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TGS2014基調講演にミクシィ森田仁基氏がサプライズ登場!

「モンスターストライク」北米&韓国に進出決定。Googleとの協力体制も明かす

9月18日~21日 開催(一般公開日 20日~21日)

会場:幕張メッセ1~9ホール

入場料:
前売り 1,000円
当日 1,200円
小学生以下無料

 東京ゲームショウ 2014の基調講演第2部では、GoogleのRegional DirectorでGoogle Play Asia-Pacific&Engineering DirectorのChris Yerga氏が登場し、Google Playでの近況や技術デモを披露した。

 講演の中では飛ぶ鳥を落とす勢いのヒット作となっているiOS/Android「モンスターストライク」で話題となっているミクシィ代表取締役社長の森田仁基氏がサプライズ登壇した。会場では森田氏への質問形式で「モンスターストライク」の秘密が語られていった。

基調講演第2部を担当したGoogleのRegional DirectorでGoogle Play Asia-Pacific&Engineering DirectorのChris Yerga氏。Google Playの近況などが語られていった

ミクシィ代表取締役社長の森田仁基氏
「モンスターストライク」の北米、韓国進出も発表された

 まず森田氏から語られたのは、「モンスターストライク」のコンセプトについて。「モンスターストライク」はその場にいる友だちと協力している遊べるゲームシステムが特徴となっているが、これはSNS「mixi」から継続してる“友達同士のコミュニケーション”という点と、オリジナル要素として“誰でも簡単に遊べること”という点の2つを意識して開発されたという。

 また本作はGoogleと協力して制作されていることも明かされ、クラウドでゲームデータを保存するシステムはGoogleのものを使っていたり、ローンチ後のプロモーションではファミリーレストラン用にマルチプレイを訴求する広告やGoogle Playカードを購入することでアイテムを付与するなどの施策もGoogleとの協力体制のもと行なわれている。

 そのような施策もあり、「モンスターストライク」はiOS版よりもAndroid版の方が売上が高いのだという。

 なお「モンスターストライク」の海外展開としては、5月に台湾で提供を開始している。海外への展開という試み自体がミクシィでは初のことだったが、台湾の市場が成長段階であること、また日本の文化が比較的受け入れられやすいことを受け、「身の丈にあった市場」として進出を決めたとした。

 会場では併せて、「モンスターストライク」を10月に北米、12月に韓国でリリースすることが発表された。台湾では「多人数で遊べること」の浸透に苦戦しており、ここが課題となっているそうだが、このシステムが北米や韓国でどう受け入れられるか、その今後に注目しておきたい。

(安田俊亮)