東京ゲームショウ2009レポート

スクウェア・エニックスブースレポートその2
「フロントミッション エボルヴ」や「ドラゴンクエストVI 幻の大地」などをプレイ


9月24日~27日 開催(24日、25日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ

入場料:1,000円(一般/前売り)、1,200円(一般/当日)、小学生以下は入場無料


 本稿では、その1に続き、株式会社スクウェア・エニックスブースに出展されているタイトルのプレイレポートをお届けしよう。

■ 「フロントミッション エボルヴ」

発売日:2010年春発売予定

価格:未定

対応機種:Xbox 360/プレイステーション 3/Windows

ジャンル:TPS(サードパーソンシューター)

■ ヴァンツァーと歩兵の双方を操る、「フロントミッション」最新作のTPS

 プラットフォームによって異なるジャンルで発売されてきた「フロントミッション」シリーズの最新作が、原点であるターン制シュミレーションから海外スタッフによるアクション性の高いTPS(サードパーソンシューター)へと変貌を遂げて登場する。

 試遊台はプレイステーション 3、Xbox 360の2種類が用意され、どちらにも巨大メカであるヴァンツァーパート、歩兵パートの2種類の操作説明カードが用意されていた。本来は自由にカスタマイズ可能なヴァンツァーだが、体験版という事でゲーム開始時にはミディアム、ヘビー、スナイパーの3種の構築済み機体から選んでのプレイとなる。当然機体によって性能や武装が異なり、筆者は今回ミディアムとスナイパーの2種類でプレイを行なった。

 前半ステージは、選択したヴァンツァーでコンテナ倉庫のような場所を攻略していく。マップに表示される旗の方向へ進んで行き、一定以上のダメージを受け続けると撃墜されてゲームオーバーとなってしまう。道中には敵ヴァンツァーや敵歩兵が立ちはだかるが、意外と数が多く初見では苦戦を強いられた。特に調子に乗っていると弾切れになることもあり、道中や敵がドロップする弾薬を定期的に回収する必要がある。また、部位破壊の概念もあり、スナイパー機の所持するスナイパーライフルで敵の胴体を破壊した際には一撃で行動不能に陥らせることもできた。そのほかにもブーストダッシュ、ローラーダッシュ、ブーストジャンプなどに加え、一時的に時間を遅らせる攻防一体の機能も搭載されていた。

 後半ステージはヴァンツァーを降りて歩兵として進むことになる。狭い通路での戦闘はTPSの戦闘そのもので、壁際に身を隠して通路奥へ手榴弾を投げ込んだり、敵弾をかいくぐるようにして前転で接近しライフルのグリップによる近接戦闘を行なうなどのヴァンツァーパートとは一味違う緊迫感溢れる銃撃戦が楽しめる。通路を奥に進み、敵ヴァンツァーが航空機によって輸送され対峙したところで体験版は終了となった。ヴァンツァーパートと歩兵パート、動と静の2種類のTPSが楽しめる本作。発売までにどのような追加要素が発表されるか楽しみである。

敵ヴァンツァーには赤いサイトが表示されるため味方ヴァンツァーと区別することができる。歩兵パートでは敵に囲まれることが多く、ヴァンツァーパートと同じようにごり押しで進もうとするとすぐに体力が無くなってしまうので注意が必要

(C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

■ 「ドラゴンクエストVI 幻の大地」

発売日:未定

価格:未定

対応機種:ニンテンドーDS

ジャンル:RPG

■ グラフィックスに若干の変更がある以外は、現状おおむねそのまま移植されている様子

戦闘時は、上の画面に選んだ行動やターゲットが表示される。行動をキャンセルして確認する手間が省けるかっこうだ

 スーパーファミコンでの発売以来、14年ぶりにして初のリメイクとなる本作。今回のゲームショウでは製品版とは異なるものの、2つのデータで試遊を楽しむことができるようになっていた。

 まず1つはゲームの一番最初からプレイするというもの。ミレーユ・ハッサンとともにムドーの城に突入、返り討ちにあい、舞台はライフコッドの村へと移る。そして主人公は村長から民芸品を受け取り、ふもとの町へと旅立つ。ただ、今回の試遊には制限時間があるため、手際よく進んでも、ふもとの町まで到達できるかどうかといったところ。出てくるモンスターもぶちスライムやファーラット、マンドラゴラといった既存のモンスターのみだったので、前作のプレイ済の人は、もう1つのデータで遊んだ方が得られる情報は多いはずだ。

 その、もう1つのデータではパーティのレベルは25前後、ハッサン、ミレーユ、チャモロ、アモス、バーバラが仲間になった状態で、クリアベールの町から始めることができる。町の周辺に出るモンスターはメタルライダー、ウィングスネーク、マドハンドといった面々で、こちらも新モンスターは確認できなかった。なお、こちらのデータではハッサンはぶとうかの「めんきょかいでん」、ミレーユはそうりょの「だいそうじょう」といったように、職業のレベルが高いので数多くの特技、魔法を使って遊ぶことができる。戦闘中のエフェクトは新規に描き起こされているものが多かったので、ぜひその目で確認してもらいたい。

