ケイブ、WIN「ワクワク無限大 ミニ四駆ワールド」先行体験レポート
「マイタウン」などコミュニティ育成機能を導入し、3月24日よりサービス開始


3月24日20時 サービス開始予定


 株式会社ケイブは、Windows用オンラインレースゲーム「ワクワク無限大 ミニ四駆ワールド」のサービスを3月24日20時より開始する。

 「ワクワク無限大 ミニ四駆ワールド」は、株式会社タミヤのホビー製品「ミニ四駆」を題材としたオンラインレースゲーム。2006年に「ミニ四駆オンラインレーサー」というタイトルで発表されてから、2008年に現在のタイトルに変更し、これまでに数回のβテストが実施されている。

 過去のオープンβテストでは、レースやミニ四駆のカスタマイズといった基本的なシステムに主軸が置かれていた。しかし今回開始されるサービスでは、新たに「マイタウン」という街の育成とコミュニティ要素を兼ね備えたコンテンツや、クエスト形式のストーリーなどが追加される。今回それらの新要素を体験する機会を得られたので、大きく様変わりした本作の内容をお伝えする。




■ ミニ四駆のカスタマイズを重視したレースゲーム

「ミニ四駆スーパーグランプリ」に参戦するダークスター機関

 「ワクワク無限大 ミニ四駆ワールド」の舞台となるのは西暦20XX年の地球。ミニ四駆は世界中で人気のスポーツとなっており、続々とプロレーサーが誕生していた。プレーヤーもプロレーサーとなり、「ミニ四駆スーパーグランプリ」という大会での優勝を目指す。

 オープニングムービーでは、悪い噂が絶えない「ダークスター」と呼ばれる機関が「ミニ四駆スーパーグランプリ」への参入を表明したり、戦闘機やフォーミュラーマシンの性能を理論値以上に引き上げる謎の隕石の存在などが語られている。これが今後のストーリーに関係してくるようだ。


【スクリーンショット】
謎の隕石の力により、戦闘機やフォーミュラーマシンなどの性能が理論値以上に引き上げられているという世界観。これがどうストーリーに関係してくるかは、クエストを進めていくことで明らかになる


 ゲームのログイン画面では、ミニ四駆をテーマにしたアニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」などで主題歌を歌う歌手の影山ヒロノブ氏の曲「ツインスターの誓い」が流れる。ゲームを始める前から気持ちを高ぶらせてくれる、力強い歌声の曲だ。

 プレーヤー作成画面では、少年と少女、男性と女性から1人を選択し、顔のパーツや肌の色、髪型、体型、服装などをカスタマイズしてキャラクターを作成する。服装は、ゲーム内のショップで購入すればキャラクター作成後にも変更できる。


【スクリーンショット】
少年、少女、男性、女性の4キャラクターから選択してカスタマイズする。ミニ四駆の世界観を壊さないオーソドックスな容姿となっている


 ゲームは、ミニ四駆を研究しているという「ツインスター研究所」の広場から始まる。見下ろし型の3Dグラフィックスで、地面を左クリックするとその場所にキャラクターが移動する。右クリックとマウスホイールはカメラを動かすために使用する。

 スタート地点はチュートリアルフィールドとなっており、NPCをクリックして話しかけるとクエストが開始される。このクエストではミニ四駆のセッティングやレースの方法などを教わり、最後にプロレーサーになる試験として、実際にレースをするという流れになっていた。

 ミニ四駆のセッティングのクエストでは、ミニ四駆を走らせるために足りないパーツを装着する。セッティングでは、3Dモデルで描かれたミニ四駆が表示される。その画面で「フロント」、「ボディ」、「センター」、「リヤ」の部位をクリックすると、それぞれの部位に装着されているパーツが表示される。あとはアイテムウインドウからパーツを選択し、ミニ四駆にクリックして装着する。

 パーツは、「シャーシ」、「ウイング」、「モーター」、「ホイール」、「バッテリー(電池)」など12の部位をカスタマイズできる。各パーツには固有のグラフィックスが用意されているため、現実にミニ四駆をいじっている感覚に近いものが味わえた。

 パーツにはそれぞれ「走力」、「コーナー」、「速度」、「トルク」、「バランス」、「剛性」、「バッテリー」、「ウェイト」という性能が数値で表示されている。これらの組み合わせによってミニ四駆の総合的な性能が決まり、レースでの走り方が変わってくる。とはいっても、チュートリアルクエストでは不足しているパーツをはめ込むだけ。本格的なパーツ交換はゲームを進めていく中で行なう。


