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LG、「FFXIV」ステージイベントに吉田直樹プロデューサーが登場!
韓国サーバーの極蛮神に挑戦。その勝敗やいかに!?
(2015/11/14 08:32)
韓国最大のゲームショウ「G-STAR 2015」が韓国釜山で開催されている。例年通り、韓国大手ゲームメーカーの出展が目立つ中、家電メーカーとして1社気を吐いていたのがLG Electronicsで、「ファイナルファンタジーXIV(以下、『FFXIV』)」を完全フィーチャーしたブースになっていた。奇しくも昨年、「FFXIV」の韓国パブリッシャーのActozがブースを置いていた場所で、ユーザーにとっては同じ場所で「FFXIV」が今年も出展しているという印象を受けたはずだ。
その「FFXIV」は今年の9月から韓国での正式サービスをスタートしている。現在はパッチ2.3「エオルゼアの守護者」までの内容が入っており、今冬にはパッチ2.4「氷結の幻想」が実装される予定だ。
なぜLGが「FFXIV」なのかというと、実は「14」という数字がキーになっている。LG電子は「FFXIV」の韓国ローンチと同じ9月に「Gram 14」という薄型の高性能ノートPCをリリースしている。どうやらこの14つながりで、シナジー効果を出そうという狙いがあるようだ。会場には「Gram 14」のほか、ゲーム環境をリッチにしてくれる様々なデバイスが展示され、大型スクリーンには韓国語にローカライズされた「氷結の幻想」のトレーラーが繰り返し流れていた。映像を見ているだけだと日本語版と同じだが、ミンフィリアがハングルを喋るところで韓国語版だと気づかされる。
さて、G-STAR 2日目からはステージイベントに「FFXIV」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏と、韓国版の運営プロデューサー、チェ・ジョンへ氏が登壇し、集まったファンを前に極蛮神戦で腕前を披露した。このレポートでは、LG電子ブースで開催されている「FFXIV」関連のイベントなどをまとめてお届けしたい。
ブース内はどの方向から見ても「FFXIV」だらけ
LGブースだが、壁も天井もすべてが「FFXIV」のモチーフやイラストが彩られており、LGの名前を一瞬確かめてしまうほどに「FFXIV」一色に染まっている。ブースの中には、「FFXIV」のイベントではおなじみの蛮神チャレンジに挑戦するためのPCが並べられ、タイタンやイフリートに勝利するとTシャツがもらえた。使っているモニターは、LGが力を入れている21:9のウルトラワイドモニターで、横で見ていても今までにない“広々としたタイタン戦”だった。
デバイスの展示コーナーには、上記の「Gram14」のほか、ウルトラワイド曲面モニターを横に3台並べたマルチディスプレイの試遊台や、4.1chの音声が楽しめるサウンドバーや、小型のヘッドフォンなどが展示されていた。ウルトラワイドの3画面でコスタ・デル・ソルを歩いてみたが、パノラマ写真のように視界の端から端まで広がる風景は新鮮だった。
会場内ではほかにも、「FFXIV」を試遊し、LGの商品を体験すると抽選で「FFXIV」仕様のPC本体や、モーグリのぬいぐるみなどが当たる抽選会や、コスプレの撮影会などが開催されていた。
吉田氏とチェ氏が韓国ライブサーバーで極蛮神に挑戦
チェ氏と共にステージイベント「I BEAT GSTAR」に登壇した吉田氏は、ステージに用意されたPCから韓国のライブサーバーに接続して、コンテンツファインダーを使った極タイタン戦に挑戦した。グローバルサーバーではもはやプレーヤーが強すぎて、ステージから落ちるなどの凡ミスがなければ勝てるコンテンツになりつつあるが、パッチ2.3状態の韓国ではまだまだ強敵だ。しっかりマーカーを置いてスタートする。
最初は吉田氏が黒魔道士、チェ氏が学者でスタート。最初は危なげないスタートだったが、チェ氏がグラナイト・ジェイルに捕まり、絶妙のタイミングでタイタンが撃ったランドスライドであえなく落下。ヒーラーが1人になった後は、タンクが耐えきれずに落ちてしまい、ずるずると人数が減って全滅した。
2回目も同じパターンでまたしてもチェ氏がランドスライドで落下死した。しかし、パーティの動きは非常に練度が高く、ヒーラーが白魔道士だけになった後はジェイルでのミスも一切なく、どうやらわざと落としているようだとわかる。吉田氏も「チェさん嫌われてるんですか?」と笑いながら突っ込んでいた。
そろそろ本気を出すべきだと思ったのか3回目には、完璧な動きで後半を迎える。今度は余裕で勝てるかと思ったが、まさかのミスでチェ氏が単独落下死。その後は必死で耐えながら2ループ目のグラナイト・ジェイラーまでいく。この時点ですでに白魔道士と吉田氏の操作する黒魔道士しか残っておらず、あと1%を残してジェイルに囚われてしまい惜しくも敗退。3連敗となった。
その後、今度は2人とも黒魔道士になって極リヴァイアサンに挑戦した。今度はあまり慣れていないパーティだったようで、柵が壊れるとポロポロ落ちていく。2度全滅した後、3度目もDPSが死んでピンチになったものの最後は竜騎士がリミットブレイクを決めて見事勝利することができた。吉田氏は辛くも面目を保つことができた。
蛮神戦やクイズ大会などのイベントが終わった後は、吉田氏の前に記念撮影を求める行列ができた。数字的には決して大成功とはいえない韓国サービスだが、韓国のファンもほかの国のファンと同様に非常に熱く「FFXIV」を応援しており、吉田氏もその気持ちに応えようとサービスしていた。「G-STAR」最終日の15日には、韓国版のプロデューサーレターLIVEも開催される予定だ。