 また、気にかかるのは主人公の職業。「まものマスター」という職業についているのだ。そしてランクは「キラーマスター」。これがSFC版のまものつかいにあたるものなのか、はたまた新しい上級職なのか、気になるところだ。さらに、最近のドラクエではおなじみとなっている仲間との会話システムが採用されている。最初から始める場合、ムドーとの決戦を前に緊張するハッサンとミレーユの台詞を聞くことができた。反面、村人の言葉を心に刻むというシステムは削除されてしまったようだった。


バーバラやターニアといったキャラクター達については、ストーリーにおけるリメイクにも注目したい

(C)ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/ARTEPIAZZA/SQUARE ENIX All Rights Reserved.

■ 「NieR Gestalt」

発売日:2010年予定

価格:未定

対応機種:Xbox 360

ジャンル:アクションRPG

■ 冷たさと血なまぐささが共存するアクションRPG

 本作はまだその全貌が全く明らかになっておらず、試遊台においても、狭い部屋の中で泥人形のようなザコをけちらした後、中ボスと思しき甲冑を模したモンスターと闘うという非常に短いものだった。

 操作はそれぞれボタンに割り振られたXで剣による攻撃、RBで魔法、RTで回避(前転)といったアクションを使い分けて戦うといういたってシンプルなつくり。そのほかのボタンにも防御や体術といった行動が割り振られているが、現段階では有効に使うことができなかった。また、カメラを自由に操作することができず、体の大きなボスの影にプレイヤーが隠れてしまうということもあった。

 ただ、短い時間ながらザコ、ボス共に一定の存在感を示す仕上がりとなっており、ストーリー部分が明らかになるのが待ちどおしいところ。なお、ストーリーに関してはオープンメガシアターで短いムービーが公開されている。同時に公開されているゲーム群とは、一風変わった雰囲気をかもし出しているので、オープンメガシアターを観るなら、忘れずにチェックしておきたいところだ。

むき出しの肌、鋭い刃、巨大な牙に加え、青ざめた空間がより鮮血のイメージを強烈なものにしている

(C)SQUARE ENIX Co.,Ltd. All Rights Reserved. Developed by cavia Inc.

■ 「NieR Replicant」

発売日:2010年予定

価格:未定

対応機種:プレイステーション 3

ジャンル:アクションRPG

■ テーマは「血」か?謎のアクションRPG

 オープンメガシアターにてNier Gestalt同様、独特の雰囲気を持ったムービーが上映されている。このムービーはYou Tube内のSQUARE ENIXのチャンネルでも公開されているので、会場に行けないけれど気になる、という人はこちらをぜひチェックしよう。

こちらの写真からはやや無機的な印象を受ける。「世界ハ黒キ血にオカされル」とのことだが、ここに「血」がどう絡んでくるのだろうか

(C)SQUARE ENIX Co.,Ltd. All Rights Reserved. Developed by cavia Inc.

■ 「テグザーネオ」

発売日:10月1日

価格:1,000円

対応機種:PSP

ジャンル:アクションRPG

■ 幾多の時を越えて蘇った、独特な操作感の名作アクションゲーム

 PC-8801をはじめとしたパソコンやファミコンで好評を博した「テグザー」が、実に20年以上の時を越えてPSPにてリメイクされた。会場の試遊台では体験版をプレイすることができた。移動速度が速く、自機正面へと攻撃できる飛行機形態、オートで敵を攻撃してくれるレーザーとジャンプによる移動が可能なロボット形態を使い分けるといったベースは変わらず、グラフィックスが格段に向上しているほか、変形やジャンプなどがボタンに割り振られたため操作性が当時よりグッと向上している印象を受けた。追加の要素としてダメージ床の存在や破壊できるブロックなどを確認。テクザーならではのゲーム性に新たな要素を追加したまったくの新作と言えるだろう。

 惜しむらくは、試遊台に設置された本体が新型である「PSPgo」だったため画面が小さく、筆者の視力の低さもあいまって細かい文字が見辛かったのが残念だった。本プレイの際はできれば旧PSPでのプレイが望ましいかもしれない。

変形機構の爽快感は原作のまま。また、画像ではボスキャラクターの姿が確認できるが……

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Original THEXDER (C)1985GAME ARTS/h.godai/s.uesaka

■ 「クリスタル・ディフェンダーズ」

発売日:10月29日

価格:900円

対応機種:PSP

ジャンル:ディフェンス・シミュレーション

■ リアルタイムシュミレーションの名作がPSPにも登場!

