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「ドラゴンズドグマ オンライン」、レベル10以降のプレイ方針を指南!
一人前の覚者を目指して! レベルアップの道のりを徹底解説
(2015/10/23 00:00)
プレイステーション 4/3/Windows向けオンラインRPG「ドラゴンズドグマ オンライン(DDON)」に初の大型アップデート「シーズン1.1」がついに導入された。
これからは、定期的なアップデートによって世界が広がり、それとともに成長・進化を見せていくことになる。なお、年内には「シーズン1.2」が、さらに2016年春には「シーズン1.3」のアップデートも予定されている。
そんな「DDON」だが、本誌において10月頭に「今から始める!ドラゴンズドグマ オンライン」という、クイックパーティー機能でさくっとパーティーを組んでレベル上げなどに行ける、“手軽な良さ”を紹介する記事を掲載したところ、「もっと具体的にどんなルートでレベル上げしたらいいのか教えて!」というお声を頂いた。
がっつりプレイしている皆さんのなかに「あー、そうそう、そうだった」と頷いてくれる人もいるかもしれないが、「DDON」はレベル10になりパーティープレイが可能になったあたりで「ここからどうしたらいいんだろう……?」と、ちょっと困惑してしまう時期があるのだ。そのタイミングで「DDON」のプレイを辞めてしまう人もいるようだ。
そこで本稿では、レベル10からキャップレベルまで、筆者や知人が実際にレベル上げをしていったエリアやクエストを、具体的に紹介していこう。あくまでそのレベリングのルートは一例なのだが、これから「DDON」を始める人や、プレイし始めたものの先がわからず辞めてしまっているという人の参考になれば幸いだ。
またレベリングに付随して、その際の心構え、エリアポイント稼ぎ、ブラッドオーブ稼ぎ、ジョブ修練などについても記載しているので、こちらも参考にしていただきたい。
「どんな感じにレベル上げするといいの?」レベル45までの適正エリア&クエストを紹介
それでは以下に「パーティープレイでのレベル帯別オススメレベル上げエリア&クエスト」をまとめていこう。
「DDON」でのパーティープレイは基礎として、リム転移先の拠点から始まり、目標とするクエストを達成したらリム転移または徒歩で拠点に戻るという流れになる。そうして戻ってきて、“拠点の宿内にパーティーメンバー全員が入る”と、外のクエストやモンスター状況はリセットされる。そうしたら、また最初から周回していくというわけだ。
レベル10~20までのオススメ
・「テル村」
テル村の北西すぐ近くで発生する「騎士団の仇敵」で出現する「サイクロプス」を討伐。討伐後はテル村の宿内へと戻ってリセットさせる。
・「ブリア海岸」
漁村のローテスからスタートし、クエスト「船は良き友」などを受けつつ海岸沿いに進み、「大地を踏みしだく者」を達成したらローテスに戻る。
レベル20~25までのオススメ
・「ミスリウ森林」
リンウッド村からスタートし、村内で「古より集うもの」と「リンウッド防衛線」を受注。東まわりに北の「古の祭祀場」を目指す。途中で「美食家の森林保護」も受け達成しつつ、周囲にエントがいたらそれも倒す。「古の祭祀場」の中で大型モンスターを討伐して北回りのルート終了。
次に南周りのルートは、南西にある「燐光虫の洞窟」を目指していく。「光浴びる花」や「鍾乳洞に響く足音」を達成、報告をして、リンウッド村に戻る。
レベル25~30までのオススメ
・「ボルド鉱山」
キノザ村からスタートしてクエスト「湯詰まりの元」を受ける。北にある「キノザ治水路」の奥で対象となるモンスターを倒す。キノザ村にリム転移し、クエスト報告後に宿に集合してリセットする。
レベル30~40のオススメ
・「ダウ渓谷」
ジンゲン村のすぐそば西にいるゲルトから「誇りは朽ちず」を受注。そこから北西にある「旧騎士団詰め所」を目指していく。その途中の森にドレッドエイプを討伐するクエスト「騒乱のエイプ達」が発生するので、それを達成。その後、旧騎士団詰め所の奥でワイトを討伐。クエスト目標を手に入れて報告する。