【スクリーンショット】
ミニ四駆は3Dグラフィックスで表示され、カスタマイズするとパーツごとに見た目も変化する


 プロレーサーの試験では、ミニ四駆の専用コースを走行し、35秒以内に1周すると合格となる。レース自体は最大5人でプレイできるが、プロレーサー用の試験では1人で走行する。コースは、オーバルコースにS字ヘアピンと高低差を加えたようなデザインになっている。

 レース中はミニ四駆の性能によって、直線やコーナー、勾配のある場所でのスピードが変化する。ミニ四駆は自動で走行するため、プレーヤーが操作するのは、基本的にはスタート時にミニ四駆から手を離す瞬間(リリースタイミング)だけ。操作もタイミングよくクリックするだけとシンプルだ。

 プロレーサー合格後は、「ツインスター研究所」内の建物で他のプレーヤーと対戦できる。対戦用のロビーは「1ST」、「2ND」、「3RD」の3種類があり、順番に「初級」、「中級」、「上級」と区分けされている。最初は「1ST」にだけ入場でき、「2ND」や「3RD」には、ゲーム中にある条件をクリアすると入れるようになる。

 対戦プレイでは、走行中に「スキル」を使用できる。レース前に使用したいスキルを設定しておき、レース中に「SP」を使用して発動させる。試遊の際には急加速するスキルを使用でき、一気に他のプレーヤーを抜き去るほど強力な効果があった。

 SPは、走行中に自動的に加算されていく。加算量は順位に応じて変化し、順位が低いプレーヤーほどSPが多くもらえる。SPの消費量はスキルごとに異なるので、序盤はあえて遅れて後半にたっぷり貯めたSPでスキルを使って逆転する、といった戦略も考えられ、レースに駆け引きを生み出している。スキルの使用もワンクリックで、複雑で素早い操作は必要ない。

 走行中には各コーナーで、ミニ四駆の上に○や×のマークが出る場所がある。ミニ四駆のセッティングがコーナーに適応していた場合は○が表示され、合っていない場合は×が表示される。×が表示されるとパーツが消耗してしまい、さらに悪化するとクラッシュしてコースアウトしてしまうこともある。レースの前にコースの下調べをして、コースに適したセッティングを考えることも重要だ。

 レース終了後には、ゲーム内通貨となる「AP」とアイテムを入手できる。それぞれのロビーによってもらえるアイテムが異なる。例えば「3RD」では、レアなアイテムが欲しければ挑戦するといった形になるそうだ。このほか練習用のロビーも用意されており、ランキングに影響しないレースも可能だ。


【スクリーンショット】
プロレーサーの試験はチュートリアルになっており、ゲーム序盤から所持しているミニ四駆を走らせるだけで合格できる
建物の中にはレース用のロビーが3種類存在する。それぞれ「初級者」、「中級者」、「上級者」向きとなっている
対戦前にはミニ四駆のセッティングタイムが与えられるシグナルに合わせてタイミングよくクリックしてスタート加速スキルを使用すると画面にプレーヤーキャラクターが表示され、ミニ四駆が加速する
加速スキルをコーナーや下り斜面で使うと、コースアウトしてしまうこともあるコースは複雑に交差したものなど様々なものがある



■ 遊んでいる中で友達が増える「マイタウン」システム

プレーヤーが発展させていくマイタウン。コミュニティ機能だけでなく、ゲーム内容に直接関係している

 本作にはレースを行なう「ツインスター研究所」のほかに、プレーヤー専用のフィールドである「マイタウン」がある。その名のとおり自分の街であり、様々な施設を建設・拡張して街を育てられる。序盤はマイタウン内の空き地の数が限られているため、2種類の施設しか建設できないが、ゲームを進めていくとマイタウンが広がり、さらに多くの施設を建設できるという。

 施設には、ミニ四駆の「パーツショップ」や、キャラクターの服などを販売する「ファッションセンター」などがある。「パーツショップ」を建設するとパーツが購入できるようになり、拡張すると新たなパーツが販売される。マイタウンを発展させることでミニ四駆のカスタマイズの幅が広がり、より有利に戦えるというわけだ。施設を建設・拡張するには、APを消費し、その後ある程度の時間が経過する必要がある。APはレースで貯められるほか、専用のNPCに話しかけると1日に1回だけ支給される。

