「SCEJA Press Conference 2015」サードパーティー編

　ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは、今後のプレイステーションプラットフォームを盛り上げるタイトル、サービスを発表する「SCEJA Press Conference 2015」を開催した。

　本稿では、カンファレンスにて発表されたタイトルラインナップの中から、サードパーティーのタイトルを発表順に紹介していこう。

「For Honor」

　UBIからは代表取締役のスティーブ・ミラー氏が登場した。まずはE3 2015で発表された新作タイトル「For Honor」を紹介。騎士、バイキングに加え、第三の勢力「サムライ」が登場する。重厚な鎧武者が騎士たちと戦う姿には圧倒されるものがあった。発売時期は未定。

「アサシンクリード シンジケート」

　11月12日発売予定のシリーズ最新作「アサシンクリード シンジケート」。産業革命の熱気あふれる19世紀のロンドンが舞台となる本作からは、大型DLCとして「切り裂きジャック」のエピソードが提供されることが明かされた。

「龍が如く 極」

　セガゲームス取締役CCOの名越稔洋氏がまず紹介したのは、「龍が如く」シリーズ10周年記念作品「龍が如く 極」。10年前の初代作品をリメイク作品で、「錦山が豹変する真相」、「桐生と真島の因縁の始まり」など、「龍が如く O」で残された謎が明かされるような重要なエピソードを多数追加。おなじみのミニゲームなども多数収録し、初代作品の当時にはできなかったこと、やり残したことを描き切った作品になっているということだ。プラットフォームはPS4/PS3。発売は2016年1月21日。

「龍が如く6（仮称）」

　ナンバリングの最新作となる「龍が如く6」の制作も発表された。発売は2016年秋を予定しており、プラットフォームはついにPS4専用のタイトルとなる。TGS 2015では特設ブースの「龍が如くシアター」にて、「龍が如く6」の“超サプライズな情報”も発表するという。

「THE KING OF FIGHTERS XIV」

　最新作が2016年にPS4で登場となる。KOFシリーズの伝統を継承しつつ、従来の2Dグラフィックスから3Dグラフィックスに一新し、新たなゲーム性を盛り込んだ次世代の「KOF」となるということだ。

「ワンピース バーニングブラッド」

　バンダイナムコエンターテインメントからは執行役員の渡邉浩孝氏が登壇。同社の強みであるキャラクターコンテンツのタイトルから2タイトルを紹介。まず紹介されたのは「ワンピース バーニングブラッド」。プラットフォームはPS4/PS Vitaとなる。ワンピースの魅力である熱いバトルにフォーカスし、悪魔の実の能力者同士の駆け引き、特にPS4版では氷や炎などのエフェクトもリアルに再現して迫力のあるバトルが楽しめるということだ。本作の開発はスパイク・チュンソフトが担当する。

「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フォース」

　アーケードでも好評な「エクストリームバーサス」シリーズがPS Vitaにも登場する。オリジナル要素に6機のMSを選んでオリジナル部隊を編成し、3小隊＋戦艦の7機を率いて戦う「大規模部隊戦」を搭載。原作再現のバトルを楽しむモードなどもあるとのこと。発売は今冬を予定している。

「仁王」

　コーエーテクモゲームスからはシブサワコウ氏が登壇し、3タイトルを紹介。なかでも注目はやはり、シブサワ氏の「2005年の発表から苦節10年。ようやく卒業する見込みが立ちました!」という言葉に会場から自然と拍手が起きた「仁王」だ。PS4専用タイトルとして2016年に発売予定となる。

「討鬼伝2」

　共闘ゲームのひとつとして好評を博した「討鬼伝」の最新作が登場する。「討鬼伝2」では、オープンワールドハンティングアクションとして、フィールドをひと続きのマップで表現する「オープンワールド」システムを採用している。PS4/PS3/PS Vitaにて、2016年発売予定とのこと。

「三国志13」

　歴史シミュレーションシリーズ最新作、PS4/PS3「三国志13」は、30周年記念の日である12月10日に発売予定。

「WORLD OF FINAL FANTASY」

　モンスターを仲間にして冒険する異色のファイナルファンタジーとなる「WORLD OF FINAL FANTASY」。レェンとラァンの姉弟が失われた記憶にたぐりよせられ、小さき者が住む不思議な世界「グリモワル」を訪れる。失われた過去を取り戻していく。PS4/PS Vitaにて2016年発売予定。

「スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-」

　スクウェア・エニックスとトライエースによるSFとファンタジーが融合したRPGシリーズの最新作。アクションゲームのような手触りと戦略性を併せ持つシリーズ伝統のリアルタイムアクションバトルが、シームレスバトルに進化している。PS4/PS3にて、2016年2月25日に発売予定。

「SaGa SCARLET GRACE」

　昨年末に制作が明かされていたサガシリーズの完全新作のタイトルがいよいよ明らかに。タイトル名は「SaGa SCARLET GRACE（サガ スカーレット グレイス）」。「サガ」シリーズならではの、複数の主人公による重層的なシナリオ展開で、他には類を見ない自由度の高さとテンポ良い戦略的なバトルを実現しているということだ。PS Vitaにて2016年発売予定。

「KINGDOM HEARTS HD 2.8 Final Chapter Prologue」

　「KINGDOM HEARTS 3D[Dream DropDistance]」のHDリマスター、完全新作のHDシアター「KINGDOMHEARTS χ Back Cover」、そしてシリーズ最古のショートエピソードを映像化したという「KINGDOM HEARTS 0.2 Birth by Sleep A flagmentary passage」の3作品が入ったパッケージが登場する。プラットフォームはPS4、発売時期は未定となっている。

「初音ミク Project DIVA Future Tone」

　アーケードにて好評稼働中のリズムアクションゲーム「初音ミク Project DIVA Arcade Future Tone」がPS4に登場する。発売時期は2016年を予定。

「いけにえと雪のセツナ」

　スクウェア・エニックスより、E3 2015にて新作RPG作品のプロジェクト「Project SETSUNA」として紹介された、Tokyo RPG Factoryが開発を担当するタイトル。正式タイトル「いけにえと雪のセツナ」、プラットフォームはPS4/PS Vitaで、2016年初頭に発売予定とのことだ。

「十三機兵防衛圏」

　アトラス×ヴァニラウェアによる新プロジェクトが公開。プラットフォームはPS4/PS Vitaで、発売時期は未定となっている。

「バイオハザード アンブレラコア」

　バイオハザードシリーズプロデューサーの川田将央氏が登壇して紹介したのは、ユーザー同士の対戦をメインにした完全新作「バイオハザード アンブレラコア」。中近距離を主眼におき、エイムやカバーアクションにアナログ入力を導入。メインとなる「ワンライフ・マッチ」ルールではあえてリスポーンを廃し、プレーヤーの緊張感と試合のテンポを高めているという。プラットフォームはPS4、発売は2016年初頭を予定している。

「イグジストアーカイヴ -The Other Side of the Sky-」

　スパイク・チュンソフト×トライエースの新RPGプロジェクトは、「死」に弄ばれる若者達、その群像劇を描いた現代ファンタジーアクションRPG。PS4/PS Vitaにて12月17日発売予定。

「NEW ダンガンロンパ V3 みんなのコロシアイ新学期」

　ダンガンロンパシリーズの最新作がサプライズで発表。「新たなる学園?」、「新たなるコロシアイ?」というキーワードのほか、新システムと思われる「議論スクラム」では、画面を三分割した三つ巴のような議論の様子が映し出されていた。そして最後には「and more……」として、ほんの一瞬何か気になる映像もあった。プラットフォームはPS4/PS Vita。発売時期は未定とのことだ。

「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」

　カンファレンスのタイトルラインナップ、最後にはドラゴンクエストシリーズの生みの親、ゲームデザイナーの堀井雄二氏が登場した。最大4人同時のマルチプレイを実現し、PS4/PS3/PS Vitaにて、2016年発売予定の「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」では、主人公や世界観を前作から一新。シナリオや新キャラクターの設定、声優陣のキャスティングともに完了し、順調に開発は進んでいるとのことだ。

「ドラゴンクエストビルダーズ　アレフガルドを復活せよ」

　竜王によって荒廃してしまったアレフガルドの地を奪還し、復活させていく“ブロックメイクRPG”という新ジャンルのタイトルとなっている「ドラゴンクエストビルダーズ　アレフガルドを復活せよ」。プロモーションビデオが初公開されたほか、発売日が2016年1月28日に決定。TGS2015ではちょっと変わった体験コーナーを設けているということだ。