レベル35~40のオススメ
・「ミスリウ森林深部」
「森の乱暴者」から、南には「イニアスの怪物」リンドブルムを討伐。余裕があるならそこからさらに南にいるシルバーロアも討伐できるといい。
・「バートランド平原」
「禊の神殿」の入り口でクエストを受諾後、内部でコロッサス、アーマーサイクロプス、キメラ等、そのときに出現している大型モンスターを討伐して、「旧神殿に集う魔」、「単眼の番人」、「巣くいし魔獅子」などを達成する。
レベル40~45のオススメ
開放されたばかりのレベル40以降の道だが、バートランド平原北部、またはディナン深層林のどちらかへ行くことになる。現在は「シーズン1.1」で追加された新ジョブ「エレメントアーチャー」取得のためにも、ディナン深層林でレベル上げ兼エリアランクアップ中の人が多いはずだ。
ディナン深層林はあまり大きなエリアではなく、リム転移した場所から北東に「緑に舞い散るは――」というワールドクエストでLV.41の凶悪エントがいる。それを倒すのがセオリーとなっている。
バートランド平原北部はまだレベル上げやエリアポイント稼ぎに行く人が少ないが(ディナン深層林を先にしている人が当然多い)、道なりに大型モンスターが徘徊している作りなので、それを倒しつつ進めば、自然と経験値稼ぎやエリアポイント稼ぎになりそうだ。
冒険の前には「レスタニアニュース」でワールドクエストをチェックしよう
このように、パーティーを組んでのレベル上げでは「適したエリアに行ってワールドクエストをこなす」というのが基本となる。
だが、注意すべきは「ワールドクエストは出現する期間」があり、同じ内容でも違ったモンスターが出現することもあるし、そもそもワールドクエストが発生していない期間もあるということ。
例えば印象深いのは、ダウ渓谷でのレベル上げセオリーのひとつ「騒乱のエイプ達」。これはクエストによってドレッドエイプが1匹のときもあれば、かなり高レベルなドレッドエイプが2匹のときもある。平均レベル低めのパーティーで2匹のときに挑んでしまうとなかなか苦労することになる。
そういうこともあるので、パーティー募集前にまずはレスタニアニュースをチェックして、どのエリアに行くのが良さそうかをチェックしておくのが大事だ。
同時に「DDON」側でも、レスタニアニュースがより把握しやすく、出現するモンスターの変化などもより伝わりやすいようにブラッシュアップして欲しいところもある。今後の進化に期待したい。
エリアランクアップのためにも、様々なエリアでレベル上げをしておこう
レベル上げをしていく中で様々なエリアの「エリアランク」を高めていくことも非常に重要となる。
エリアランクを上げるためには、ワールドクエスト等を達成して手に入るエリアポイントが一定量必要だ。だが、レベル上げの中でもワールドクエストはたくさんこなすので、ある程度まではランクアップできる。
例えば、別のエリアに入るための許可をもらえるランクになるまでだと、ほとんどはレベル上げで稼いだポイントでのランクアップ、そこからのエリアランク試練クリアで達成できる。そのためにも、いろいろなエリアでレベル上げをするのがオススメだ。
レベルがすっかり上がってから、全然行ってなかったエリアのエリアポイントを稼ぐという順序になるとちょっと手間がかかってしまう。特に、エリアランクの達成が他のエリアに行くための条件となっていて、それが満たせていない場合は困ってしまう。
例えば、「シーズン1.1」の新エリアである「ディナン深層林」や「バートランド平原北部」に行くには、それぞれ、その手前のエリアの「ミスリウ森林深部」や「バートランド平原」のエリアランクが高くないといけない。つまり、その両方のエリアでレベル上げをしつつ、自然とエリアランクが高まっていることが望ましいというわけだ。
なお、特定のエリアランクで発生し、次のランクアップのためにクリアしなければならない「エリアランク試練」のクエストは以前だとなかなかやりづらいものだったのだが、「シーズン1.1」ではワールドそれぞれに目的別表示が加わったので、だいぶやりやすくなった。
エリアポイント稼ぎ、ブラッドオーブ稼ぎ、ジョブ修練はどうする?