 建設に必要な時間は、短縮できる方法がある。ゲーム内で「よんとも」と呼ばれる友達を作る(フレンドリストに登録する)ことで、自分のマイタウンに「よんとも」の仮想キャラクターが訪れる。その仮想キャラクター数に応じて、建設時間が短縮されるという仕組みだ。「よんとも」が多いほどマイタウンの発展が早くなり、さらにマイタウン自体も華やかになっていく。

 24日のサービス開始段階では、他のプレーヤーのマイタウンには入れないが、今後開放したいとしている。開放されれば、「私はパーツショップを拡張するから、あなたはファッションセンターを拡張しておいて」と分担できたりもするので、さらにコミュニティの活性化が期待される。

 またマイタウンシステムはゲーム内だけに留まらず、WEBブラウザとも連動する予定だという。体験プレイでは確認できなかったが、公式サイトでログインすると自分のマイタウンがWEBブラウザ上に表示され、現在の発展具合がわかるそうだ。今のところは確認できるだけだが、今後はWEBブラウザや携帯電話からログインして直接マイタウンを操作できる仕組みの導入も検討しているという。

 このWEBブラウザ上のマイタウンには、「よんとも」のレース結果をランキング形式で表示する機能も実装予定だという。また公式サイトからのお知らせやイベントなども表示することで、本作に関する総合的な情報を閲覧できるようにするそうだ。

 レースで勝つにはミニ四駆のカスタマイズが重要で、カスタマイズにはマイタウンの発展が重要で、マイタウンの発展には「よんとも」が重要になる。レース後に他のプレーヤーと「よんとも」になり、コミュニティの輪がどんどん広がっていくというのが、本作の目指すところとなりそうだ。


【スクリーンショット】
マイタウンを発展させるには、ゲーム内通貨のAPと建設時間が必要。さらに「よんとも」が多ければ多いほど建設時間が短縮される
マイタウンに建設した施設の内部。パーツショップやファッションセンターなどがある



■ レースを通じてパーツを育成する「パーツ進化」システム

パーツを使い込み、グレードアップさせる「パーツ進化」システム

 本作ではミニ四駆のパーツを使い込むことで、さらに上のランクのパーツにアップグレードできる「パーツ進化」というシステムがある。

 パーツには、レースをすると上昇する「熟達度」が設定されている。この値が上限まで達すると、各パーツは「熟達パーツ」へと変化する。この「熟達パーツ」と、各パーツに対応した「設計図」というアイテムを「パーツショップ」内のNPCに預け、その後ある程度の時間が経つとパーツが進化する。

 進化したパーツを引き出す際に成功・失敗の判定がされ、失敗するとパーツが消滅する。無事に成功した場合は、パーツの性能が上昇する。そうやってパーツの性能を引き上げ、ミニ四駆をカスタマイズしていくことになる。ただ預けている間はそのパーツが使えないため、代わりのパーツを用意しておく必要がある。

 パーツの進化は1通りではなく、ある条件を満たすと、設計図とは異なったパーツに進化することもあるという。これは隠し要素として導入しているそうで、実際に遊んで探してもらいたい。1人であれこれ考えるのではなく、「よんとも」から情報を集めるのもいいだろう。


【スクリーンショット】
パーツ進化に成功すればパーツの性能が上昇するが、失敗すれば消滅してしまう。またパーツ進化には隠された進化方法もある



■ コミュニティを重視したオンラインゲームの新しい形

 今後のアップデートの予定として、レースの対戦相手がゲームに接続していなくても、プレーヤーのデータを利用して一緒にレースできる非同期対戦システムを実装するという。時間を合わせてログインしなくても対戦できるというのは本作の強みで、ユーザー主催のレース大会など、コミュニティ形成の面でも一役買いそうだ。

 今回新たに追加されたマイタウンは、ゲームを遊んでいくうちに友達が増えていく面白いシステムだと感じた。例えるなら、WEB上のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)のオンラインゲーム版といったもので、人同士の繋がりが重視された新しいゲームの形だ。

 ミニ四駆の速さを競うだけでなく、ソーシャル性を盛り込んだことによって、楽しみ方の幅が大きく広がっている。これはオンラインゲームとしても画期的なアイデアといえるだろう。ぜひレースを楽しみながら、多くの「よんとも」を作っていただきたい。


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・ミニ四駆は株式会社タミヤの登録商標です

(2010年 3月 24日)

[Reported by 日高文典]