バンダイナムコ、PS3「アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く」
ヒロインの別人格と精神世界の情報を公開


2010年1月28日 発売予定

価格:7,329円

イメージビジュアル

 株式会社バンダイナムコゲームスは、2010年1月28日に発売を予定しているプレイステーション 3用ムスメ調合RPG「アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く」の最新情報を公開した。

 「アルトネリコ」シリーズは、株式会社バンダイナムコゲームスと株式会社ガストとの共同開発により誕生した新感覚RPG作品。第3報となる今回は、本作に登場するヒロインの別人格及び精神世界に関する情報をお届けする。また、詩(ヒュムノス)を担当する歌姫も決定したのでこちらの情報も併せて紹介していく。

 「アルトネリコ3」では、主人公がヒロインの心の中(精神世界)に入り、真の意味で絆を深め、強力な詩魔法を紡ぎ出す“ダイブ”と呼ばれるシステムを採用している。これは他のRPG作品では見ることができない本作ならではの独自システムで、ヒロインとの絆の交流を体感することができるという。心の中を見られてしまうヒロインとの絆を深めることを重視しているため、登場キャラクター達には個性的な魅力を持たせているようだ。

【別人格】
サキのお姉さん的人格サラパトゥール。大人びた雰囲気を醸し出しているサキが耐えられない苦痛を一手に引き受けてくれるフィラメント。シスター風の格好で登場サキの守護者でもある人格サキア・ルメイ。守護者だけに口調にも勇ましさが漂う?
フィンネルの支持者であり、あらゆる面でフィンネルをサポートするユリシカクラスタニアの刺客であるソーマ。着ぐるみを着ているので表情を見ることはできない全てが謎となっている謎の人格。古風な感じではあるが、名前もわからないという
バトルシーンでは、別人格でも戦うことができる

 ダイブは、各所にあるダイブ屋で行なうことができる。ダイブを行なうには、ヒロインとの信頼関係が必要となる。信頼関係がない場合はダイブを行なうことはできない。ダイブを行ない精神世界である「コスモスフィア」に働きかけることで、新しい詩魔法を覚えることができる。コスモスフィアは、ヒロインによって様々な世界が用意されている。

【精神世界】
サキの精神世界(コスモスフィア)は、「本」がモチーフとなっているように見えるが……コスモスフィアの移動・探索には、DP(ダイブポイント)と呼ばれるポイントが必要になるライブのようなノリで登場する、サキとサラパトゥールのイベントシーン
フィンネルのコスモスフィアは、「ゲーム(?)」をモチーフにした世界のようだ見た目は同じでもコスモスフィアでは全く違うキャラとして登場するムニュムニュむすめナース姿で迫ってくるユリシカのイベントシーン。この姿で迫られたら主人公もイチコロ?




【キャラクター紹介 ~サキの別人格~】

■ サラパトゥール

「サキはあんな風に、自分で自分の事も良く解っていない子だから……。サキのこと、どうぞよろしくね」

 サキのお姉さん的人格。サキに代わって、サキの想いを代弁する役割を持つ。日頃から自分の想いを抑圧するサキに対して、ちょっと不満に思うことも。特に恋愛に対して奥手なサキに、何とかして成就してほしいという想いから積極的アピールをけしかけたりする。


■ フィラメント

「お願い。あたしを連れて行って。どうしても会いたい人がいるの、だから」

 サキが耐えられない苦痛を一手に引き受けてくれる人格。通常多重人格とは、己の精神が崩壊しないように、極度にショックの大きな苦痛や衝撃を隔離することで生まれる。フィラメントはまさにその理由によって生まれた人格と言える。その特性上、サキが知らない(切り離している)現実、真実を色々知っており、その知識でパーティーを支援する。


■ サキア・ルメイ

「甘い!このサキア・ルメイの詩に込められし力に、 打ち勝てると思っているのか!」

 序盤からサキがピンチの時に出てきては護る、サキの守護者。容姿も性格も、サキの正反対とも言える、頑固で一義なイメージが強い。その頑固さ故に、サキと親しい者であっても、サキに身の危険が及ぶような行動をすれば、すかさず出てきて排除してしまうことも。