「DDON」においては、ジョブレベルを上げるという以外にも、やっておきたいことが3つある。それは、「エリアポイント(AP)稼ぎ」、「ブラッドオーブ(BO)稼ぎ」、「ジョブ修練」だ。ただこの3つ、現状では結構悩ましいものになっている。
というのも、エリアポイントは前述のようにレベル上げによってある程度は高められるが、エリアマスターからもらえる支援品、特に印記章が欲しい場合には、レベル帯と合わずともそのエリアのクエストをこなしてのポイント稼ぎが必要になるからだ。
また、竜力の継承によって能力を高めるのに必要な「ブラッドオーブ」稼ぎと、ジョブのスキルやアビリティのレベルを高められるようにする「ジョブ修練」はなかなか悩みどころ。ブラッドオーブを持っているモンスターは決まったものが少なく、全般的には「ダンジョン内のモンスター」が所持している傾向が高い。また、ジョブ修練は大型・雑魚問わず、いろいろなモンスターを大量に倒すことになる。
どこらへんが悩ましいかと言えば、この3つはレベル上げと同時にはやりづらい、またはそれだけでは足りないことが多く、でも“パーティーでやった方が本当は効率が良い”というものなのだ。クランメンバーやフレンドを誘ってやれるのが1番いいが、大体の人はソロで黙々とやっていることが多いのではないだろうか。それは結構、単調というか、作業的になってしまって楽しくはない。
そうした経験値以外の稼ぎのことを考えると、実は本稿で紹介している現状でセオリーとなっているレベリング方法は、あまり“良い遊び方”ではないかもしれない。
楽しみながら、パーティーでレベル上げとともにAP、BO、ジョブ修練も稼げるのが理想的で、そのためには効率は悪くなるが、「そのエリアのモンスターを片っ端から倒し、ダンジョンにも入り、経験値もAPもBOもジョブ修練の課題も満たしていく」というやり方ができるようになると本当は望ましい。それこそ、気の合う仲間とチャットしつつぐらいで楽しめる方向だとより良い。
ただ、それを現状でやると非常に効率が悪い。効率を重視し、1番わかりやすいジョブレベル上げが重視された結果が、今のセオリーであり、同じワールドクエストをひたすらに繰り返すものが多い。さらに、その副作用として、AP、BO、ジョブ修練稼ぎは一人黙々とやっている人が多そうな、ちょっとした修行のような状態になっている。
この問題には、「ゲーム側から、もっと良い遊び方をしたくなるようなご褒美」を入れてもらうことが必要だろう。例えば、そのエリアのあらゆる場所を探索して大型モンスターも雑魚モンスターも全部を倒したら、ボーナスとして経験値、AP、BO、ゴールドがもらえるような仕組みがあってもいいかもしれない。もうひとつ、その中では突発的な遭遇があるとより楽しい。
プレーヤーとしては、冒険や探索の結果としてレベルなど諸々の能力が高まるような、旅するような巡り方のなかで、予想だにしない驚きや危機、ワクワクするような「冒険」を望んでいるはずだ。
それを自然と行なえるように、ゲーム内要素の追加であり報酬バランスをアップデートで調整して近づいていって欲しい。
課金のサポートコースを使いつつカジュアルに楽しむのも全然あり
根本的なところとして、“「DDON」との付き合い方”はどうするのがいい? というものがある。
もちろん人それぞれ、遊びたいように遊んでくださいとしか言えないのだが、人によっては、「DDONってヘビーに遊びこまないとダメ?オンラインゲームってそういうのが多いじゃない?」という気がかりもあるだろう。それに対しては「DDON」は気軽に楽しめば大丈夫なカジュアルなゲームだという答えになる。少なくともこれまでは。
基本無料のサービス形態なので、課金要素の存在も気になる人がいるだろう。冒険パスポートは30日間あらゆる基本的な要素が快適になるというものなので、がっつり楽しむ人、ヘビープレーヤーならぜひとも欲しいものだ。それこそ毎日プレイするなら、これだけでも入れておきたい。
逆にライトに楽しむという人には、「成長サポート」の存在は重要だ。パーティーを組んでレベル上げをするにしても、1パーティーあたりは長めでも2~3時間というところだろう。そこに「成長サポート」を使えば、得られる経験値は倍になる。