 PS3やXbox 360などさまざまなプラットフォームで展開される同名タイトルのPSP版。「ファイナルファンタジータクティクス」のキャラクターが登場するほか、戦略性と中毒性の高いゲームシステムが特徴だ。本作はW1からW3までのステージが楽しめるが、試遊台でのプレイは体験版のものだった。

 内容自体は他プラットフォームと大差ないものだが、最大の特徴はiPodやiPhone3G/iPodtouch同様に持ち運んでプレイできる点だろう。まだ未プレイのプレーヤーや、「クリスタル・ディフェンダーズ」ファンならば大いに遊んでみる価値はあるだろう。


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■ 「DEATH BY CUBE」

発売日:未定

価格:未定

対応機種:Xbox LIVEアーケード

ジャンル:マルチプレイアクション

■ ダークな雰囲気の漂う、弾幕系アクションシューティング

 自機であるロボットのコミカルな容姿とは裏腹に、ゲーム本編はグラフィックス、ストーリー共に割と重い雰囲気が漂っている。随所に挿入されるインパクトの強いテキストや、自機がやられた際や敵を倒した際に盛大に飛び散る赤いオイル(らしき液体)が非常に印象的だった。

 操作方法は左スティックで移動、右スティックで照準兼射撃。LTでダッシュすることで直線状の敵を混乱させることができ、RTでバリアを張ることにより敵弾を受け止めて跳ね返すことができる。受け止めた敵弾は射出せずに直接ぶつけることも可能だった。また、敵がドロップするパワーアップアイテムを取得することでショットを強化することが可能。操作感はいたってシンプルであり、プレイする際に操作に関して困ることは無かった。

新たなステージや自機のスタイルはステージ内で獲得できるポイントを使用して開放できるようだが、体験版だったためその詳細は不明。また、会場には主人公であるロボットの模型も展示してある

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■ 「ジャイロマンサー」

発売日:未定

価格:未定

対応機種:Xbox LIVEアーケード/Windows

ジャンル:パズルRPG

■ パズルを攻略して敵を倒す、知略要素の高いパズルRPG

 召喚獣を操るRPG要素と、ブロックを入れ替えて同色のブロックを消していくパズル要素を組み合わせたパズルRPGと呼ばれるジャンルの本タイトル。プレイ感覚やゲームの流れなどが、先に配信されている「パズルクエスト」を彷彿とさせられた。

 試遊台で遊べる体験版ではチュートリアルと序盤のみをプレイ可能。メインであるパズルパートでは縦2、横2の4つのブロックを回転させ、3つ以上を繋げるとブロックを消すことができる。事前に自身が呼び出す召喚獣を決めておくのだが、その召喚獣に対応した色のブロックを消すことで攻撃のゲージが溜まっていき、最大まで溜まった際に光り輝く特定のブロックを消すことで相手にダメージを与えられる仕組み。逆に、相手の対応色を消してしまうと相手のゲージが溜まってしまう。複雑な要素が多いせいで最初は戸惑うが、パズルに慣れコンボが楽しくなってきたあたりで体験版が終了してしまった。

パズルパートでは相手の召喚獣に対応するブロックを消してしまわぬように気をつけなければならないのが大変だった。RPGパートではアドベンチャーのように会話が展開するほか、簡易マップのような場面を進んでいく移動パートもある

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■ 「ゼロ デイ アタック オン アース」

発売日:未定

価格:未定

対応機種:Xbox LIVEアーケード

ジャンル:シューティング

■ 実在の街が侵略されていく、意欲溢れるシューティングゲーム

 本タイトルを試遊する際、度肝を抜かれたのがこのプレイ画面だ。東京タワーや新宿など、実在の東京の航空写真がステージ背景になっているのだ。これらの建物は背景としてだけではなく、敵により爆撃され、段々と侵略されていったり、背の高いビルを弾よけとして利用したりすることもできる。よく見知った街並みが破壊されていく興奮は他に代えがたい。何が何でも抵抗してやろうという気持ちがふつふつと沸き起こってくる、まったく不思議なタイトルだった。

 操作自体は左スティックで移動、右スティックで照準兼射撃といたってシンプルなもの。そのほかにも一定範囲に大ダメージを与えるボムや移動速度を上げるブーストもある。また、オンラインによる協力プレイも予定されているらしく、我が家で地球侵略を食い止める日が来るのが今から楽しみである。


ステージ上には東京の名所がハッキリと確認できるが、体験版だったためどの程度実在の地形が使用されているのかは確認できなかった。また、トレーラームービーを見る限り数種の機体から自機を選択できるようだ

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■ 「ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-」

発売日:9月29日発売予定

価格:800Wiiポイント

対応機種:Wii

ジャンル:RPG

■ ファイナルファンタジーⅣのその後を描いたWiiウェアの最終編がついにお披露目

 ケータイアプリに引き続き7月21日よりWiiウェアとしても配信開始した本作だが、とうとう完結編に当たる終章 新月編が今月末に配信開始となる。今回のゲームショウにおいてはオープンメガシアターにて新月編のゲーム画面が公開されたが、残念ながら公開部分は少なく今回の話がどんな流れになるのかまでは伺い知ることはできなかった。オープンメガシアターではほかの作品もいろいろと上映しているので、次の作品が待ちきれないというユーザーは足をはこんでみるのもいいだろう。


(C)1991,2009 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

(2009年 9月 25日)

[Reported by 桃井サカコ(ねこひげ合同会社)]