【キャラクター紹介 ~フィンネルの別人格~】

■ ユリシカ

「今はダメよ。集中力が途切れると後で苦労するから。あと14分待って」

 非常に知識が豊富で、頭脳明晰。様々な文明の利器を使いこなし、フィンネルをサポートする人格。自らもフィンネルの支援者というように、あらゆる面でフィンネルをサポートしする。また、アオトにもフィンネルを助けてあげて欲しいとお願いしてくるほど。ドジッ娘なフィンネルが今まで大牙で生きて来れたのも、彼女のお陰かもしれない。


■ ソーマ

「僕をどうするっていうの?」

 ピエロの着ぐるみを着た謎の人格。その正体は、大牙の人々の間で恐れられているクラスタニアの刺客である。運動神経ゼロのフィンネルとは対照的に、非常に軽い身のこなし、瞬間判断能力に長ける。ただ、その判断は最高効率を重視するため、災い転じてフィンネルにとって害となる事も。特に、キレると見境無く最高効率に突っ走る。


■ 和服の少女(???)

「……妾の名前、知ってる人、いたら教えて欲しいの」

 全てが謎の人格。殆ど顕在することが無く、顕在しても自らの存在を自らが忘れてしまっている。ただ、何らかの「目的」だけは記憶しているようで、焦るようにその目的を遂行する。言葉づかいが印象的な子。


【オープニングシーン】


【キャラクター紹介 ~サポートキャラクター~】

■ テポ(通称) CV:齋藤彩夏

「こんにちは、僕はテポ。よろしくなのです」

本名:コスモスフィアアナライザー・トランスエンコーダーアンドプログラムオプティマイザ

 光五条先生が、サキとフィンネルの多重人格を検査、治療するために創ったプログラム。ダイブマシンにプラグインとしてインストールして使う。ダイブする際に、アオトに「テポ」という存在が一緒についてくることになる。この「テポ」自身がプラグインそのもの。テポは、精神世界内で不安定な場所=多重人格性による亀裂を見つけ出し修復する事ができる。


テポは光五条が作ったプログラム。テポの力を借りれば真実を発見できるかもしれないテポとアオトが最初の出会う場所。テポはアオトのことを待っていたようだが?テポの発言は専門用語が多くてとても難しい……



■ 歌姫情報

 本作に登場する歌姫は、シリーズ最多の10名。今回はサキを担当する志方あきこさんと、フィンネルを担当する霜月はるかさんのプロフィールを紹介する。さらに、井上あずみさん、上野洋子さん、片霧烈火さん、あう(ぐしゃ人間)さん、KOKIAさん、東川遙さん、みとせのりこさん、柚楽弥衣さん(五十音順掲載)の8名の歌姫が参加決定!総勢10名の歌姫達が紡ぎだす15曲以上のヒュムノスにより、「アルトネリコ3」の物語はより一層の深みを増していくという。

■ Saki's hymmnous by 志方あきこ

 東京出身。作曲家、歌手。歌唱だけではなく自らが作編曲を行なっている自身の作品は、民族音楽的なリズムと、そして緻密なコーラスワークにより構成されている。1曲で200ものヴォーカルトラックを重ねることもある幻想的な世界は、まさしく「ヒーリング・ファンタジア」と呼ばれるにふさわしく、その彼女の七色の歌声は聴く者を幻想世界へと誘うだろう。


■ Finnel's hymmnous by 霜月はるか

 ボーカリストとしての活動が主だが、作詞・作曲、時に編曲や企画制作まで幅広く行なうクリエイターとしての一面も持つ。ファンタジックな音楽・世界観が特徴。2005年9月にアルバム「あしあとリズム」でメジャーに進出。2007年2月にはセカンドアルバム「ティンダーリアの種」にて、企画の根幹から関わる事で独自の幻想世界を表現した。その後アルバムの世界観とストーリーはコミック・ドラマCD化とメディアミックス展開をみせている。


※画面は開発中のものです。
(C)GUST CO.,LTD. 2010 (C)2010 NBGI

(2009年 11月 27日)

[Reported by 志賀康紀]