ニュース

DMM.com、「エルダー・スクロールズ・オンライン」を2016年春サービスを発表

50万語以上のテキストをローカライズ、Win/Mac版で展開予定

9月17日~20日 開催(17、18日 ビジネスデー)

会場:幕張メッセ

入場料:当日 1,200円(税込)

 DMM.comは、ベセスダ・ソフトワークスと「東京ゲームショウ2015」のステージで、Win/Mac向けMMORPG「エルダー・スクロールズ・オンライン」日本語版を2016年春に配信することを発表した。サービス形式は基本プレイ無料、有料プレミアム会員向けサービスを予定している。

DMM.com取締役の東條寛氏
ゼニマックス・アジアのゼネラルマネジャー高橋徹氏
DMMラボエグゼクティブプロデューサーの松本卓也氏
DMMラボエグゼクティブマネージャーの白玲氏

 イベントの前には、DMM.com取締役の東條寛氏と、ゼニマックス・アジア(ベセスダ・ソフトワークス)のゼネラルマネジャー高橋徹氏が握手を交わした。高橋氏は「かなり膨大なプロジェクトになります。これからもDMMさんと力を合わせてやっていきますので、よろしくお願いします」と挨拶した。

 イベントでは「エルダー・スクロールズ・オンライン」のDMMラボエグゼクティブプロデューサーの松本卓也氏と、DMMラボエグゼクティブマネージャーの白玲氏が登壇し、ゲームの概要や、DMMが本作を運営することになった経緯を紹介した。

 「エルダー・スクロールズ・オンライン」は、ベセスダ・ソフトワークスが2014年4月北米で展開しているMMORPG。「スカイリム」や「オブリビオン」といったRPG「エルダー・スクロールシリーズ」と世界観を共有しており、広大な地域「タムリエル」が舞台となる。プレーヤーは大いなる脅威にさらされている世界で、「スカイリム」に勝るとも劣らない壮大な冒険を繰り広げていく。オンラインならではの協力して強大な敵に立ち向かう要素ももちろん盛り込まれている。

 さらに「エルダー・スクロールズ・オンライン」はRvRにも大きな特徴がある。プレーヤー達は3つの国にわかれ、凄絶な戦いを繰り広げていく。戦争には初心者も参加でき、勝つためには力を合わせるなどコミュニティが重要になる。カタパルトや破砕槌などの攻城兵器もあり、戦争の覇者は「皇帝」になれる。この皇帝は激しく入れ替わっており、北米では2,000人の皇帝が誕生しており、そのうち日本人プレーヤーも3人皇帝になった人物がいたという。

 「エルダー・スクロールズ・オンライン」は日本語でローカライズを行なってサービスしていく。50万語を越えるテキストがあり、現在は翻訳作業を進めている。北米でサービスされている内容をそのまま再現すべく準備をしていると松本氏は語った。会場では英語版を参考出展しており、プレイすることができる。Windows版だけでなく、Mac版も出展されているところも注目ポイントとのことだ。

 白氏は本作が日本でサービス決定になるまでの経緯を語った。2014年夏くらいに「エルダー・スクロールズ・オンライン」を日本でDMMがサービスしたい、という話から、繋がりを探し、ゼニマックス・アジアに連絡が取れたという。それから協議を重ね、2015年の初頭に北米まで行きプロジェクトがスタートすることができたとのことだ。

 「エルダー・スクロールズ・オンライン」は今後、オフィシャルページを通じて情報を発信していく。北米で発表されているムービーに日本語字幕をつけて配信も行なっていくという。松本氏は最後に「『エルダー・スクロールズ・オンライン』は圧倒的なボリュームを持つゲームです。これをDMMが皆さんの期待を裏切らないようにローカライズ、運営を行なっていきます。最高の状態でお届けできるようにしていくので、よろしくお願いします」と語った。

【「エルダー・スクロールズ・オンライン - 日本語版」 ティザーPV】

【エルダー・スクロールズ・オンライン】
DMMブースでは、参考出展となる英語版の試遊台が設置されており、コントローラでの操作も可能
開発スタッフによるゲームの紹介ムービーも

(勝田哲也)