「シーズン1.1」からは成長サポート、報酬サポートともに「1時間×5個」という1時間区切りで使用できるものが用意されたので、より使いやすくなった。
もちろんサポートを使わなくたって良い。課金要素の大事なポイントである“時間を短縮したいのであれば使うもの”だ。ただ、パーティープレイの中でのアクションの楽しさであったり、メインクエストを中心とした世界観、友人と遊んだりといったあたりをカジュアルに楽しむのであれば、週に2、3回のプレイのとき、特にまとまった時間があるときにはサポートコースを入れると、楽しい部分だけを気軽に味わえるようになっている。ゲームデザインとしても、そういう遊び方が想定されているように思える。
ある意味、アーケードゲーム感覚にプレイの際にお金を入れて、短時間に集中して楽しむというものでも充分で、健全な楽しみ方、ゲームとの付き合い方、人生を犠牲にしない楽しみ方ができる。それは結構大切なことだ。筆者としては、そういう遊び方をオススメしたいところがある。
さてさて、ヘビーにやりこむにしても、カジュアルに楽しむにしても、実際に各種の課金要素を使うとどれぐらい変わるのかは気になるところだろう。まずは各要素の中でも特に注目ポイントを羅列してみた。
・「冒険パスポート」
保管ボックスの拡張、復活力制限なし、マイ拠点に設定したリム転移が無料、他の箇所もリム割引などなど、あらゆる面でより快適に遊べるようになる。プレイする頻度の高い人ほど、あった方がいいものだ。
また、ヘビープレーヤーにとっての注目どころは「エリアマスターの支援品が2倍」だろう。ストレートに言えば「印記章が2倍」になるのが大きい。
・「成長サポートコース」
これはもうメリットは説明不要。「ワールドクエスト・ボードクエストの報酬経験値2倍」、「敵から入手できる経験値2倍」、「ワールドクエスト・ボードクエストの報酬エリアポイント1.5倍」というわけで、これを入れつつレベル上げをすれば、レベルアップもエリアランクアップ・ポイント稼ぎも遥かに楽になる。
・「報酬サポートコース」
上記2つと違って、ちょっと活用どころに悩むところがある「報酬サポートコース」。ワールドクエスト報酬、敵からのドロップアイテム報酬、採取・採掘・伐採・宝箱からのアイテム獲得など、主にアイテムに関わる報酬が2倍になるというもの。注目どころは「ブラッドオーブ1.5倍」で、ブラッドオーブ稼ぎに各ダンジョン巡りをするときに使うと結構大きいものだ。
というわけで、冒険パスポートはプレイ頻度の高い人ほど「さすがにあった方が良いよね」というもので、成長サポートコースはカジュアルに楽しむ人ほど併用するのをお勧めしたい。もちろん、課金要素なので、使う、使わないは自由だ。報酬サポートコースはもう少し強い魅力が欲しいかなと感じるところもあるのだが、ブラッドオーブ稼ぎのお供に使えると嬉しい。
「DDON」はセオリーさえ知っていれば本当に気軽に遊べる!あなたもぜひレスタニアへ
今回はより具体的なレベルアップの道のりをまとめてみた。以前にお伝えしたようにこうしたレベル上げを「クイックパーティー機能」でさくっと組んだパーティーで挑めるのは手軽。煩わしさがなく、テンポ良くスピーディーに楽しめるのは「DDON」の大きな魅力だ。
ただ現状では効率を重視して組み立てると、どうしても歪な遊び方になってしまっているところがある。大型モンスター戦が揺さぶり一辺倒になりがちなところをはじめ、レベル上げにおいても同じことを繰り返す傾向にあるのは勿体ない。いち早くそこから脱却し“冒険”を楽しめるようになって欲しい。
それでも、アクション操作で戦える良さや、世界観、グラフィックス、大型モンスター戦での専用BGMなど、ゲームを彩る素材やベースは非常に良く、本稿で記した懸念に近い気持ちを持ちつつも、充分に楽しめているという人も多いはず。これからさらに進化していくのを楽しみつつ、課金要素とも上手く付き合いつつ、レスタニアの世界を楽しんで頂きたい。
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