物語。阿弥浜には思想の異なる3つの勢力が存在し、どの勢力にもそれぞれの行動の指針となる志が存在。
主人公は彼らとの関わりの中から、自分の生きる道を見出していくことになる。どの勢力にどのように関わるかによって物語は多彩に変化していく。
●[外国勢力]
刺激を求む過激な伯爵
ジェット・ジェンキンス
貴族生まれのお坊ちゃん。
有事の備えとして日本に派遣されているものの、退屈な毎日に辟易している。スリルこそが生きがいで、スリルを楽しむ次元を超え破壊願望にまで達している。
●[幕府勢力]
悩める代官
琴吹光(コトブキヒカル)
阿弥浜の代官。攘夷志士による横暴と英国との関係に頭を悩ます日々が続く。
大老の残虐な政治に不満を抱きつつも協力せざるを得ない立場にいる。何をするにもオーバーリアクションで周りからは変人と思われている。
●[攘夷勢力]
攘夷運動指導者
赤城烈斗(アカギレッド)
攘夷論を掲げる「般若党」のリーダー。
一点の曇りもなく信念を貫く姿に、仲間からの信頼は厚い。ただし、流行りの尊王攘夷や倒幕はあまり考えておらず、純粋に侍の時代と日本文化を守るために戦っている。
【前作に比べきらびやかになったフィールド】 | ||
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全体地図 | 街道 | 居留地 |
港 | 代官所 | 大通り |
町 | 墓地 |
■ より時代劇の殺陣に近くなった戦闘
「侍道」シリーズならではの刀を使った戦闘は、今作ではより時代劇の殺陣に近い、爽快感溢れる戦闘に進化。今作でも、もちろん好きな刀での二刀流や無手は健在。この他にも時代設定を反映した武器が登場するなど、多彩な手段での戦いが可能になっている。
さらに、戦闘シーンでは新たなモードも導入。新モードの詳細については今後の続報をお待ちいただきたい。
■ 介入により変化するイベントシーン
「侍道」シリーズの大きな特徴の1つ、自由度の高いインタラクティブイベント。プレーヤーはイベントシーンの最中でも話の途中で割り込んだり、話し相手に襲いかかったりといった行動を自由に取ることができ、物語への直接介入が可能。キャラクターのリアクションを見るのも楽しみ方の1つだろう。
たとえば、琴吹光と洞窟探検に行くイベントシーン。「侍道」シリーズではイベントの最中に主人公を操作することが可能。プレーヤーの思うがままの行動をとることで、様々な形でイベントに介入できる。
(1) | (2) | (3) |
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主人公を操作して、洞窟探検に向かう琴吹の後を大人しくついて行った場合 | 新たな展開が発生しそう? | プレーヤーの行動次第ではイベントが途中で終ってしまうこともある。大胆な行動をとるときはそれなりの覚悟をもってするように |
【(2)からの分岐】 | ||
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(4) | (5) | (6) |
(2)から、琴吹を追わずに引き返した場合 | (2)から、琴吹に蹴りを入れた場合 | (2)から、「うんこがしたくなった」と訴えた場合 |
■ さらに新たなシステムが?
前作「侍道3」でユーザーから大きな反響のあった「黙って俺についてこい」(黙俺)システム。
今作には、それに代わる革新的なシステムが用意されているようだ。右に紹介している画像がそれにまつわるもののようだ。一体どのようなシステムなのか、想像しながら続報を待ちたい。
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(2010年 11月 1日)