スパイク、PS3/PSP「428 ~封鎖された渋谷で~」

5人の主人公が複雑に絡み合うサウンドノベル


9月発売 予定

価格:7,140円(PS3版)
   5,040円(PSP版)

CEROレーティング:C(15歳以上対象)



 株式会社スパイクは、9月発売予定のプレイステーション 3/PSP用サウンドノベル「428 ~封鎖された渋谷で~」の最新情報を公開した。価格はPS3版が7,140円、PSP版が5,040円。CEROレーティングはC(15歳以上対象)。

 「428 ~封鎖された渋谷で~」は、200X年4月某日に渋谷を舞台に繰り広げられる大サスペンスを描いたサウンドノベル。誘拐事件をきっかけに、複数主人公のストーリーが交錯しつつゲームが展開するアドベンチャーで、5人の主人公のストーリーが交差し、連鎖していく中で、プレーヤーは正しい選択肢を選びながら物語を進めていく。

 従来のサウンドノベル同様、ストーリー中に出てくる選択次第で物語の行く末が変化していく作品で、各主人公に与えられた「正解」は1つしかない。そのため間違った選択肢を選んでしまった場合は、全てBADENDとなってしまう。また、特定の主人公にとってはBADENDにならない選択肢(行動)が、別の主人公にとっては人生を左右するほどの大きな影響となることもあるという。このような物語の連鎖の積み重ねによって、ゲームは進行していく。

 さらに選択肢やストーリーが進んでいくことで、ある主人公のシナリオから、別の主人公のシナリオの特定の時間へ飛ぶ「JUMP」といった要素も実装されている。これはゲーム中に表示された文章に通常とは異なる色で示された文字列を選択することで、別の主人公のシナリオへ遷移することが可能になるというもの。この機能を利用すると、一見無関係そうに見える主人公たちが、実は複雑怪奇に絡み合ったストーリーになっていることなども確認できるという。

 そのほかに、発売に先駆け本作の予約特典には、ゲーム本編で舞台となっている渋谷のロケ地を案内したレポート映像や、未公開メイキング映像、監督のイシイジロウ氏と脚本の北島行徳氏の2人による「428の真実 イシイジロウ×北島行徳 対談」が収録されたDVDがプレゼントされることが明らかにされている。


【登場人物】
遠藤亜智(えんどうあち)――かつては「KOK」という渋谷の若者をまとめた組織のリーダー。今は組織を抜け、ひとりで街のゴミ拾い活動をしている。この日、ゴミ拾いをしにスクランブル交差点にやってきた亜智は、ひとりの少女と出会う。さらにそこへ拳銃を持った男が近づいてきて……加納慎也(かのうしんや)――渋谷署の刑事。誘拐事件の犯人を逮捕するため、その日は朝からスクランブル交差点で張り込みをしていた。午前10時。ついに犯人が現われ、身代金を奪い去る。加納は上官の命令を無視して犯人の追跡を開始。しかし、犯人の大胆かつ巧妙な手口に、加納は翻弄されるばかりだった。そして、事件は予想もつかない展開を見せはじめる……御法川 実――元新聞記者で現フリーライター。自らの記事に絶対の自信を持つ。何かと指をさす癖がある。困っている人を放っておけないタイプ。
大沢 賢治――「大越製薬」研究所長で、ウィルス検査の第一人者。寡黙で、ウィルス研究に並々ならぬ情熱を捧げているタマ――猫の着ぐるみを着た女の子。あるものを購入するため、どうしてもお金が必要で、日給2万円のアルバイトをすることに謎の少女ひとみ――謎の女の子。拳銃を持った男に撃たれそうになったところを、亜智に助けられる。しつこく追ってくる男から逃れるために、渋谷の街を走る亜智と女の子。しかし、追っ手は拳銃の男だけではなく……

【スクリーンショット】
5人の主人公や謎の少女ひとみなどストーリーは複雑に絡んでいく

【予約特典DVD】
予約特典は、ゲーム本編で舞台となっている渋谷のロケ地を案内したレポート映像や、未公開メイキング映像などを収録したDVD

(C)2008/2009 CHUNSOFT

(2009年 7月 7日)

[Reported by 鬼頭世浪]