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【E3 2014】最新のハードで「ドラゴンボールの世界を体験」
「ドラゴンボール ゼノバース」インタビュー
原作の名バトルを最新のゲーム機で贅沢に表現
(2014/6/12 20:32)
バンダイナムコゲームスはE3会場にて「DRAGON BALL NEW PROJECT」、改め「ドラゴンボール ゼノバース」のプレゼンテーションとプロデューサーインタビューを行なった。
「ドラゴンボールゼノバース」はプレイステーション 4/3/Xbox 360向けに開発されているアクションゲーム。公式サイトには現時点ではバトルシーンを中心としたPVと、数点のスクリーンショットが公開されている。
今回はE3会場で、メディア向けのプレゼンテーションとプロデューサーの平野真之氏にお話を伺うことができた。まだまだ謎多きタイトルではあるが、今回明らかになった部分をお伝えしていきたい。
次世代機を使って「今までにない新しいドラゴンボール体験を実現したい」
平野氏によると、本作は「今までにない新しいドラゴンボール体験を実現したい。世界そのものを体験する」というのがコンセプトだという。「原作のキャラクター達が原作の名シーンを再現するといったことはもちろん、新しいドラゴンボールの世界観というのがあり、単純な原作再現には留まらないです」と話した。
その中で今公開できる範囲の情報として「まだ言えない様々な新要素もあるのですが、まずはちゃんと『バトルしてる』というのを見て欲しいです」と話した。
その言葉の通り、会場を訪れたメディア向けに紹介されたのは、「フリーザ」、「セル」、「魔人ブウ(純粋)」との実機でのバトルデモだ。
最新のコンソール機の性能と、HAVOKエンジンやYEBIS2エンジンでを使うことで、アニメで描かれていた「ドラゴンボール」のバトルシーンを美しく表現していた。特に「気」の表現が美しく、「これが今の技術を最大限に生かして、表現した最新のドラゴンボールなのか……」とうっとりとしてしまうほどだ。
デモを見ていると戦闘中のキャラクターの表情なども細かく描かれていて、グラフィックス表現はまさに次世代という印象だ。もちろん柱や巨大な岩などのオブジェクトはバリバリ壊れるので、アニメの表現を最新のゲーム機で、最新のエンジンを使って贅沢に表現していた。
水中での戦闘も再現されており、「ドラゴンボール」らしいダイナミックなバトルシーンが展開された。
また今まではバトルシーンとデモシーンの境目がわかりやすい事が多かったが、今作ではその境目がかなり滑らかになっているという。実際にデモを見ていても、どこからがバトルシーンでどこからがデモシーンなのかの境目はわからなかった。
ゲームシステムについては「操作はシンプルだけど戦略性が高いゲームシステム」と話す。例えばボタンの組み合わせで、コンボが何パターンもあったり、間合いを読んで必殺技をキャンセルするといった読み合いの要素もあり、シンプルだけど複雑な戦略を持ってバトルできるようになっているという。
開発を担当するのは過去に「ドラゴンボールZ」シリーズの開発を担当してきたディンプスで、格闘ゲームのノウハウなどもあるので期待して欲しいと話す。インタビューやプレゼンでも正体は教えてもらえなかったが、ミステリアスなキャラクターと、「近未来風の都市」という謎めいた要素もチラりと確認できた。
平野氏は「本作では新しいチャレンジをしています。謎めいたキャラクターや、次世代のバトルなど色々あります、今後徐々に情報が公開されていくので、そちらも楽しみにしていてください」とインタビューを締めくくった。