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【特別企画】5機種が出揃ったiOS用ゲームコントローラーはどれがオススメ?

5製品の手触り、使い心地をチェック!

5製品の手触り、使い心地をチェック!

 今回取り上げた5製品について、その使い心地をチェックしていく。それぞれに特徴があるので、購入の際の参考になれば幸いだ。

SteelSeries Stratus

3月に発売された、非常に小さいタイプ。しかし性能自体は他の製品に劣っていない

メーカー:SteelSeries
価格:7,800円(税別)

 超コンパクトでポケットにも楽々入るサイズで、持ち運びに便利なMFiコントローラー。ボタン側に透明カバーをつけることができ、カバンに入れた際にもガードしてくれる。

 しかもゲームをプレイする際は、カバーを本体裏側に取り付けることができ、厚みが出ることでゲームパッドが持ちやすくなる仕組みになっている。ゲームパッド本体は小さいので両手で覆い被せるようにして持つようになり、操作しにくそうに見えるが、普通にプレイした感じでは違和感はそれほどない。

 難点はLRボタンで、本体が小さいためにボタンを押す部分が指から見れた奥の方になってしまうため指が短いとやや押しにくさを感じるが、慣れてしまえば問題がなさそうなレベルでもある。また、電源は充電方式で稼動時間は10時間しか持たないが、外でゲームをしまくらない限りは余裕で持ちそうだ。
 本製品はなんと言ってもコンパクトで、外でiPadを使ってゲームを遊びたいときには重宝する。なお本体カラーは白と黒の2種類が用意されている。唯一の不満点は、ゲームパッド本体が小さいことも影響して、価格が高く感じてしまうことだろう。

SteelSeries Stratus XL

Stratusが大きくなり、コンソールゲームサイズになった

メーカー:SteelSeries
価格:8,400円(税別)

 SteelSeriesのコンパクト版「Stratus」に相反して、重量級のMFiコントローラー。単3電池を2本内蔵されていることもあり、ズッシリとした持ち心地。見た目はXboxコントローラーに近いが、アナログスティックの位置や手触りはPlayStationのDUALSHOCKコントローラーに近く、手にしっくりとなじむ。

 またボタンや凹型にデザインされたアナログコントローラーの操作感もいい感じだ。2つあるLRボタンは感圧式のようになっていて、特にL2・R2ボタンはバネの反発を感じながらジワーッと押し込むことができる。今回取り上げる中でも1番重たいゲームパッドなので長時間のプレイでは手が疲れそうではあるが、ズッシリとした感触が好みの人向けだ。

Micro C.T.R.L.i

「C.T.R.L.i」のミニ版。実際には中くらいの大きさといったところ

メーカー:マッドキャッツ
価格:4,980円(税別)

 マッドキャッツからも大小2種類のMFiコントローラーが販売されている。こちらは小さいタイプの方で、下記の「C.T.R.L.i」よりもひとまわり小さくなった印象。ただし製品名のように決して “マイクロ”とは言えず、今回のゲームパッド比較の中では、中くらいのサイズだ。

 ボタンもアナログコントローラーもひとまわり小さくなっているが、それによって操作しづらくなることはなく快適。軽くて小さいタイプが好みの人には良い。アナログボタンの配置が横並びではなく、Xboxコントローラーのように、左斜め上と右手前に配置されている。家庭用ゲーム機のコントローラーなどに慣れている人なら、操作に影響はないだろう。

 また、マッドキャッツのコントローラーにはトラベルクリップが付属されていて、これを使うとゲームパッド本体にiPhoneを取り付けられる。もちろんiPhone 6 Plusも取り付けも可能だ。しかもゲームパッドが小さいこともあって、iPhone 6 Plusがさらに大きく見えてくる。なお、iPhone本体をハンドルのように傾けて操作する「アスファルト8」では、ゲームパッドを傾けると、それに合わせてハンドル操作も反応してしまう。プレイにさほど影響は出ないのだが、気になる場合はゲームの操作設定を変更すると良いだろう。

C.T.R.L.i

「C.T.R.L.i」シリーズは端末を挟み込めるオプションパーツがあるのが特徴

メーカー:マッドキャッツ
価格:5,980円(税別)

 マッドキャッツの大きい方のゲームパッド。本体の中に単4電池が2本入るので、持つとズッシリとくる。ボタンもアナログコントローラーも家庭用ゲーム機のコントローラーなみの大きさで、慣れている人ほど操作しやすい印象だ。

 こちらにも付属のトラベルクリップでiPhone 6 Plus本体を取り付けられる。iPhoneとゲームパッドが一体となった感じでいいのだが、その分、重量も増えてかなり重い(電池を含めて約275g)。長時間のプレイでは手や腕が疲れてしまう可能性があるので、その点は要注意だ。また、マッドキャッツのゲームパッドには、専用のアプリ「C.T.R.L.i」が用意されていて、ゲームパッドのバッテリー残量や対応ゲームがわかる。ほかにもゲームパッドのボタンの感圧レベルやアナログコントローラーを倒した方向が数値で表示され、チェックできるようになっている。

専用アプリによって、動作確認や電池残量などを見ることができる

HORIPAD

軽くて使いやすくて充電式。端末を立てかけられるスタンドも付属していて、至れり尽くせり!

メーカー:HORI
価格:7,980円(税別)

 家庭用ゲーム機のコントローラーを以前より制作・販売している老舗メーカーが作っただけあって、完成度は非常に高い。本体の形状も大きさもDUALSHOCKシリーズに似たものになっていて、がっしりと持つことができ、操作もしやすくボタンも押しやすい。

 アナログコントローラー部分は凹んでいて、しかも指のズレを防ぐ突起もあるため、操作中の指が滑りにくくなっている。また持った感触は、ほかの同等のサイズのゲームパッドに比べて軽量な印象だ。家庭用ゲームのコントローラーに慣れていて、家で使うなら断然にオススメ。また、電源もMicroUSBの充電方式で、電池がなくても使えるのが便利なところだ。付属品としてiPhone/iPad本体を立てかけてゲームができるスタンドも用意されていて、至れり尽くせりとなっている。

(川村和弘)