「ニンテンドーDSi LL」発売
秋葉原の量販店では100人以上の行列ができる


11月21日 発売


ニンテンドーDSi LLが発売となった11月21日はヨドバシカメラ マルチメディアAkibaには店頭に行列ができあがった。ちなみにとなりの行列は「ベイブレード」の行列

 任天堂株式会社は11月21日に新型ゲーム機「ニンテンドーDSi LL」の販売を開始した。価格は20,000円。都内の量販店では行列が出来上がり、好調な滑り出しとなった。

 「ニンテンドーDSi LL」は10月29日に発表され、1カ月経たずに発売となった。従来のニンテンドーDSiと機能は同等だが、画面サイズが3.25型から4.2型に大型化している。実際に明けてみるとその画面の迫力は相当なもので、実に見えやすくまたゲームの迫力も違ってくる。逆にニンテンドーDSi LLでゲームをプレイしたあとにDSiの画面を見ると「小さいなぁ」と感じるほど。

 秋葉原にあるヨドバシカメラ マルチメディアAkibaでは早朝から行列が出来上がり、開店時間前にほぼ100人以上が列をなした。9時30分の開店時間の10分ほど前から店内に誘導が開始され開店時間と同時に販売がスタート。その後も行列は解消されることはなく、店内で行列は長くなりつづけ、かなりてきぱきと販売が行なわれていたにもかかわらず、解消されるまでに30分以上はかかっていた。

 あくまでも印象ではあるが、3色あるカラーバリエーションの中でワインレッドとダークブラウンが比較的好調で、購入している人が多かった。また、すでに内蔵メモリに「ちょっと脳を鍛える大人のDSiトレーニング文系編」、「ちょっと脳を鍛える大人のDSiトレーニング理系編」、「明鏡国語 楽引辞典」の3タイトルを内蔵しているからなのか、同時にソフトを購入している人はほとんどいなかった。DSシリーズとしてはすでにかなりのハードが販売されているので、すでにソフトを持っている人も多いと言うことでもあるのだろう。

 最初に並んでいた購入者は昨晩の23時頃から並んでいたと言い、購入した動機としては「インターネットで見て知りました。ニンテンドーDS LiteやニンテンドーDSiはすでに持っていて軽くて小さいけど、ニンテンドーDSi LLは画面も大きく家でしっかり遊ぶために購入しようと思いました」と使い分けるつもりで購入したのだという。

 発売開始直後なので年齢層的には若い男性が多かったが、開店後は家族連れで購入するユーザーも多かった。すでに1人1台の段階に入っているニンテンドーDSだけに、今後は自分の遊ぶシチュエーションで買い分けるようになるのかもしれない。


店頭に置かれたニンテンドーDSi LLのアピールポイント。画面が大きいこと以外にDSiウェアの充実が挙げられていたカラーはワインレッドとダークブラウンを選択する人が多いようだ。また、すでにソフトを持っている人が多いためか、同時にソフトを購入している人はほとんどいなかった9時30分の開店10分前から店内への誘導が始まり、開店時間とほぼ同時に販売が開始された。販売が開始されても一向に行列は解消されず、次々と行列が長くなり10時過ぎまで混雑していた
ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaのゲーム売り場にもディスプレイされていた店内ポップでも画面の大きさをアピールレジカウンターにはハードと一緒に購入すると便利なグッズとして液晶保護フィルムが挙げられていた
開店直後なので当然だが、各色とも潤沢に数はそろえられていたようだ。ただし、1人1台限定となっている外に出来ていた行列は若い男性が中心となっていたが、開店以降は子供連れのユーザーも購入していた開店時間前には100人以上の行列が出来ていたが、開店以降も含めれば最終的に200人以上の行列になったようだ

(2009年 11月 21日)

[Reported by 船津稔]