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トラムワークス、鉄道運転ゲーム用コントローラ「トラムコントローラ」(仮称)をTGS2026に初出展

選んだ車両によって刻み段数や手応えが自動的に変化

【東京ゲームショウ2026】
9月17日~21日 開催
会場:幕張メッセ
ブース:インディーゲームコーナー 09-E14

 トラムワークスは、路面電車の運転台を再現した鉄道運転シミュレーションゲーム用コントローラ「トラムコントローラ」(仮称)を開発し、9月17日から21日まで幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2026」のインディーゲームコーナーに初出展する。なお、実際の電車の運転ハンドルは、車両形式ごとにマスコン(アクセル)の段数やブレーキ方式が異なる。

 同社は、函館の路面電車運転ゲーム「TRAMCITY HAKODATE」を開発・販売している。同社では、ユーザーの体験価値を向上させるアイテムとして、運転用コントローラの開発を進めてきたが、ゲームで再現する函館の路面電車は、車両形式ごとにハンドルの刻み段数や手応えが異なるため、開発するコントローラでもそれらの切り替え(モードチェンジ)に対応したいと考えた。また、今後、コントローラが函館以外の車両形式にも対応できるように、モードの拡張性も考慮する必要があった。そのため、ハンドルの刻み段数や手応えを、ソフトウェアから自在に変えられるモーター制御方式を採用するに至ったという。

 トラムコントローラは、マスコンとブレーキハンドルの軸にモーターを内蔵し、段数の刻みや、ブレーキレバーの反力を、すべてモーター制御で生成する。部品を交換することなく、1台で何形式もの運転台になる。今冬開始予定のクラウドファンディングプロジェクトで製造資金を調達し、そのリターンとして支援者に本コントローラを届ける予定。

鉄道運転シミュレーションゲーム用コントローラ「トラムコントローラ」(仮称)

特徴1:段数もブレーキ方式もソフトウェアで切り替わる

 「TRAMCITY HAKODATE」では、2形式の車両を運転できる。

 表のように、車両形式によってマスコン段数が7段と4段で異なり、ブレーキに至っては方式そのものが異なる。刻む位置も、操作の間隔も異なっている。ハンドルの感触を機械的な機構でつくる場合、形式ごとに専用の部品や切替機構が必要になる。

 トラムコントローラは、ハンドルの軸に取り付けたモーターが、ノッチの刻みそのものを生成する。機構で感触をつくらないため、段数も刻む位置も、ソフトウェアから自由に定義(モードチェンジ)できる。これによりトラムコントローラ1台で何形式もの運転台として使える。現在開発中の新シリーズにも同じ1台で対応する。

特徴2:ゲーム内の車両のブレーキ圧力がハンドルにフィードバックされる

 直通空気式ブレーキ(8000形)のハンドルには、弛め・保ち・込めという3つの位置がある。実車では、この位置の境界を越えるときに手応えが生まれ、その重さはブレーキシリンダの空気圧力によって変わる。

 トラムコントローラは、この境界の手応えをモーターで再現する。ゲームでプレーヤーが運転している車両のブレーキシリンダの空気圧力が、手元のハンドルに反映される(フォースフィードバック制御)。

 電気指令式ブレーキ(3000形)では、同じモーターが段ごとにカチカチと刻むノッチ感を生成する。カムやバネを使わないため、繰り返し操作による消耗部品が少なく、経年での調整も不要。なお、実際の動作の様子は公式YouTubeチャンネルで公開されている。

【選んだ車種で自動的に感触が変わるコントローラ登場!】

特徴3:実車と同じドアスイッチを採用

 ドアスイッチには、実際の車両に搭載されている部品を採用している。これは、コントローラの製造にあたりドアスイッチメーカーより新品を供給されることになったもの。本物のドアスイッチだからこそのクリック感と剛性で、運転体験をよりリアルなものに引き上げる。

本物のドアスイッチ

特徴4:メーターユニットにアナログ針を採用

 都市圏の通勤電車では運転台の計器類が液晶パネル化されているが、路面電車ではまだまだアナログ計器が主流。そこで、トラムコントローラでも「アナログ計器」を採用し、実際の針が動作するメーターユニットを制作している。

 左側が速度計で、右側がブレーキシリンダ・タンク圧力計。上部には扉が閉まったことや、降車ボタンが押されたことを示すLEDが搭載されている。製品販売時には、メーターユニットはオプションとする予定。

メーターユニット

制作支援プログラム「FFF Tokyo」や地元函館でのイベントで展示

 トラムコントローラは制作支援プログラム「FFF Tokyo」による支援を受けて開発されている。3月には当支援プログラムの発表会「DEMO DAY」にて、試作段階のコントローラが展示された。その後も、「NT函館mini2026」や、有志による函館の異業種交流会「HAM」などでも展示された。

NT函館mini2026 での展示の様子

【「トラムコントローラ(仮称)」製品概要(試作段階)】
構成:マスコンユニット、メインユニット、ブレーキユニット、メーターユニット

寸法:(各ユニットを配置した状態)650×200mm(幅×奥行き)程度

素材:金属(ダイカスト、削り出しなど)、樹脂、木材を部位に応じて使い分け

特長:ノッチ段数・ブレーキ方式のソフトウェア切替、フォースフィードバック機構、実車用ドアスイッチの採用、メーターユニットでアナログ針を再現

接続:USB Type-C GamePad HIDとして認識。汎用コントローラとして使えるようにCDC(UART)通信にも対応予定

対応ソフト:TRAMCITY HAKODATE(今後拡充予定)

販売方法:クラウドファンディングのリターンを予定(今冬開始予定)※価格・仕様・実施媒体は決まり次第公開。先行情報はメールマガジンで案内される。

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(注記)
※TRAMCITY HAKODATEは函館市電(函館市企業局交通部)様物販許諾済み商品です。
※掲載の写真は開発中の試作機です。部品の一部が未装着の状態を含みます。
※仕様・寸法・材質は開発の進行に応じて変更となる場合があります。試作機と量産品では製法・仕上げが異なる場合があります。

【制作協力】
筐体・内部機構設計協力:ティーエスイー
ハンドル外観設計協力:グレイスモデル
試作制作支援:FFF Tokyo by @カマタ

東京ゲームショウ2026 出展概要

会期:9月17日~21日
会場:幕張メッセ ホール9
ブース:インディーゲームコーナー 09-E14
内容:実機での運転体験。直通空気式と電気指令式を切り替えて比較できる。