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【スマホアプリ今日の1本】激戦区に挑む女子校アクション「バトルガール ハイスクール」
活き活き動くLive2Dと本格「ぷにこん」アクションで攻める意欲作
(2015/5/4 00:00)
アイドルや美少女がテーマのゲームは、モバイル市場でも激戦区である。「アイドルマスター」や「ラブライブ!」といった巨塔を筆頭に、「ガールフレンド(仮)」、「Tokyo 7th シスターズ」、「スクールガールストライカーズ」、「アイドルクロニクル」などなどなど……数え上げればきりがない。
美少女系の新作が配信されるというのを目にする度、「こんなレッドオーシャン中のレッドオーシャンに参戦するなんてよほど自信がないと……」と思ってしまうのだが、ここへ来てコロプラが「バトルガール ハイスクール」というタイトルを引っさげて参戦した。
「バトルガール ハイスクール」は、侵略者「イロウス」と戦う女の子「星守(ほしもり)」たちの通う学園に赴任した教師となり、女生徒たちと汚染された大地の奪還を目指すという学園アクションRPG。ゲームは女生徒とコミュニケーションを行なう「学園パート」と、「イロウス」と戦っていく「バトルパート」の2つを交互にプレイしていく。
本作の良い点は2つ。まずは、「バトルパート」の3Dアクションが本格的ということ。この手のアイドル系のゲームは女性キャラクターとのコミュニケーションに重きを置くため、他のゲーム要素が簡素化されていることが良くあるのだが、本作では「バトルパート」のアクションをがっつり楽しませるようなものになっている。
本作では「白猫プロジェクト」で初めて採用されたコロプラ独自のUI「ぷにこん」が搭載されており、移動、攻撃、回避を「ぷにこん」1つ、つまりアクションすべての操作が指1本でまかなえる。
面白いのは攻撃時のコンボの繋ぎ方で、ぷにこんの動作に合わせてタイミング良くタップしていくことでコンボ数がカウントされていき、数が重なると攻撃力も上がっていく。
コンボを続けていけば自動で必殺技が発動するほか、途中でフリック操作による回避を挟むことができる。プレイに慣れれば、敵の攻撃を見切って回避して、そこから再度コンボを続けるということも可能だ。実際にやってみるとかなりテクニカルなのだが、極めるほど爽快な立ち回りが可能なので、手応えはかなりある。
そしてもう1つが、「学園パート」における女の子たちの存在感だ。会話の場面では少女たちはLive2Dで表現されるのだが、このLive2Dが実際良くできている。単なる表情の変化だけでなく、まばたき、顔の角度、視線の移り変わり、仕草の変化などを細かく組み合わせることで、活き活きとしたキャラクター表現を実現している。少女たちがかわいさを振りまくこうした表現も、本作の大きなウリの1つとなっている。
女の子たちはかわいいし、バトルはバトルでしっかり楽しい。「学園パート」と「バトルパート」の2つのパートが両方とも良いバランスで仕上がっているので、今後が非常に楽しみなタイトルだ。
(c)COLOPL, Inc.